ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

韓国のお酒のおいしい飲み方募集中

2015-09-16 14:15:59 | ワイン&酒
先日の韓国出張の際に、韓国の友人の勧めるお酒 を買ってきました。



左は韓国の超クラシックなスタイルのお酒で、右は、滞在していたテジョン(大田)の地元のものだそうです。

今回の出張では、もともとアルコール類は買う予定はなかったんですが、一緒にスーパーに行った際に勧められたので、ためしに買ってみました。

左のアルコール度数は23%くらい、右は17%ほど。
これの分類は、焼酎のようなものなんでしょうか?

まずは冷やしてそのまま飲めばいいのでしょうが、おいしい飲み方、オススメのアレンジをご存知の方は、ぜひ教えてください


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スモールフライの新ワインにジワ~ん@豪州

2015-09-15 19:02:54 | ワイン&酒
以前から注目しているオーストラリアのワイナリー「Smallfry Wines」(スモールフライ)のオーナーワインメーカー、ウェイン・アーレンズさんが来日し、新しいワインを紹介してくれました。


ウェイン・アーレンズさん

スモールフライの設立は2005年で、ワイナリーは南オーストラリア州のバロッサヴァレーにあります。



いくつか紹介してくれた中で、最も気になったのは、新商品の2アイテム。


Tangerine Dream 2015 Smallfry Wines

リースリング、セミヨン、ペドロヒメネス等をブレンドしたオレンジワインです。

「オレンジワインといっても、オレンジが原料じゃないよ。名前の“タンジェリン”はオレンジの一種だけれど」と、ウェインさん。
はい、それはわかっています(笑)



“Wine fermented naturally on skins”と裏ラベルに書かれているように、白ブドウの果皮も一緒に漬け込んで発酵させています。これは赤ワイン的な発酵方法です。
果皮と酸化の影響で、一般的な白ワインのようなグリーンからイエローがかった色調にならず、オレンジっぽい色調になるわけです。
ジョージア(旧名グルジア)のアンフォラでつくるワインなども、オレンジワインと呼ばれるものが多く見られますよね。

肝心の味わいですが、口に含んだ時はインパクトがありますが、ほわほわっとしたナチュラルなタッチでゆるゆると広がり、じんわりとしみてきます。余韻にオレンジの皮のようなほろ苦さが感じられ、終盤を引き締めつつも、余韻は長く続きます。
あ~、これは脱力系、滋味系
オレンジ色に染まった夕陽のような、あたたかい感じがします。

アルコール度数12.7%。好きな人とゆるゆる飲みたいワインです。
ちなみに、タンジェリンドリームとは、有名なバンドの名前でもあるとか?
(輸入元希望小売価格:4000円)



Stella Luna 2015 Smallfry Wines

ステラ・ルナとは、星と月。美しい名前のこのワインは、これが初ヴィンテージ。
サンソー60%、シラー40%をブレンドした赤ワイン。シラーは冷涼な畑のブドウを使い、ワインにフレッシュ感を与えているそうです。
しなやかで、なめらかで、華やかさもあり、ちょっとツンとしたクールビューティー。
でも、ナチュラルなスッピン美人でもあり、笑うと、笑顔がカワイイタイプ。
アルコール度数12.5%とほどよいのもいいですね。
星や月を眺めながら、ゆっくり飲みたい気分にさせてくれるワインです。



スモールフライは2013年にビオディナミの認証を取得し、このワインもビオディナミです。
輸入元希望小売価格は3200円。このプライスは嬉しい!




設立は若いワイナリーですが、ウェインさんの家系は、5世代にわたってブドウ栽培をしてきました。
中には樹齢125年を超えるブドウ樹も持っているとか。

ウェインさんのワインづくりのセンスが私は好きで、今までに飲んできたワインのほぼすべてが、私の波長とよく合います。

こういうつくり手と出合えることは、本当にシアワセなことです。
また次の展開を楽しみにしています

※輸入元:kpオーチャード

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食いしん坊たちが選ぶフランス南西地方のワイン

2015-09-14 18:44:39 | ワイン&酒
先週、フランスの 南西地方(シュッド・ウエスト) のワインを紹介するプロモーションが都内で開催されました。

南西地方とは、文字通り、フランスの南西に位置する地方で、ボルドー地方とラングドック=ルシオン地方の間にあります。
カオールやマディラン、ガスコーニュといった名前を挙げれば、聞いたことがあるのではないでしょうか?

シュッド・ウエストのワインの特徴を大きく3つにまとめてみました。

地場ブドウ品種が多い
地ブドウ品種120種!この数はフランスNo1で、全フランスの30%になります。
ネグレットやフェール・セルバドゥ、ロワン・ドゥ・ルイユといった、この土地ならではの土着品種のほか、カベルネ・フランやマルベックなど、国際品種としてよく知られているものもシュッド・ウエストが発祥といわれます。

コストパフォーマンスに優れたワインが多い
ボルドー地方の奥座敷的な場所にあり、ボルドーと同じブドウ品種のワインもありますが、シュッド・ウエストのワインは、クオリティが高いのにお値段がお手頃なものが揃っています。

食事に合うワインが多い
この地方は食材の宝庫です。フォアグラ、マグレ鴨、トリュフ、ロックフォールチーズなど、食いしん坊にはたまらない食材がたくさんあり、これらを使った郷土料理は、日本でもおなじみのものが多いんです。
鴨のコンフィ、カスレ、トリュフ入りフォアグラ、砂肝のコンフィのサラダetc...
これらの料理と一緒に楽しむのに、シュッド・ウエストのワインが合わないわけがありません。

名前やブランドよりも実を取るなら、断然シュッドウエスト!
特に近年のワインのクオリティの向上は素晴らしく、スタイルにも変化を感じています。


非常にしなやかで優雅なAOC Cahorsの赤ワインたち
左)シャトー・ドゥ・オーセール・グランヴァン2011 右)シャトー・ド・シャンベール
ブドウ品種はマルベック。右はメルロをブレンド
※輸入元:左)ドウシシャ  右)ラ・ラングドシェン


軽快な赤ワイン AOC Gaillac「カーヴ・ド・ラ・バスティッド グラン・レゼルヴ2014」
ブドウ品種はデュラス、シラー、ブローコル
※輸入元:八田


白ワインに特化した「ドメーヌ・デュ・タリケ」のバラエティ豊かな IGT Cote de Gascogne
※輸入元:アグリ


前述したように、ブドウ品種の多彩さは昔から相変わらずです。
国際品種にはない、独特の風味のワインを飲むことは楽しいものですよね。

加えて、その土地の料理と合わせて飲めば、土地の風景や人々の笑顔が思い浮かび、土地の文化やライフスタイルにも興味が湧いてきませんか?


