@MON PARIS

「わたしのParis空間で…」

ミキモトラウンジと"実録「逢いたい!」"

2007-05-30 16:42:28 | お菓子&パン
またまた先週の出来事ですが、
ノースキャロライナの滞在時ご一緒だったAさんと銀座で再会。
約2ヶ月ぶりの再会に積もる話も…、そんなときぴったりな空間なのは、
新しくなったMIKIMOTO Ginza 2内にある「ミキモトラウンジ」
ずーっと行きたかったカフェのひとつだったのでとっても嬉しい

こちらのスイーツはパークハイアットの元シェフパティシエ、
現在「オークウッド」オーナーパティシエである横田氏がプロデュースとのこと。
ちょっと話題のスイーツ、ようやくお味見に行けました!



ショコラとキャラメル



苺のミルフィーユ

こちらでは食器もすべてミキモトのもの。
白を基調とした雰囲気もとても優雅で時間がゆったりと流れます。

再会の経緯にはいろいろあり長くなるのですが…、
この数日前から私たちがNCでステイしていたホテルのスタッフDavidが
兄妹3人で日本を訪れており、到着した翌日は銀座でランチ&浅草案内、
ステイ最後のこの日はザ・ニッポンの居酒屋へご案内するなどしておりました。

実はDavidの亡きお母さまは日本人。
戦後すぐアメリカ人である夫とともに船でアメリカ大陸に渡り、
その後David含め11人の子供をもうけるも、
一度も祖国へ帰ることはなかったのだそう。
亡くなるその日まで「いつか日本に…」と夢を見ていた、
その遺志を叶えるため、また日本の家族へどうにか母のことを伝えたいと思い、
長く連絡の途絶えていた17歳年下の妹さんをあらゆる手段で探すも、
言葉の壁やタイミングなどでうまくコンタクトがとれないで
数年経っていたのだそうです。
(彼らは一切日本語は話せず、日本人ともほとんど接点がないのだそう)

そこへ偶然にも約20名ほど私たち日本人一同が数ヶ月も
彼が働くホテルに長期滞在…毎日顔を合わし、挨拶を交わしているうちに
ふとそんな話が飛び出し「手紙を訳してくれないか?」ということに。
そこで一緒にステイしていた奥様Mさん中心に「叔母様探し」が始まる…。
帰国後はMさんが東京近郊に住む叔母様と連絡を取ってくださり、
今回の日本での奇跡的な出会いへとつながる結果となったのでした

先々週の土曜日、双方が初ご対面の場に同席した私、
思わず涙を誘われるほどの温かい気持ちになりました。
叔母様はわずか2歳のときに19歳だった姉がアメリカへ渡り別れたまま、
面影すら覚えていない、その後両親も亡くなり連絡が途絶え、
忘却の彼方になりそうなこの時、
まさか遠い国から青い目をした甥・姪が自分を訪ねてやって来るなんて!
その戸惑いや喜びやさまざまな動揺の中、彼らを受け入れらていた姿や、
また彼らは初めて会う叔母様に母の面影を重ね、
確かな血縁を感じ感動していました。

長い長い時間と距離を超え、
家族の親交を深め合う姿は本当に心打たれるものが
最後の夜は私とAさんとDavidたちだけで食事に行ったのですが、
彼らから「本当にお世話になったから」と心のこもったプレゼントと
食事までご馳走してもらうことに…お連れした私たちはもう大慌て
そこへ彼らは「君たちは僕らのスリーエンジェルだから」と。
なんて素敵な言葉をくれるのかしら…とまた胸が熱く

今後も続けて日本の家族、友人と親交を深めていきたいと語ってくれた彼ら。
言葉の壁、文化の壁なんて何にも関係ないハートフルな気持ちにさせてくれた
優しいDavidたちにまた逢える日を今から楽しみにしたいと思います

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