名馬電機社長の事業報告という名の日記

一口とか写真とかご贔屓応援とか。

ジャパンカップダート 2011

2011年12月04日 | G1(Jpn1)

過去10年の傾向 (02年:中山D1800/01、03-07年:東京D2100/08-10年阪神D1800)

・武豊【4-1-0-4】44.4% 55.6% 55.6% 201-74

・7歳以上【0-0-2-23】。前走4着以下だと【0-0-0-19】。

・1番人気【5-3-2-0】50.0% 80.0% 100.0% 127-128

・休み明け【0-0-0-7】

・前走10着以下【0-0-0-20】

・前走馬券圏外から巻き返すのは前走が休み明けの馬か、休み明け連対→2走目G1で凡走後の休み明け3走目の馬。

 

と、書いたものの今年は7歳以上の馬はダイショウジェットだけだし、休み明けの馬もいない、ほとんどの馬が前走馬券圏内と、今回挙げた傾向は全て使えない。

なのでとりあえずこの傾向は来年以降に使ってくださいということで別の観点から予想。

 

・差し馬に注意

阪神開催の移ってからの3年間のうち、今年も出走している2頭が勝った10年、09年は似たような決着で「勝ち馬が前々で押し切って2,3着は人気薄の差し馬が突っ込んでくる」というパターンになっている。

08年は勝ち馬カネヒキリは先行集団よりやや後ろあたりからの差し切りで、1番人気ヴァーミリアンは後方からの競馬になって3着。2着にはヴァーミリアンより後ろで競馬をしていたメイショウトウコンが入った。

総じて言えることは人気薄の差し馬の活躍が目立ち、通常人気薄の馬は前受けして粘り込む馬を狙うのが常套手段であるが、このレースに関しては差し馬の中から人気薄をピックアップしたい。

 

・外枠は不利

「過去60ヶ月の阪神D1800、1000万条件以上、16頭立て」のレースにおける枠順別成績

1枠【 4- 6- 4-68】  4.9% 12.2% 17.1%  31-45

2枠【 8- 6- 5-62】  9.9% 17.3% 23.5%  39-57

3枠【 4- 9- 3-66】  4.9% 15.9% 19.5%  38-70

4枠【10- 4- 4-64】 12.2% 17.1% 22.0% 138-71

5枠【 7- 5- 3-66】  8.6% 14.8% 18.5%  55-75

6枠【 4- 4-11-63】  4.9%  9.8% 23.2%  45-70

7枠【 2- 2- 4-73】  2.5%  4.9%  9.9%  16-35

8枠【 2- 5- 7-68】  2.4%  8.5% 17.1%  31-97

下のクラスを入れると成績に偏りなくなるんだが、6枠より外は連対率ベースで見ると数字がよろしく無い。外枠だからと消す必要はないが積極的には取りづらい。

 

 

マカニビスティー

前走休み明けなので馬券圏外でも問題ないし、差し脚質というのもいい。ただダートで走っていた時の実績考えると中央のこのクラスになるとしんどい感じ。

 

ソリタリーキング

阪神D1800は2戦2勝。血統的にもサカラートやヴァーミリアンの弟で、ダートで重賞タイトルを取れる一族である。一つ気になるのは鞍上。メンディザバル騎手の今回の短期免許来日の先週までの成績:芝【7- 4- 2-26】17.9% 28.2% 33.3% 130-77/ダート【1- 0- 4-21】3.8% 3.8% 19.2% 5-41と芝は及第点以上なのに対してダートは相当残念な感じ。乗り慣れていないという事もあるのだろうし積極的には買いづらい。

 

エイシンダッシュ

前走10着以下と今回数少ない「過去傾向で切れる馬」である。

 

ラヴェリータ

過去中央のダートではあまりいいところのなかった馬ではあるが、鞍上武豊という点だけでちょこっと抑える。

 

テスタマッタ

休み明けは走らない(前走含めて【0-0-0-4】)なので前走は度外視。阪神ダートは下級条件含めて【2-0-1-0】だし、差し脚質が基本ながらペース次第では今年の春のマーチSのようにマクっていくような競馬も可能。自力勝負で2強を負かしに行くことはできなくても、2頭でやりあってオーバーペースになったり、2頭が牽制しあいすぎて瞬発力勝負になれば一角崩しの可能性は十分ありえる。