カスレ                 砂肝のサラダ


ロックフォールチーズ(青カビ)、ピレネー産チーズなど


カヌレ、揚げシュー“ペ・ド・ノーヌ”、トウモロコシのミヤス  タルト・オクシタン


カヌレやタルトによく合う甘口のIGT Cote de Gascogne「ドメーヌ・ラ・イテール・ジャルダン・ディベール」(右端)にうっとり
ブドウ品種はグロ・マンサン80%、プティ・マンサン20%。
※輸入元:豊通食料

シュッドウエストなら、おいしいマリアージュに出合えること間違いなしです

※料理は代官山「パッション」



統計の数字を見てみると、シュッド・ウエストには29のAOPワインがあり、13のIGPワインがあります。
IGPワインの生産量の85%が白ワインで、AOPワインは赤ワインが85%と逆転します。

つまり、シュッド・ウエストには、お手頃でおいしく飲める白ワインが充実し、赤ワインはクオリティの高いものが揃っている、ということです。

日本のワインマーケットは、安い価格帯と5000円以上の価格帯が売りやすく、1500~3000円の中間の価格帯は売りにくい、とよく言われます。

しかし、この日、シュッド・ウエストのワインの解説をしてくれたソムリエの石田博さんによると、今の消費者の中心購入価格帯は1000円で、500円以下の安いワインに関しては変化はなく、1500~3000円の価格帯は実は5年前から継続的に少しずつ伸びているといいます。そして、5000円以上の価格帯は、実は伸び悩んでいるというのです。



「実際に伸びている価格帯に、シュッド・ウエストのワインがあてはまる」と石田さん

昔は、ブランドや名前でワインを選ぶ人が多かったものの、今はブランドよりも味わいと品種を重視する傾向にあり、無名でも品質がいいワイン、おいしいワインであることを説明すると、それなら飲みたい、という人が増えたそうです。

だから、品質がよく、価格が魅力的なシュッド・ウエストのワインはオススメと言います。

お手頃プライスでおいしいワインは、本当に嬉しいですよね?
しかも、その土地ならではのブドウ品種のワインとくれば、ワクワク感もあります。
こうなったら、すべてのブドウ品種を制覇したくなってきました(笑)




ユニークなワインをつくるワイン生産者協同組合Plaimont Producteursが面白い!
※輸入元:スマイル


MOONSENG(ムーンサン)は“マンサン”のことで、使用ブドウのマンサン・ノワールから来ています。
メルロとのブレンドの赤ワインで、IGP Cote de Gascogne。
エチケットにあるように、名前は“月”(Moon)にも掛けていますよね?


左)ベレー・ノワール2012はカスレやBBQにオススメの赤 AOC Saint Mont
右)オリガミ・デ・ピレネ2013はフレッシュでエレガントな赤 AOC Madiran


ランプラントゥ2011はハチミツの風味のする辛口白 AOC Saint Mont

協同組合も素晴らしい!


フランス南西地方ワイン委員会(IVSO) ナタリーさん

シュッド・ウエストは、飲んで面白い、楽しい、おいしいワインが多くて驚かされます。
食欲の秋にピッタリの、料理とともに楽しめるコスパのいいワインを探すなら、シュッド・ウエストはハズせません。

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元祖チョコパイ!?@韓国

2015-09-13 12:10:27 | 甘いもん
韓国のテジョン(大田)で、友人たちとともに韓国家庭料理を楽しんだ後、近所にあった小さなスーパーに連れて行ってもらいました。
韓国ならではのお菓子を探す私に、友人が勧めてきたのが オリオンのチョコパイ

ロッテのチョコパイよりも古く、こっちが元祖だとか。


Choco Pie 情(ジョン) Orion (Korea)

箱の写真を見ると、ロッテのチョコパイにとてもよく似ています。
1956年創業の菓子メーカー「オリオン」が1974年に発売した商品です。
ロッテの方を調べると、日本では1983年に発売されていました。


個包装パックが便利です   1個35g  154kcal


サイズ的にも見た目もロッテのチョコパイとよく似ています

外側のチョココーティングはロッテの方がしっかりしているかもしれません。
ロッテは中がクリームですが、オリオンの方はマシュマロ
(日本の菓子メーカーでは、森永の「エンゼルパイ」がマシュマロですね)

生地の食感は、ロッテがしっとりホロホロ、オリオンが少々ドライでポロポロ。
甘みは、オリオンの方がやや控えめかもしれません。

ロッテのチョコパイは、より日本人の口に合うよう、しっとりとした口当たりで、より洗練された味わいにしているように思いました。



HACCPを取得しています。
左は“Green Packaging”のマーク。エコ包装に関するもののようです。

ホームページを見ると、保存料不使用、着色料不使用、遺伝子組み換え食品不使用す。
企業として、色々な取り組みをしているんですね。

なかなか興味深い出合いでした

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韓国の月餅&栗饅頭

2015-09-12 15:46:47 | 甘いもん
今週は天気も荒れた上に、取材も重なり、クタクタの1週間でした。
それでも、家で体を休められるのは幸せなことです。

コーヒータイムのお供には、韓国で買ってきたお菓子を添えて。


MOON CAKE (Korea)

テジョンから仁川空港に向かうリムジンバスが途中で立ち寄った高速のサービスエリアの売店で購入。
停車時間は15分と限られているので、じっくり選んでいる余裕もなく、目についたこちらの2つと、下で紹介する栗饅頭を買いました。

「MOON CAKE」というからには、「月餅」ですよね?
月餅は私の大好物なので、これは期待大!


