メイおばさんの料理帖

「メイおばさんの宝箱」からはみ出してしまった料理や食べ物や食文化のお話を世界のいろいろな場所から楽しくお届けします。

簡単おすすめクリスマスクッキー

2016-12-16 22:37:56 | レシピ

「簡単、きれい、おいしい」と3つ揃ったこのお菓子

メイおばさん、なにかという焼いていますけれど

実は一番似合うのはこの季節。

 

何かといえば「クラビエデス」というギリシャのクッキーです。

まるで粉雪が降ったようなクッキーです。

今年もまたたくさん作りました。

 

そして、今年が今までで一番よくできました。

なぜって、ある悩みが解決できたんですもの。

 

「簡単、きれい、おいしい」はいいのですが

ひとつ悩みがありました。

 

オリジナルのレシピ通りに作るとどうしても外側が固くなるのです。

それでも、がぶりと噛んでしまえばあとはふっくらと美味しさが口の中いっぱいにひろがります。

「メイ、この間の固いクッキー、おいしかったよ。」

 などと喜んでいいやら、がっかりしていいやらの言葉をいただいたりもして、、、、、(笑)

 

けれども、見た目は同じ、味は同じでも、優しくソフトに仕上がる方法がわかりました。

単純なことですけれど、バターを規定の量よりたくさん入れるのです。

 

「ソフト版」のレシピをご紹介します。

形は真ん丸でも、玉子型でも、三日月型でもご自由に。

 

百均あたりできれいな紙の箱を買ってきて

中にふわふわカラーペーパーなどしいてから

クッキーを並べ入れ

上から茶こしで粉砂糖をパラパラとふりかけたりもすれば

なかなかクリスマスらしいプレゼントにもなりますよ。

 

必要なものはたったこれだけ。

 

□バター1箱+4分の1箱 (この4分の1で柔らかく仕上がります。メイおばさん次は3分の1パージョンを試してみるつもり)

 

□砂糖 1カップ

 

□卵黄 1個

 

□プランディー 大匙1杯

 

□小麦粉 3カップ

 

□ベーキングパウダー 小さじ半分

 

□  粉砂糖 たっぷり

 

作り方だって1、2、3、4で終わりです。

 

1.バターを溶かしたところに、お砂糖1カップ、卵黄1個とブランディー大匙1杯を加えふんわり混ぜます。

お砂糖は普通の白砂糖でもグラニュー糖でもいいですが、ふるいで濾して入れてくださいね。

 

2.小麦粉を3カップとベーキングパウダー小匙半分をふるいながら加えて、まぜればもうタネのできあがり。

 

3.これを好きな形に整えて、クッキングシートを敷いた天板の上に並べて、170度で20分。

 

4.焼き上がったらまだ熱いうちに粉砂糖をまぶします。

お皿に盛り付けたらまた粉砂糖の雪を降らせるとなお綺麗!

 

 

胡桃やアーモンドやピーナッツを刻んで混ぜ込むのもお勧めです。

メイおばさん、この日はハワイで買ってきたマカダミアナッツのパウダーを加えてみました。

どんなナッツとの相性も抜群です。

クリスマスクッキーと名付けたいぐらい

これからの季節のぴったり!!

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エッグノッグはちょっと苦手ですが、、、

2016-12-14 00:31:37 | 食文化

先回のグリュワインのほかにも

とりわけアメリカでは、「ああ、クリスマスだなあ」と思わせる

ある特別な飲み物があります。

 

毎年この時期になると、急上昇する検索ワードにもなる「ある特別な飲み物」とは?

 

答えは「エッグノッグ」です。

私たちにはまだ馴染みの薄い「エッグノッグ」とはどんなもの?


一言で言えば、ちょっとクリーム色がかって
ちょっとどろりとしていて
何やら薬草や香草を思い起こさせる不思議な香りがする
甘い甘いミルクのようなもの。


けれども
「なあんだあ、単なるドロドロ甘いミルクじゃないの。」などと
あなどったら大間違い(笑)。

欠かせないのは
ウィスキーやブランディーやラムなどのお酒と、ある特別なスパイスです。
ま、一言で言えば、「卵酒」(笑)?

