リアス式読書日記(仮)

本好きのマヨネぽん酢が、読んだ本の感想をのらりくらりと書きます。よろしく!

2004年度ベスト本を決めてみようかな

2004年12月19日 | Weblog
今年ももう残すところあとわずか、なので、2004年に出版された本の中から個人的にベスト1を決めようと思います。
ベスト10とかベスト3とかじゃなくって、ベスト1なのです。たった一冊なのです。だって、順位とかつけるのも偉そうですし、悩みますし。というか、ベスト10とか挙げられるほど今年に出版された本読んでいないのでした。

まずは候補作。

『川の名前』川端裕人
『膚の下』神林長平
『ソラリス』スタニスワフ・レム
『奇術師』クリストファー・プリースト
『象られた力』飛浩隆
『スペシャリストの帽子』ケリー・リンク

『川の名前』は小学生の男の子三人組が、夏休みの課題で川の自然を観察する小説です。これはいい本ですよ。でも、HPとブログをつくる前に読んだので、思い切って候補から外そう。
同じ理由で、『膚の下』も外そう。これも、創造主をテーマにしたいい本なんですけどね。

それから、飛浩隆は私の一番好きな作家なので、あえて『象られた力』は外そう。やっぱり少しは客観的に決めなきゃね。好みは排除しなければなりません。

『ソラリス』は文句なしの名作なのですが……、一度違う翻訳で出版されているんですよね。だから、外します。それから『スペシャリストの帽子』はとても味のある短篇集なんですが、なんとなく外そう。適当? でも、この小説は私が誉めなくても、他の人がたくさん誉めてくれると思います。いい本ですよ。

さて、最後に残った『奇術師』が2004年度マイ・ベスト本……かと思いきや。いま読んでいる飯嶋和一『黄金旅風』という歴史小説が今年の本なのです。しかも、これもいい本なのでした。
なので、これを読んでから決めよう。『奇術師』と『黄金旅風』の一騎打ち!
大晦日までには決めようかな。それまでには、まだ何冊か今年出た本を読むかも知れませんし。

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5 コメント

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全然知らない本ばかりだ (てくり)
2004-12-20 09:11:14
ここに挙げられている候補作、呼んだことがないものばかりです。

あ、「ソラリス」はあるけど、これ、例の完訳版でしょ。昔のしか読んだことないんですよね。

あと、『象られた力』は、題名を聞いたことがあるだけ。ブログで感想を読むと、面白そうで興味はあるんでけどね。



私は、今年のベスト本、決められないなぁ。

全然、読んでませんもん。

変換ミス (てくり)
2004-12-20 09:12:38
すいません。

漢字変換ミスしました。



呼んだことがない>>読んだことがない

です。



呼んでどうする!

私もあんまり読んでないな (マヨネ)
2004-12-20 20:03:06
私も出た本をすぐに読むことって少ないんです。

候補作に挙げたものが、実は私が読んだ2004年の本のすべてだったりして。

そんな情報量でベスト1決めちゃっていいのかな~。
最新作って私もあんまり読まないかも (くろにゃんこ)
2004-12-21 00:19:07
この記事を見て、私も自分の読んだ本を振り返ってみたんだけど、2004年に出版した本は、数えるほどしかなかったです。

自分の中での候補作はテリー・ビッスン「ふたりジャネット」コニー・ウィリス「犬は勘定にいれません」かな。

「川の名前」は読んでみたい本リストに入ってるんですけど、まだ未読。
犬は勘定を払えません (マヨネ)
2004-12-21 23:17:00
おお。

『ふたりジャネット』と『犬は勘定にいれません』ですか。

両方とも読んでみたかった本です。特に、短篇好きの私は『ふたりジャネット』は読まなくては。