めでたい「喜」の文字が入った月餅


中の白あんはややパサつき気味でした



こちらはスタイリッシュな姿の月餅


あんは、さらにパサついていました

韓国の月餅って、こんなにパサつくものなんでしょうか?
調べてみると、腰高で伝統的な姿の月餅は、黒あんに種子やドライフルーツ類が混ぜ込まれ、もっとしっとりしているようです。
上の2つは高速のSAの売店で売っていたものですから、カジュアルなものなんでしょうね。



MANJOO  MARRON (Korea)

MANJOOとはマンジュウ?ということは、マロンの饅頭→栗饅頭!
これもMOON CAKEと同じSAの売店で購入したものです。


正真正銘の栗饅頭

直径5cmほどの、小ぶりのおまんじゅうです。
こちらは、月餅よりもあんがしっとりとしていました。
でも、全体としては、ややドライ傾向。
これもカジュアルな袋入りですからね。



これらを一通り食べた母の感想は「韓国のおまんじゅうって、どれも乾いてるのね?」
うーん、どうなんでしょう?

韓国の餅菓子は、むっちりしておいしかったですけれど。

今回は買い物の余裕がなかったですが、もし次に機会があれば、伝統菓子を売る店であれこれ買い込みたいと思っています

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家の前の道路も冠水しました

2015-09-11 17:08:14 | 雑記
今回の大雨、洪水で被災された方にお見舞い申し上げます

うちの方でも雨がひどく、昨日の朝の段階で、家の前の道路が冠水して川のようになり、水はうちの門の中まで入りこんできました。
敷地内には車を駐車していますが、その前輪の半ばほどまで雨水が上がり、前の道路を車が通ると、水が津波のように押し寄せます。

ここまで水が来たのは初めてのこと。
それだけ、今回の雨が酷かったんですね。

車の前の部分が心配だったので、今日、もともとディーラーに行く予定だったので、点検してもらいました。その結果、今のところ問題ナシ。

昨日は朝から出かけなければならず、長靴で出ようとしましたが、ひざ下まで水が来るために長靴では間に合わず、素足にビーチサンダルを履き、スカートをウエストのところでたくしあげ、仕方なく水の中を進みました。

うちの周辺は地域でも水が出たところのようで、大きな通りでも、くるぶし上くらいまで水がありました。
また、周辺は、今まで見たことがないくらいの大渋滞。
皆、車で出ようとしていたんですね。

駅に着いたところで、持参したぬれタオルで足を拭き(捨ててもいいタオルを持って行き、捨てました)、長靴に履き替えました。この時点ではまだ素足です。

電車が止まっていたため、駅も大混雑。
朝の通勤時間と重なり、エスカレーターから階段までびっしりの人、人、人…
それでもなんとか電車が動き始めたものの、急行は動かずに各停のみ。
いつもの倍の時間がかかり、予定していたアポにも遅れてしまいましたが、洪水の事情をわかっていただき、ほっと一安心でした。

うちの前の道路の冠水も、夕方には治まったようで、私が夜に帰宅した時にはすっかり乾いていました。
うちの方は水が引いて良かったですが、川の堤防が決壊した地域では、水が引くまでに1週間ほどかかりそうとか。

折しも、米や果樹、野菜などの農作物の収穫時期と重なり、農家さんにとっては、ダブルの被害となりそうです。
午前中にスーパーに行きましたが、野菜の値段がすでにかなり上がっています。
この先、さらなる価格高騰、いえ、それよりも品不足が懸念されます。
今年の新米を、私たちは口にできるのでしょうか?

一日も早く水が引き、迅速な復旧がされますように祈るのみです。



家の庭で今日収穫した小ぶりなゴーヤ これでも野菜高騰にはありがたい!


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9/27 お腹もココロも満足なオードブルバリエ登場!@鎌倉ロゼパーティー

2015-09-10 07:43:50 | ワイン&酒
9月27日(日)に予定している、鎌倉でのロゼワインパーティーの打ち合わせを、お料理を担当していただく「リハブ」(東京都港区白金)でしてきました。

ロゼワインを飲みながら打ちあわせをしていましたが、後半になって、シェフが、予定しているという料理をいくつか披露してくれました。



イタリア産フレッシュな「アーティチョーク」を茹でたものを一人1個用意する予定です!



女性のにぎりこぶしくらいの大きさのものを、皮を一枚一枚剥がし、ギリシャ産のオリーブオイルを付け、歯でこそげながら食べていきます。



中心部もおいしくいただけます。
これを1個丸々食べたら、これだけでお腹がいっぱいになりました(笑)




パテの表面を焼いた「焼きパテ」も予定しています。
外側を炙ることで、パテを包んでいる網脂が香ばしく焼けて、また新たなおいしさです。
これも一切れでもかなりのボリューム。



パンは、厚めに切ったパン・ド・カンパーニュを、これまた炙って出す予定です。
このパンがおいしかった!いくらでも食べられそうですが、かなり食べごたえあり!