ワシントンDCでクリスマスを過ごす時は
いつも郊外の友人の家に仲良し3カップルが集まってから
クリスマスディナーに出かけます。

クリスマスディナーに出発する前に
こんな「儀式」が始まるのはいつものこと。

「メイ、今日は『エッグノッグ』だよ。
 クリスマスだからね。」

カウンターの向こうからティムが言います。



身を乗り出している私の前で
彼がひとつひとつ得意げに説明をしてくれます。

「まずエッグノッグを入れて、、、」



「それからバーボンを入れて、、、」
「最後にこれを入れるのさ。」
と、取り出したのは、まあまあいったいなんでしょう。


これ、ナツメグの実なんですって。

小さな瓶に入ったパウダー状のナツメグはいつも使っていましたけれど
その大元がこんな硬い身だとは知りませんでした。

この固い実をすりおろします。


エッグノッグのあの薬草のような香りの正体はこのナツメグだったわけ!

はい、これが「エッグノッグ」です。

ティムが言います。

「これをつまみながら飲めば、気分はクリスマスさ。」

ピーカンナッツです。

 

お酒抜きのエッグノッグは何もこの季節に限らず

スーパーの牛乳売り場に並んでいます。

 

成分は

「牛乳、クリーム、砂糖、スキムミルク、卵黄、塩、スパイス、ターメリック(着色用)」


実は、我が家の冷蔵庫にも
誰かさんがいつも買ってきてしまいこんでます。

そしてお酒を加えずに飲んでます。



それにしても、こんな甘ったるいもの
大の男が昼間から飲んじゃっていいんでしょうかねえ(笑)。


クリスマスは好きですが

エッグノッグは甘すぎてちょっと苦手なメイおばさんです。

 

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グリュワインの季節

2016-12-11 21:56:01 | グルメ

もうい~くつね~ると~

く~り~す~ま~す~

 

とメロディーをつけて歌いたくなるぐらいに

時がどんどんと過ぎてクリスマスに近づいていきます。

こればかりは、「待って~!」と言っても止められない(涙)。

 

友人たちが6人そろって、銀座ランチの後に

歩行者天国を歩きました。

 

どこのカフェも満席な中で、ラッキーなことに

メイおばさんの大好きなカフェが6席空いていました。

 

ここの空気が大好きです。

ここの落ち着いたレトロな雰囲気が好きです。

銀座六丁目、教文館ビルの4階にある「教文館カフェ」です。

 

注文したのはこの時期だけの「クリスマスワイン」です。

クッキーまたはシュトーレンが添えられてきます。

 

暖められたホットワインはなんだかとても懐かしく

心がふんわりと暖められます。

 

「グリュワイン」と呼ばれるこの季節物のワインは

赤ワインにシナモンやクローブなどの香辛料とオレンジやレモンを入れて

暖めて飲むもの。

 

これ、別に春に飲んだって、夏に飲んだって、秋に飲んだっていいのですが

やっぱりクリスマスが近づくこの時期に飲んでこそ

 

「ああ、クリスマスだなあ。」

「ああ、今年も終わりだなあ」

 

と、ちょっとセンチメンタルになるのです。

 

もうひとつ、「ああ、クリスマスだなあ」とため息をつきたくなってしまう

ある特別な飲み物があります。

 

毎年この時期になると、急上昇する検索ワードにもなる「ある特別な飲み物」とは?

それについてはまた明日。

 

メイおばさんはちょっと苦手ですけれど

アメリカの友人たちは言います。 

「これを飲まなきゃクリスマスじゃないよ!」

 

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まさかの場所でヨークシャープディングに

2016-12-09 20:03:45 | レストラン

小説などにもよく登場するイギリスの「ヨークシャープディング」なるものに
ずっと憧れていた文学少女&食いしん坊のメイおばさん。

プディングと言ってもデザートではなく
ローストビーフに添えられる伝統的なsomething。
くらいの知識はあっても、なぜか実際に出会ったことはありませんでした。

それなのに、ロンドンではなく、ふらりと寄ったワシントンDCの真ん中
ペンシルべニア通りのブリティッシュパブで出会ってしまうなんて!!