 

エスポワールシチー

2年前のJCD含めてこのコースは【2-0-0-0】、D1800という条件なら【5-1-0-0】と完璧に近い。枠も内目を引けたのでヘタに包まれるようなことにさえならなければ馬券圏内確保の可能性は高いと見る。

 

ダイショウジェット

8歳で前走4着だから過去傾向からも切れるし、そもそもコーナー4つのコースはあまり得意じゃない。

 

バーディバーディ

昨年はゴール直前までトランセンドに食い下がって4着。あの競馬を考えるとその後の成績に物足りなさを感じるが、決め手はない反面どんな相手でもそれなりの競馬ができるタイプ、ということなのかもしれない。前へ行くタイプで今回は積極的に買いたい感じはしないが「終わってみたら外国人騎手買っておけば良かった」なオチもありそうでヒモに。

 

ワンダーアキュート

今回は叩いた上積みが見込めるし、前走先着許した馬の内エスポ以外とは2キロあった斤量のビハインドが今回はなくなる文逆転の目は十分ある。先行脚質というのはあんまりよろしくはない。

 

フリソ

相手関係が相当楽だったとはいえ、2走前は日本テレビ盃でスマートファルコンの2着。ルメールだし、差し脚質ということで不気味ではあるのでヒモには加える。ただくどいけど大事な事なのでもう一回言うと、2走前の日本テレビ盃は相当相手が楽だった。

 

ミラクルレジェンド

実績のほとんどが地方のダート重賞、しかも牝馬限定戦ということで古馬の男馬相手に中央のG1ということになると若干敷居が高い気はする。ただ連勝中の勢いもあるし、差し馬積極的に拾っていく方針の今回の私は買わざるをえない。

 

ニホンピロアワーズ

前走はこれまでの先行、場合によっちゃ逃げるよ、という脚質からある程度控えて末脚を伸ばす競馬をして3着と新たな一面を見せた。これで今回無理に前へ行かなくても結果を残せる可能性が出てきたし、これまで馬券圏内を外したことのない安定感も大変魅力。

 

ダノンカモン

今回もっと人気するかと思ったが距離が嫌われたのか意外と人気がない。「他の馬といっしょに走りたがって抜かそうとしない」という今週の新聞に出たコメントが相当ツボにはまって、この中間個人的な好感度はうなぎのぼりなんだが特に馬券的には買える材料じゃないので(むしろマイナス)ヒモまで。ベストは左回りのコーナー2つコースだとも思うし。

 

ヤマニンキングリー

前走6歳にして初ダートで、相手関係が楽だったとはいえ完勝。気になるのは枠で、これまで馬番11より外に入ったことは6回あるんだが、コース距離問わずこの6回はすべて1秒以上の大敗を喫している。先行型で同型との兼ね合いも難しそう。

 

トウショウフリーク

今年の4月に初ダートで500万を圧勝してから連勝を続けて重賞初挑戦の前回も2着と好走。来てもおかしくないポテンシャルは持っているんだろうが、枠が気に入らないのと前へ行く脚質というのが減点材料。

 

トランセンド

ここ2走は逃げずに結果を出しており、脚質の幅が出たのは確かだが、かといって控えて味があるタイプに変身したかといえばそうではなくて、あくまで厳しいペースを前々で押し切るのがベスト。ここ2走の競馬から「この枠だし無理に行かないでおこう」という先方を取ると前は捕まえられない、後ろからの馬には切れ負けする、というシーンは十分あると思います。

 

◎テスタマッタ

◯エスポワールシチー

▲ニホンピロアワーズ

△トランセンド

注ワンダーアキュート

☆ミラクルレジェンド

 

展開次第で後ろから仕掛けのタイミングを伺えるテスタマッタを本命。2強の一角崩しを期待。馬券はテスタマッタの単複買っておいて、テスタマッタから印の馬へ馬連と、マカニ、エイシン、ダイショウ以外の馬全てへワイド流し。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする