さよなら、私の股関節なんて、エッセイでも書けそうなタイトルで、、、
耳にピアスをするのだって、嫌だった私が、持って生まれてきた股関節を手放すなんて、考えただけでも、悲しすぎる。
たとえば、病気になって、その部分がもう、使い物にならないなら、しかたない。
しかし、私の股関節は、まだまだ、普通に十分、頑張れた。ただ、骨の角度がおかしくなってしまっただけで、
捨てられてしまうなんて、、、と、思っていたら、
先日、診察に行ったとき、私の股関節を有効活用したいので、同意書にサインをしてほしいとのこと。
研究に使うのか、他の人に移植するのか、それはわからないけど、とにかく、活用していただければ、それにこしたことはないので、即サイン。
しかし、手術前の同意書は、たくさんありすぎて、ほとんどなにに、同意したか覚えていない。
なにか質問ありますかと、聞かれても???
それがないと手術できないというので、もう、まな板の上の鯉状態。
人工関節を見せられて、これを移植しますと、言われると、その金属の冷たさにドキ、
これが私の一部になると思うと、ゾッとする。
「私が死んで、火葬したとき、この金属は、燃えないで残っているんですか?」と、先生に聞くと
「そうですね。残りますね」と、
なんだか、それを、家族に見られるのも、恥ずかしい。でも、もう、死んでるから関係ないか。
とにかく、ここまできて、後戻りできないので、無事に手術が終わることを願うばかりです。