このパブ「Elephant & Castle」の雰囲気が大好きで

メイおじさんとメイおばさんはちょこっと寄るのです。

いくらアメリカの首都のまん真ん中とは言ったってなんせパブですから

たいていはカウンターでビールとおつまみ(笑)。

 

たまに、とてもお腹が空いていたりすれば

テーブル席に座って、きちんとビールを飲んで(笑)

きちんとお食事をします。

ええ、もちろんイギリス式のね(笑)。

そこで見つけたんです、ヨークシャープディングを!

ホースラディッシュのソースとマッシュポテトと一緒に
ローストビーフに添えられて出てきました。

 

というか、ローストビーフがヨークシャープディングなるものに挟まれて出てきたと言うべきでしょうか。


すごいボリュームでしたけれど勉強が肝心と一生懸命平らげましたよ。

なんかお麩みたいな感じがしなくもない不思議なもの(笑)。

 この店が面しているのは「ペンシルべニア通り」。

斜め前にこんな大きな文字が掲げられていたのはこの3月。

 

まさかこの5文字の御仁が次期アメリカの大統領になるなんて

メイおばさんも友人たちも

誰一人思いもしませんでしたよ。

 

これ、選挙のキャンペーンではありません。

ホワイトハウスと国会議事堂の間の

アメリカの首都140年もの歴史を持つ美しい建物

「Old Post Office」(郵便局)が

19世紀の美しい装飾を保存しながら

263室の優雅で豪華なホテルに変身しようとしていたのです。

その工事現場の看板でした。

 

新しい名前は「Trump International Hotel Washington DC」

(トランプ・インターナショナルホテル・ワシントンDC)です。

 

その後、この建物はホテルとなって9月にオープンしました。

来年の1月には、この通りでトランプ新大統領がお披露目のパレードを行うのです。

 

このお店、きっとすでに予約でいっぱいでしょうが

もしも予約が取れたなら

メイおばさん、トランプなんて見向きもせずに

ローストビーフとヨークシャープディングを食べながら

イギリスのエールを飲んでいたいなあ、、、(笑)。

 

ところで、こちらは東京のプライムリブの店「Lawly’s」のヨークシャープディング。

 

そしてこちらはメイおばさんがいつも作る簡単ヨークシャープディングです。

所変わればヨークシャープディングも変わります。

読んでくださってありがとうございました。

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造花をさしてクリスマス!

2016-12-08 23:44:58 | パーティー

メイおばさんのアメリカ帰りを前に

たくさんの友人たちが集まってくれました。

総勢15名ですから、もちろんビュッフェスタイルです。

 

パーティーにお花は欠かせません。

けれども、生花を飾りたいのはやまやまなれど

「じゃあね」とそのままにして行ってしまうわけにもいきません。

 

とはいえ、まだ咲き終わってもいない花たちを

捨ててしまうわけにもいきません。

 つらいところです。

 こんな時は仕方がない、造花さんに働いてもらいます。

しかも時節はクリスマス。

ちょうどよいではないですか。

 

というわけで、水の入っていない花瓶に

適当にさしていきました。

ひとつさすごとにクリスマスが近づいてきます。

 

緑の葉がついた枝と、頭を垂れたブルーベリーは

四谷の造花専門店「東京堂」で買いました。

 

お値段は張りますけれど、それだけのことはあります。

ね、きれいでしょう?

まるで本物みたいでしょう?

 

これに加えて後から適当にさしていったのは

なんと「ダイソー」の百円ものです。

 

とはいえ、それなりに華やかになります。

しかもまた来年のクリスマスにも使えます(笑)。

 

テーブルの上には粉雪をかぶったようなクッキーが運ばれました。

これもまたこの季節にぴったりのクッキー

 ギリシャの「クラビエデス」です。

思いたったらすぐにできるぐらいに

特別な材料もいらない簡単なクッキーです。

作り方はまたあらためて書きますね。

 

読んでくださってありがとうございました。

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クリスマスっぽいアーモンドプディング

2016-12-06 23:17:06 | レシピ

昨日は鶏肉に石榴(ざくろ)ジュース、生姜、レモン、砂糖、醤油をからめて

オーブンで焼いて、石榴の実をパラパラとトッピングする

「柘榴チキン」についてご紹介しましたけれど

 

ついでにもうひとつ。

これも時々作ります。

とても簡単な「アーモンドミルクプディング」です。

えっ、どこが石榴?と思うでしょ?