ほかにもまだまだ登場します。



料理は、一応、「フィンガーフード」と告知していました。
フィンガーというと、軽いひとつまみ的なイメージですが、どれも1ピースがガツンと来そうな感じがします。

「フィンガーフード」というより、「オードブルバリエ」ですね。
という感じになってきましたので、フードの方も楽しみにしていてください。

まだまだ参加者募集中です




LOVE ROSÉパーティー@鎌倉

○ 日時:2015年9月27日(日)16:00~19:00(受付開始:15:30)

○ 会場:長谷別邸(鎌倉市長谷3丁目9-2)
http://www.hasebettei.com/

○ スタイル:立食(ロゼワイン+オードブルバリエ) 

○ 参加費:6000円/1名

○ 募集人数:150名様(事前チケット購入 先着順)
http://peatix.com/event/108458/view

○ ドレスコード:ピンクをワンポイント身に付けてご参加ください

主 催: LOVE ROSÉ

ケータリング:REHAB(東京都港区白金2-2 MHMビル2F)
http://rehabtokyo.net/

協 力: ジンギーザップエンタープライズ

注意事項: このイベントは飲酒を伴います。
未成年の方やお子様連れでのご参加はご遠慮ください。
また、お車やバイク、自転車を運転してのご来場もご遠慮ください。

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新シャンパン「COLLET」が日本に初上陸!

2015-09-09 09:19:39 | ワイン&酒
2015年9月7日、“Champagne COLLET” シャンパーニュ コレブランドローンチ&新商品発表会が都内で開催されました。


左より)
コレ社 輸出マネージャー ダヴィッド・リュー氏、コレCEOオリヴィエ・シャリオー氏
川島なお美さん、鎧塚俊彦さん、在日フランス大使館 ジャン=ジャック・ポティエ領事
トレーダーズマーケット(輸入元)代表取締役社長 田中聖信氏

コレはシャンパーニュ地方のアイ村にワイナリーを構えるシャンパン生産者です。

1911年、偽シャンパンの不正流通に激怒した生産者による暴動、革命が起こったことがきっかけで、いくつかのブドウ農家が集まり、1921年に、ひとつの会社「The Cooperative Generale des Vignerons」COGEVI(コジェヴィ)を発足させます。

そして、2014年、COGEVIが生み出した特別なブランドが“Champagne COLLET”

現在、栽培農家770、正社員66名がおり、売上6000ユーロ(約85億円)。
10種のシャンパーニュを生産していますが、うち4アイテムが日本に初上陸しました。

コレのアジア進出は今回の日本が初になります。
「これを機に、他のアジア諸国への足がかりにしたい」とオリヴィエ・シャリオーCEO。



[新商品] 4アイテム

Brut Origin
100のクリュのブドウをブレンド。品種の比率は、シャルドネ30%、ピノ・ノワール20%、ピノ・ムニエ50%。
輸入元希望小売価格6,800円(税別)

Brut Rose Seduction
20のクリュのブドウを使用しています。ピノ・ノワール50%、シャルドネ40%、ピノ・ムニエ10%。
ピノ・ノワールはベルチュ村のブドウを100%使用しています。熟成はカーヴで4年。
希望小売価格13,000円(税別)

Millesime 2004 Exception
シャルドネ45%、ピノ・ノワール45%、ピノ・ムニエ10%。
輸入元希望小売価格13,500円(税別)

Esprit Couture Excellence
特別限定販売のシャンパーニュで、独特のボトルの形をしています。
ピノ・ノワール50%、シャルドネ40%、ピノ・ムニエ10%。熟成期間は最低5年。
輸入元希望小売価格50,000円(税別)




発表会で試飲した感想は、
ブリュットは、柑橘のニュアンスがありますが、想像していたよりも熟成感があり、ボディに丸みがあります。酸はしっかりしています。食事に合わせたくなるタイプだと思いました。

ロゼは、まず色がキレイで、果実味がチャーミング。フルーツの風味が豊かで、やさしいタッチ。ピンクグレープフルーツのビターなテイストもほんのり感じます。これは女性に喜ばれそうです。

ほか二つは、残念ながら未試飲です。



発表会のスペシャルゲストである女優の川島なお美さんによると、「エスプリを和食屋に持ち込んだところ、どんな和食ともバッチリ合った」とのこと。

川島さんの夫であるパティシエの鎧塚俊彦さんは、「エスプリは力強い味わいだけれど、スイーツに合う。ロゼもスイーツにオススメ」とコメント。



その鎧塚さんのオリジナルスイーツが登場し、シャンパーニュと合わせました。
チーズを使った、しっとりとしたケーキで、フルーツがトッピングされています。
これはロゼによくマッチしました。チーズケーキは総じて相性が良さそうです。

エスプリはなかなか手が出ませんが、乾杯から食中酒まで幅広く楽しむならブリュット、アペリティフやスイーツで楽しむならロゼ、でしょうか。


華やかな幕開けの発表会でした


輸入元:株式会社Traders Market
    http://tr-market.jp/

Champagne COLLET
    http://www.champagne-collet.com/

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タイの極上ワイン!

2015-09-08 09:40:22 | ワイン&酒
韓国のテジョンで開催されたAsia Wine Trophy 2015(8/29-9/1)に引き続き、9月3~6日に Daejeon International Wine & Spirits Fair が開催され、初日を少しだけ見てきました。



今回のAsia Wine Trophyでは、審査員で一緒だったオーストラリアの著名ワインライターDenis Gastin(デニス・ギャステンン)氏と仲良くなったことは、私にとって嬉しいことでした。



ワインフェアの中のブースのひとつに Asian WINE PRODUCERS ASSOCIATION があり、そこをデニスさんが取り仕切っており、色々と紹介してくれました。

その中に、素晴らしい!と思った生産者がありました。
デニスさんもイチオシというタイのワイナリーです。



GranMonte Asoke Valley Winery (Thailand, Asoke Valley)

GranMonte グランモンテ は2009年1月に操業を開始したばかりの家族経営のワイナリーです。

家業としては20年前からやっていたようですが、娘さんの Nikki Lohitnavyさんがオーストラリアのアデレード大学でワインづくりを学び、8年前に卒業しました。

