スポーツは面白い。子供の頃、水泳の大会に出ていたことがあって、水泳選手の気持ちがほんの少しわかる。
水泳は、早く泳ごうと思うと、力んでしまうので、全然良いタイムが出ない。
勝とうとすればするほど、身体がうまく動かない。
どのスポーツもそうなのかもしれないけど、、、
若い時は無欲なので、少しの才能があると、ビックリするくらい早く泳げることがある。
だけど、水泳はそこからが大切。
どうすれば、早く泳げるかがわかっていても、、負けず嫌いの欲が、邪魔をしてしまう。
そう、これもまた、メンタルの問題。冷静さが大切、自分を客観的にみれるようになるまで、楽しく早く泳げるようになるまで、時間がかかる。
公介君の若い時は、無敵の泳ぎだった。そう、頂上を早くに見すぎてしまったんだ。
少しの油断で、ケガをして、メンタルやられて、立ち上げれなくなったのかも。いや、たぶん、いろんなことがあったんだと思う。
決勝まで、残れたと、言ってきれいな涙を流せる今の萩野君は、金メダルをとっていた頃の萩野君より、よっぽど、かっこいい、と、思う。
優勝して流す嬉し涙、負けてしまって流す悔し涙と、涙の意味には、いろいろあるけど、
「絶対金メダルとります」とか、言わず、「もう一度、泳げることが、幸せです」と、言って流す萩野君の涙は、深くて、透明度高く、グッとくるなぁ~
もう、勝ち負けなんか、どうでもいいんです。