まあまあ後まで見てくださいな。

イスタンブールのお料理教室で習ったデザートです。
アーモンドをつぶしてピューレを作り、牛乳と一緒に米粉で固めるだけ。

簡単なのにとてもおいしいデザートです。
できあがりは杏仁豆腐のように、アーモンドの香りが漂います。


□ 皮を剥いたアーモンド 1カップ
□ 砂糖 2分の1カップ~3分の2カップ(お好みの甘さで。トルコのオリジナルレシピは何と1カップ!けれども、私たちにはこれは甘すぎますので、調節をしてください。2分の1カップでもすっきりとした味わいを楽しめます。)
□ 米粉 大匙2杯
□ コーンスターチ 大匙2杯
□ 牛乳 4カップ
□ 水 4分の1カップ
□ アーモンドエッセンス 小匙1杯
□ 飾り用に、アーモンド、ピスタチオなどを砕いたもの。

1.ブレンダーにアーモンドと水を入れて、ペーストを作ります。

2.牛乳1カップを加えて混ぜ、ザルで濾します。

3.コーンスターチと米粉を混ぜ合わせたものを2に加えます。

4.鍋に3カップの牛乳を入れ、弱火で沸騰させ、砂糖と塩を加えて砂糖が溶けるまで火にかけてください。

5.火を止め、少量を3のアーモンドペーストに加えて滑らかになるまで混ぜたものを、再び鍋に戻します。

6.これを弱火でかきまわしながら約15分、中味がどろりとクリーム状になるまで暖めてください。

7.火を止め、アーモンドエッセンスを加えます。

8.器に流し入れ、冷蔵庫でできるだけ長い時間冷やしてください。(一晩が理想的)

9.テーブルに運ぶ前に、ナッツで表面を飾ります。

 

え~っ、ここまでがメイおばさんがイスタンブールで習ったこと。

ですが、さらに先に進めます。

 

石榴の季節には、こんな風に石榴の実をパラパラと散らします。

クリスマスに向かうこの季節にぴったりのプディングになると思いません?

 

読んでくださってありがとうございました。

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クリスマスには石榴(ざくろ)チキンを

2016-12-05 18:27:48 | レシピ

こちらの店からあちらの店へと走り回って

あたふたと食材を揃えていたら

入り口でぱたりと足が止まってしまったスーパーがありました。

だって、、、、

 

 

いきなりノスタルジーにとらわれたメイおばさん。

この季節、シアトルの市場で山積みになっている

ルビーのような光沢の石榴の姿が目の前に広がって、、、、

 

あれもカリフォルニア産の石榴なら

この東京の店に並んでいたのもカリフォルニア産の石榴です。

 

ところで「ざくろ」って「石榴」だったり、「柘榴」と書かれたり、、、、

いずれにしてもメイおばさんにとってはどこかエキゾチックな

そしてノスタルジックな果物です。

 

トルコやスペインの町では赤い実を高く積み上げて

目の前で絞った果汁を飲ませてくれる屋台や店がたくさんありました。

 

でもねえ、石榴っていったいどうやって食べたらいいのかよくわかりませんよねえ。

種のような実をそのままかじっても、食べられる所なんてこれっぽちですしねえ。

やっぱりお料理に使うのがいいかしら。

 

たとえばメイおばさんの定番石榴料理はこれです。

その昔、シアトルの新聞「The Seattle Times」で紹介されていた

「Pomegranate Chicken Wings」(石榴チキン)です。

 

チキンウィングに石榴ジュース、生姜、レモン、砂糖、醤油をからめて

オーブンで焼くだけなのですが

お皿に盛りつけた上から色鮮やかな石榴の実をパラパラとトッピングすれば

クリスマスを迎える冬の宴の華やかな一品になります。

 

ご紹介しますね、「メイおばさんの石榴チキン」

 

□市販の石榴ジュース 190cc

□醤油  125cc

□生姜 皮を剥いてみじん切り   大匙2杯

□ニンニク みじん切り  大匙1杯

□レモンの皮 みじん切り  大匙1杯

□お砂糖  4分の3カップ

□赤唐辛子  小さじ半杯

□レモンの搾り汁  60cc

□コーンスターチ  大匙3杯

□鶏の手羽元  24本

 