このニッキさんがエノロジスト、ワインメーカーとして中心になり、グランモンテが誕生しました。



デニスさんが勧める白ワイン「GranMonte Viognier 2013」を口にした時、思わず目が輝きました

果実味がキレイに凝縮され、スーッとピュアに入ってきます。

タイのワインはこれまでにも何回か飲んでいますが、もっと素朴でザックリした感じなんです。しかし、このヴィオニエは透明感があり、洗練され、非常にエレガント。素晴らしいクオリティです。

デニスさんによると、グランモンテのワインは国際コンクールでも高い評価を得ているそうです。

醸造設備は、フランス、ドイツ、イタリア、オーストラリアから輸入しているということですが、成功している一番の要因は、確実にニッキさんにあると思います。
いち早くスクリューキャップを取り入れていますし、この点もデニスさんが推す理由のようです。

畑は、標高350mに自社畑15haを所有し、白ブドウはヴィオニエ、シュナン・ブラン、セミヨン、ヴェルデホ、Durifを、黒ブドウはシラー、カベルネ・ソーヴィニヨン、グルナッシュを栽培しています。

Kaoyai Region(カオヤイ)と呼ばれる地域で、タイのほぼ中央部、カオヤイ国立公園に隣接した高原地帯です。昼夜の寒暖差があり、水はけがよく、ブドウ栽培に適した土地のようです。



「Sakuna Rose 2014」は、シラーとグルナッシュからのロゼワイン。
サクナとは、ニッキさんの母の名前です。
果実味豊かな、滋味でやさしいワインでした。栓はスクリューキャップ。
日本の桜Sakuraと似た名前といい、美しいバラ色といい、日本人にはちょっと嬉しくなるロゼワインでは?




赤ワインの「Heritage Syrah Viognier」を飲んだ時も驚かされました!
シラーにヴィオニエをブレンドしたフランスのローヌスタイル?
いや、オーストラリアスタイル、とデニスさん。
確かに!

エレガントな果実味にデリケートな酸が乗り、とても優雅なシラー&ヴィオニエ。丸みがあり、おいしい。
こんなに素晴らしいワインが、タイでも誕生しているということに驚きですし、感動です。


最初の方の画像の真ん中のボルドー型ボトルは「The Orient Syrah 2012」
収量制限をしたブドウからつくったワインで、こちらもエレガントスタイル。

どのワインもバランスがいいなぁと思います。



「ニッキには情熱がある」とデニスさん



GranMonteの年間生産量は12万本。
ここのワインを楽しむには、現地に行くのが良さそうです。

ワイナリーには7部屋を持つゲストハウスがあり、宿泊可能です。
また、レストランも併設され、ケータリングも可能です。
セラードアでは、ワインはもちろん、ブドウジュース、フルーツジャム、ワインジェリー、サラダドレッシング、パスタソースといったホームメード製品も購入できます。

タイに旅行するなら、グランモンテでワインリゾートをゆったり楽しむのもいいですね。
私もここはぜひ訪問したくなりました

なお、調べてみると、日本へは株式会社リラックスが輸入しているようです。
どのアイテムがあるかわかりませんが、いくつかは虎ノ門のカーブ・ド・リラックスで見つけられるかもしれません。



Asian WINE PRODUCERS ASSOCIATIONのブースでは、デニスさんが他の国のワインも色々と紹介してくれましたが、また改めてリポートします。


ブースには日本の 「シャトー・メルシャン」 の3アイテムも並んでいました

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ピエモンテのゆるふわ系ワイン@家飲み

2015-09-07 13:53:47 | ワイン&酒
一週間滞在した韓国から帰国した先週末は、家でゆるりとワインで晩酌。
選んだのは、イタリアはピエモンテ州のバルベーラの赤ワイン


Piemonte Barbera 2012 Terre del Barolo (Italy, Piemonte)

酸味があって、果実味がジューシーなバルベーラは、普段から私が好きな品種のひとつ。
このワインもジューシーで、タンニンもやさしいゆるふわ系。

グラスに注ぎたての冷たい状態だと素っ気ないですが、開いてくると、とたんにゆるふわな笑顔を見せてくれます。
凝縮感や濃厚さを求めるタイプではなく、さりげなく楽しむタイプだと思います。
飲んでいて、脱力しました。
お値段も1000円ちょっと。生産者のテッレ・デ・バローロは、生産者組合らしいです。



格付はDOC Piemonte Barbera。
アルコールは13.5%。

(輸入元:株式会社 稲葉)



ストックしておいたパルミジャーノ・レッジャーノがあったので、合わせてみました。



パルミジャーノ・レッジャーノはイタリアのエミリア・ロマーニャ州のチーズで、ピエモンテのこのワインとは産地が違いますが、同じイタリア、それも北寄りということで、悪くはないかと。
合わせてみると、パルミジャーノ・レッジャーノの方が格段にパワフル!

そこで、ワインともよく合う明治「果汁グミ」をクッション役にしてみました。


左より)「果汁グミ」 イチゴ、白桃、ブドウ (明治)

グミをそのまま食べてこのワインに合わせるなら、イチゴとブドウがよくマッチします。

パルミジャーノ・レッジャーノとのマッチングだと、桃がいい感じです。
塩気のあるチーズと桃の組み合わせって、やはりおいしいなと思います。

家であれこれ試しながらの“ゆるゆる飲み”は、ほっと癒されますね~

さあ、これで忙しい1週間を乗り切りますか!

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韓国の伝統菓子

2015-09-06 14:45:17 | お出かけ&旅行
私は各国、各地方の伝統菓子に興味を持っているので、今回の韓国出張では、韓国ならではの菓子に出合えるのを楽しみにしていました。

実際には、なかなか探しに行く時間も余裕もなかったのですが、昨日紹介した、韓国でもっともおいしいテジョン(大田)のパン屋「SUNG SIM DANG -聖心堂」で売っていたものの中から、日持ちのしそうなこちらのお菓子を買ってきました。


お菓子の名前は読めません(笑)  SUNG SIM DANG(Daejeon, Korea)

木型で花の形に象られています。


かわいいパッケージで5個入り



直径は約5cm。白ゴマが散らされています。
食べると、かなり油っぽい!どうやら生地を揚げているみたいです。



食感は、ややむちっとした感じ。
小麦ではなく、餅粉でもなく、上新粉(米粉)団子のような歯触りで、甘さは控えめ。
油っぽいので、母は苦手と言います。夏よりも、寒い時期にカロリー補給的な感覚で食べられるお菓子なのかもしれません。由来を知りたいですね。

※友人からの情報で、小麦粉、ハチミツ、ゴマ油で作られる「薬菓(やっか)」と呼ばれる伝統菓子だとわかりました。韓国ではハチミツは薬とされており、それが名前の由来のようです。




こちらはカンファレンスのディナーで出された菓子



手前は、ナッツのあんを挟んだ餅菓子で、周りに薄く豆のあんがまぶされています。
奥二つは蒸しパン的なテクスチャーのお菓子で、黄色いのがおそらくカボチャ、茶色いのが黒糖風味。これも米粉を使い、生地を蒸し上げていると思われます。

餅菓子はもちろん、むっちりですが、蒸しパン的お菓子もむっちりしています。
甘さはいずれも控えめでした。

私は、こういう伝統菓子を買って帰りたかったのです。
実は、一度、チャンスがありました。
上で紹介しているパン屋「SUNG SIM DANG」に連れて行ってくれた地元の方と、彼女の近所の家庭料理店で食事をした後に、餅菓子を作っている小さな店に連れて行ってくれました。

そこは町の豆腐屋さんのような雰囲気の店で、店の奥でその日に作ったものを店頭(といっても、殺風景なテーブルのみしかないところでしたが)で販売していました。日本の大福のような餅菓子があり、上で紹介した四角くカットした蒸し菓子、餅菓子に似たものあり、白、緑、ピンクがカラフルな親指の頭ほどの小さな餅菓子(ソンビョンと呼ばれるらしいです)もありました。
これはほしい!けれど、スーパーの惣菜が入れられている透明パックに入り、作ったその日か、遅くとも翌日には食べなければならない様子。帰国まではまだ日にちがありましたので、ホテルの部屋の冷蔵庫に入れておいてもダメでしょう。泣く泣くあきらめました。

帰国の際に、空港でなら何か買えるかもしれない、と期待しましたが、見て回る時間があまりなく、結局、空港では何も買えず、残念!
次に行くチャンスがあれば、その時こそは色々と買いたいですね。



餅菓子以外では、日本の瓦煎餅に似たものを見ました。
「SUNG SIM DANG」の店内にもありましたし、看板にもドーンと出ていたので、実はこれも名物とか?


SUNG SIM DANGの看板  時計のすぐ下の写真が瓦煎餅っぽいです


古い町並みの残る全州(チョンジュ)にも、瓦煎餅を売る菓子店がありました。



試食が出ていたので、食べてみたところ、日本の瓦煎餅と同じパリパリの食感!



生姜風味の砂糖をまぶした煎餅もありましたが、こちらの煎餅はしなっとしていました。



バリエーション豊かな瓦煎餅が作られているようです。
そういえば、高速のサービスエリアの売店にも色々な形の瓦煎餅を見ました。
やはり、瓦煎餅も韓国らしいお菓子のひとつ?




同じ通りに、たい焼きらしきものをパフエ風にデコレーションしたスイーツが売られていました。お値段4000ウォン。日本円に換算すると、400円ちょっと。食べ歩きによさそう。

これは、伝統菓子というよりも、創作モダンスイーツですね。
日本のたい焼き屋さんの新メニューのヒントになるかも?(笑)

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韓国一おいしいパン屋?!「SUNG SIM DANG 聖心堂」@Daejeon

2015-09-05 18:01:26 | お出かけ&旅行
先日、韓国の家庭料理の店で食事をした後に、“韓国で最もおいしいパン屋”に連れていってもらいました。

フランス料理の店が0軒、ワインバーが2軒というテジョン(大田、Daejoen)に、韓国で一番のおいしいパン屋なんてあるんでしょうか?

賑わっているエリアに車で連れていってもらうと、西欧風の瀟洒が建物がありました。
それは、そのパン屋の経営するケーキブティックで、カフェが併設されています。
中に入ってみましたが、フランス風のケーキ、焼き菓子類などがありました。

私たちの目的は、この建物から少し入った 「SUNG SIM DANG -聖心堂」



肉そぼろの入ったパン(左)が有名だそうで、連れて行ってくれた人はこれと、ニラ入りパン(右)を買っていました。袋のデザインがカワイイですね。
調べると、肉そぼろパンは「Twigim soboro」 (fried streusel)、ニラ入りの方は「Pantarong buchu bread」 (sticky leek bread)と紹介されていました。



この肉そぼろパンの看板は店の外側にもドーンと出ていました。
油で揚げていますので、想像するに、日本のカレーパンに似た感じなのかも?



店の入り口

中に入ると、日本のパン屋さんとほぼ同じ雰囲気です。
売り場は広く、パンの種類も多く、トレイを持ってセルフサービスでパンを取り、レジで精算します。

パンの他、焼き菓子、伝統菓子なども販売していました。
ひとつお菓子を買ってきましたので、また別途紹介します。



私がチョイスしたライ麦パン

帰国する前々日だったため、日持ちが心配になり、これなら大丈夫そうかなと思いました。
ホテルの部屋の冷蔵庫に入れておき、帰宅してからも冷蔵庫に入れました。



直径約14cm、重量400g。
単なるライ麦パンかと思って買いましたが、表面をよく見ると、どうやら何かが混ぜられている模様。



混ぜ物の正体は、さつま芋のような?栗のような?
店のホームページで調べてみようと思いましたが、ハングルで読めず…

軽くトーストして食べてみましたが、混ぜられている黄色いものは日本の芋の食感とも栗の食感とも違います。甘さはあります。
生地は酸味があり、ややしっとりとしています。クリームチーズを塗り、おいしくいただきました。