飾りつけに

□石榴の実  125cc

□小口ねぎの緑の部分 少々

 

1. 小鍋に石榴ジュース、醤油、生姜、ニンニク、レモンの皮、砂糖、トウガラシ、レモン汁、コーンスターチを入れて中火で火にかけます。

火にかけている間はかきまわし続けてくださいね。

 

2. とろみが出てきたら、火からおろし冷ましておきます。

 

3. オーブンを190度に予熱します。

 

4. 手羽元に2のソースをまんべんなくからませます。

 

5. 油を塗った天板の上に4の手羽元を並べます。

 

6. オーブンで30分焼いたら、手羽元の上下をひっくり返してさらに20分焼きます。

  再びひっくり返して今度は10分焼きます。

 手羽元の大きさにもよりますから様子を見ながら焼き時間は短縮してくださいね。

 ひっくり返す時にはなるべく手羽元をソースにからめるようにします。

 

7. 焼きあがった手羽元をソースをからめながらお皿に移します。

 

8. さあ、いよいよ石榴の実の出番です!!!!

 石榴の赤い実と緑色の小口ねぎをトッピングします。

 

チキン、そして赤と緑のコントラスト!

ねえ、これってクリスマスにもいいですよねえ。

ねぎの代わりに周りを緑で飾ってもクリスマス(笑)。

 

うん、決めました。

メイ家の今年のクリスマスチキンは「石榴チキン」です!!!

簡単で美味しくてきれいだし、、、、

 

ああ、肝心なことをお伝えしてなかった!

柘榴の実の外し方ですが

とても簡単な方法があります。

 

メイおばさん、これを発見するまではけっこう難儀していたんですよ。

でも、こうすれば気持ちよいほどにポンポン落ちて行きます。

とにかく叩いてくださいな(笑)。

中を割ってみるまでは熟し加減がわからないところが困るのですが

まあそれも「くじ引き」だと思うようにしています(笑)。

あまり熟しすぎよりは

このくらいの方が使いやすいです。

 

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ひとつ108円のシャンパングラス

2016-12-03 21:51:41 | パーティー

昨日アマゾンで頼んだばかりの品がもう届きました。

まったく、どこにいようが便利な世の中になったものです。

 

その分だんだん無精になります。

だって、部屋に閉じこもったままPCでちょこっとやれば

必要なものが届くんですものねえ。

 

今日届いた物の正式名は

「Mozaik(モザイク)シャンパングラス ゴールドステム(10個入り)」

 

とっても軽いプラスチックのシャンパングラスです。

軽いだけじゃありません。

とてもエレガントなんです。

 

しかも、なんとなんと10個セットで1080円!

ということは、ひとつ108円です。

 

プラスチックだからと言って侮れません。

軽くて美しくて持ちがいい!

 

今日届いた新しい10個の向こう側に立っているのは去年オーダーしたものです。

立食パーティーのたびに使ってきましたが

まだまだ元気です(笑)。

 

落としたって割れないところも、まさに立食パーティーには最適です。

並べてみるとなかなか壮観!

こんな小物も百均で買ってきました。

メイおばさん、さあどう使おうかしらと、目下楽しく思案中。

今年最後の東京パーティーを終えたなら、急ぎアメリカへ戻ります。

このプラスチックシャンパングラス、スーツケースに入れて持って帰りたいぐらい(笑)。

 

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オクラあれこれ

2016-12-02 23:59:34 | びっくり!

東京でオクラを買いにマーケットに行けば
まずはきれいに揃ったオクラたちが
きちんと並んでパックに入っています。
みんな素直にまっすぐ伸びた優等生。

ワシントンDCやシアトルのマーケットでは
必要なだけのオクラを我が手でビニール袋に詰めて
重さに応じてレジで支払います。

これ、ある意味とっても合理的。

クレタ島料理のオクラとトマトの煮込みなどを作ろうと思えば
山のようにオクラを使いますし
ちょっとだけお浸しになどと思えば
たいして量はいりません。

ある時、どうしてもオクラが必要になって
無造作につかんでビニール袋に入れて
レジで計ってもらって、大急ぎで支払いを済ませました。

家に帰って笊にあけてみれば
うんうん、なかなかいい感じ。
みんなまっすぐ伸びやかで。

と思ったのは間違いで
中にこんなへそ曲がり、いえ個性的な子たちが隠れていたのです。

面白半分、大きさもまちまちな子たちを俎板の上に並べみたら
まるで木琴、いえ、オクラ琴になりました。
叩けば音階が聞こえそう(笑)。

自然の世界はなかなか
バービー人形のようにはいきません。

ところでオクラは英語でも「OKRA」です。

ただし日本語のようにすべての音に母音がつくわけではありませんから
オクラの「ク」は「KU」ではなくて、無声音の「K」。
口の奥の方で舌をどこにもつけずに軽く音をだす感じ。

しかもオクラのラは「R」ですから、舌をオクラの方に
いえ違った奥の方(笑)に丸めてから発声するような感じ。

たった4文字ですが
私たち日本人にはとてもむずかしい「オクラ」です。


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Le Pain Quotidienのオリーブオイル物語

2016-12-02 00:25:57 | レストラン

さてさて昨日の続きですが

この「Le Pain Quotidien」というお店

料理に使っているのも、テーブルに運ばれるのも

そしてお店で売られているのも全部チュニジアのオリーブオイルです。

 

???と思いません?

ねえ、ふつうだったらイタリアとかスペインとかギリシャとか、、、

 

今日は「なぜチュニジア?」の謎に挑みましょう(笑)。

だってそれこそがこのお店の歴史とも言えるのですから。

 

はい、それでは紙芝居風にまいります。

あ、この漫画本、日本のお店では見られませんでしたけれど

アメリカのお店ではレジに置いてあって自由にいただけるのです。

 

さあさあ、紙芝居の始まり始まり。

表紙のアランさんが手につまんでいるのはオリーブの実です。

 

昔ある所にアラン・クッモンさんという男の人がおりました。

アランはベルギーで生まれて、シェフとなり

1990年、とうとう自分のベーカリーをオープンすることとなりました。

そしてお店で使うオリーブオイルを探していました。

1999年、アランは1週間の休暇を過ごすため、友人のいるチュニジアへやってきました。

「やあ、久しぶり!」
「アラン!チュニジアへようこそ!」

マジェルダ渓谷への途中

「さあ、荷物を下ろしてくつろいで。妻が美味しい食事を用意してるから。」
「う~ん、これは美味しい。」
「この食材はすべて私たちの農場で収穫したものなんだ。明日農場に連れて行くよ。」
「それは嬉しいねえ。ブリュッセルにいる時から楽しみにしていたんだよ。」

翌朝午前5時。

「さあ行こう、アラン!林まではそう遠くないから。」

馬が突然興奮し、落馬するアラン。

「君が落ちた所こそが我々の最古のオリーブの木の下だよ。さあ、アラン、私についてきて。この農場では何代にもわたって伝統的なオーガニック栽培が行われている。ひとつひとつ手で摘まれたオリーブは向こうの搾油所に運ばれる。。まずは石でつぶしてオリーブの実をペースト状にするところから始まって最後には君が昨夜の食卓で味わったオイルになるんだ」

「う~む、これこそが『Le Pain Quotidien』にふさわしいオリーブオイルだ!」

「使われている石車はもう何百年も前のものなんだよ。ペースト状になったオリーブの実は、籠に移され、押されて、液体部分と残りの部分に分けられる。今では遠心分離機が主流になったけれど、我々は、手作業でやっているんだ。そうして絞られたオイルはしばらく寝かされる。」


5日後、キッチンに立つ時を待ちかねる思いで、ブリュッセルへと戻ったアランの両腕の鞄には、あふれるばかりの品が詰められていました。


以来、アランがチュニジアで出会ったエキストラバージンオイルといくつかの食材は

今もなお「Le Pain Quotidien」のテーブルの上に運ばれる一皿一皿を豊かに演出し続けているのです。

 ――――――――――――――――――

ですって。

はい、お し ま い。

東京のお店でもチュニジアのオイルが使われていましたよ。

 

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