ライ麦パンは種類がいくつかあり、買い物客の様子を見ていると、ごく普通に買い求めていました。
また、日本でいうところの惣菜系のパンがよく売れているようでした。中に具を包んでいるタイプ、混ぜ込んでいるタイプが目に付きました。

夜の9時過ぎという時間でしたが、店内には買い物客が多かったです。夕食用のパン、もしくは翌日の朝食用のパンを買っていたのかもしれませんが、評判店なので、お土産用に買い求める人もいるのでしょう。それを証明するかのように、帰国する日、空港行きのリムジンパスを待つ待合所には、この店の紙袋を持った人が何人もいました。




紙袋には1956年創業と書かれていました。
来年で創業60年!この手の店としては老舗なんでしょう。
ホームページによると、パンの傾向は、フランス、ドイツ系のようです。



菓子店のほか、イタリアレストランやカフェ、うどん店も展開しているようです。
ホームページでうどん店のページを見てみましたが、日本語の「うどん」の文字があり、うどんのほか、のり巻きやおにぎり、エビフライをご飯で包んだもの(初めて見ました!)などの写真が出ていました。


店の外のディスプレイには、日本の「氷」のflagが!



表通りにあるカフェ併設のケーキブティック

車で行ったのでわかりませんでしたが、パン屋もケーキブティックもテジョン駅近くにあるようです。

実はこの店は、ミシュランガイドKoreaで初めて2011年にオンリストされたベーカリーだそうです。だから人も集まるんですね!

テジョンを訪れる機会があれば、覗いてみてはいかがでしょうか?


SUNG SIM DANG -聖心堂
480 Daejong-ro, Jung-gu, Daejeon(Korea)
http://www.sungsimdang.co.kr/  ※韓国語のみ

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もうひとつ韓国のワイン事情 -韓国ワインを飲む

2015-09-04 18:33:06 | ワイン&酒
昨日お届けした 韓国のワイン事情に、もう少し話を付け加えたいと思います。

先日、韓国でのフランス料理のディナーを紹介しましたが、その時に出されたワインのひとつが 韓国産 でした。


M56 Elevation 2009 Grand Coteau 2009 (Daebu, South Korea)

ボルドー型のボトルに入っているので赤ワインかと思いきや、注ぐとロゼワインで、夕陽を思わせるような濃い色調。
香りも風味も、紫色のブドウジュース系のニュアンスがあり、どうやらヨーロッパ系ブドウのヴィティス・ヴィニフェラではなさそうです。
味わいもまったり系で、チャーミングで、ほの甘く、酸味も穏やか。アルコール度数12%。

調べてみると、キャンベル・アーリー種(Campbell Early)!
マスカットハンブルグ系のアメリカ交配品種で、日本にも川上善兵衛によって導入されています。
独特の風味(フォクシーフレーバー)があり、このロゼワインにもそれが出ています。



Daebuは、日本語表記では“大阜島/テブド”となります。国際空港のあるインチョンの南に位置し、ソウルから1時間ほどの距離にあり、干潟の潮干狩りや海水浴が有名な観光地のようです。英語表記ではDaebudo Island。橋が架けられているので、車で行けます。



テブドはブドウも有名で、50ものブドウ栽培者組合 Green Agriculture Associationがあり、そこが「Grand Coteau」という名前でワイン造りをしています。

このロゼは、2014年のAsia Wine Trophy でシルバーメダルを受賞しています。
赤ワインなど、他のラインナップもあるようです。

観光地にある、この「Grand Coteau」が今後どう変化していくか、非常に興味があるところです。



他に韓国産のワインはないものか?…と、探しましたが、なかなか出合いのチャンスがなく、でも、意外なところで、こんなラベルのワインを見つけました。


Mulberry Premium Ohdi Wine (Buan, South Korea)

マルベリーとは“桑の実”のこと。
韓国の方に聞いたら、“Ohdi”(オディ)が桑の実だそうで、これは桑の実が原料でしたか!
シックなラベルの雰囲気から、プレミアムなワインを想像しましたけれど、大きな誤解でした(笑)
アルコールは12%。おそらく甘さのある味わいなのではと思います。

というのも、このボトルは、韓国滞在の後半に訪れた全州(チョンジュ)のオシャレなレストランの前にディスプレイされていた空きボトル の中から見つけたからです。


昨日紹介したMr. Jesse Jeongの話にあったように、やはりチリが多い!


右端のMadiranは濃厚でパワフルなフランス南西地方の赤 -ガッツリ好きにピッタリ!



チョンジュは文化財が多く、古い街並みが保存されている都市で、観光客が多く訪れます。
そのため、観光客相手の店が多く、飲食店も幅広く揃っています。



この空きボトルを見つけたのは、古い街並みが残るエリアのちょうど入り口のところにある、オシャレで洗練されたレストランの前。


この碑の斜め向かいにレストランがあります

世界各国から観光客が来る場所だからなのでしょうか、韓国の料理やお酒に飽きかけてきた外国人の目には、ここでなら馴染みのワインが飲める!と思わせてくれそうです。
いい場所に、効果的なディスプレイをしていると思いました



桑の実ワインで思い出しましたが、昨日のモスカート・ダスティの画像の中に、フルーツの絵の入ったものがありました。
MOSCATOという名前と一緒に、レッドラズベリー、ブルーベリー、クランベリーという名前が記載されています。



MOSCATO BLUEBERRYには、緑のブドウとブルーベリーのイラストがあり、もしかしてブルベリー入り?
フェアが始まる前の準備中のブースでテープが張られており、人が誰もいなかったので、写真だけ撮ってきましたが、イタリアのDOCDワインのモスカート・ダスティではなく、似て非なるフルーツワインなんでしょうね。

韓国では甘くてフルーティーなワインも好まれるので、“フルーツワイン”というカテゴリのニーズも多いのかもしれません。

そんなこんなで、ようやく、少しずつ韓国のワイン事情が分かり始めてきました。


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韓国で聞いたワイン事情

2015-09-03 16:05:26 | ワイン&酒
韓国に一週間滞在し、韓国人から聞いた話やセミナーを元に、韓国のワイン事情をまとめてみたいと思います。

セミナーは、Open Source Software Competency Plaza のManagerである Mr. Jesse Jeongが、韓国のワインマーケットについて紹介してくれました。


Mr. Jesse Jeong

韓国では輸入ワインにかかる税金が高いため、消費者は価格を最も重要視します。

よって、コストパフォーマンスの高いワインが好まれます。

また、赤ワインを好むため、赤ワインの消費比率が非常に高いですが、このところはスパークリングワインの比率が伸びていることもあり、赤ワインの比率が少し下がってきています。

スパークリングワインは、若い女性がピクニックなどに白ワインとともに持っていくことが多くなってきているため、消費量が増えています。

スパークリングワインは南アフリカが価格の魅力で急増しています。
白ワインはイタリアがNo,1で、それもモスカート・ダスティがトップシェアだとか!
この2カ国のワインは、韓国に安く入ってくるそうです。

モスカート・ダスティは、マスカット風味が華やかで、味わいも甘いピエモンテの白ワインです。
ピュアでチャーミングな甘みが魅力とはいえ、甘口のワインが白ワインの人気トップとは驚きです。
「コリアンは甘口が好きだからね」とJesse。



私が参加したカンファレンスの後に開催されたワインフェスティバルでも、甘口のモスカート系ワインが出ていたので、大いに納得しました。

甘口の上に、アルコール度数が低いのも、人気に一役買っているそうです。

また、白ワインが難しい韓国でも、ドイツのモーゼルをはじめとしたGerman Whiteは増えているとか。
フレッシュ&フルーティーなタイプのドイツの白ワインは、確かに韓国の人たちが気に入りそうですね。

となると、大ブレイクしているという南アのスパークリングワインのテイストが気になり、Jesseに聞いてみると、やはりこのスパークリングも甘口だそうです。
「南アのスパークリングワインの生産量はそれほど多くない。日本ではあまり見ないかもしれないけれど」

日本でも南アのスパークリングがいくつか入っていますが、やはりピノタージュやカベルネ、シラーといった赤ワインが多く、白ワインではシュナン・ブランが定番でしょうか。
ピノタージュは、韓国では人気がないそうです。



赤ワインでは、味のハッキリしたテイストを好む傾向が強い韓国では、ガッツリ飲みごたえのあるカベルネ・ソーヴィニヨンが最も好まれ、シラーも人気です。

輸入国としてはチリがトップで、イタリア、フランス、スペインが上位にいます。

チリはコストパフォーマンスの点から好まれ、スペインも同様です。ただし、チリの白ワインは重要視されていません。赤のみで、カベルネ・ソーヴィニヨン、シラー、カルメネーレなど、やはり濃いタイプが好まれます。

フランスワインは高いけれど、スパークリングワインの比率が増え、他も比較的順調とのこと。

じゃあ、ブルゴーニュワインは?と尋ねると、
「高過ぎて手を出せない」と苦笑してました。
それは日本でもそうですけれどね

韓国のワイン市場の推移をみると、1998年に韓国経済が落ち込みますが、以後はゆるやかに成長し、日本のワイン漫画の影響で、2007年に過去最高となります。

しかし、2008年のリーマンショックを受け、2009年には底を見ます。
それでも、以降は順調に回復し、2013年には2007年レベルに戻りました。

韓国のワイン市場で面白いのは、消費が常に右肩上がりというのではなく、ジグザグが見られることです。

例えば、ある国との関税条件が良くなると急増しますが、翌年はその反動でマイナスになることもあるのです。

また、韓国のワイン消費は国民の祝日やホリデーに大きく左右され、月によって大きく差が出ます。
韓国では、ワインはギフトとしての需要が多く、販売の最も重要な機会となります。よって、ホリデーや祝日が月の前半にあるか、後半にあるかで(年によって日にちが異なるため)変わってきます。

年始や年末は、日本と同様にクリスマスやニューイヤーで需要が多く、秋は白ワインとスパークリングワインはダウンします。

ソウル在住という人に聞くと、ソウルでも冬はマイナス10度になるとか。意外と寒いんですね。この気温では、寒くなってきたら、白ワインやスパークリングワインには手を出しにくいのも納得です。



そうそう、私が滞在していたテジョン(大田)は、韓国第五の都市ですが、フランス料理店は一軒もなく、ワインバーは2軒のみだそうです。
とはいえ、イタリア料理店は何軒もあり、ワインショップもあります。

ソウルになると、フレンチはもちろんあり、ワインバーもたくさんあります。
日本でも東京が一番のワイン消費地ですが、その他の都市でもフランス料理店やワインバーはありますから、ずいぶん違いますね。

オリーブオイルについても、ワインビジネス従事者でも、まだまだ知識は日本に及ばないと聞きました。

甘口のフルーティーな白ワインを好むとか、ガツンとインパクトの強い赤ワインを好むとか、韓国では、かつての日本が辿ってきた消費傾向が見られるように思います。



今回のカンファレンスで、私は韓国料理にロゼワインとスパークリングワインを勧めました。



辛くてピリッとインパクトのある韓国料理には、幅広く活躍するロゼワインが似合うと思います。
また、スッキリし過ぎない、ほどよい果実のコクのある、泡がクリーミーな辛口スパークリングもいいのでは?



なお、韓国ではBYO(ワイン持ち込み)がポピュラーで、1本10000~20000ウォン程度でレストランに持ち込めます。
※持ち込み金額は店によって異なります。

ワインが置かれていない店でも、このシステムがあれば、レストランの料理とワインが楽しめるわけです。
が、ワイングラスも持ち込みするのかもしれないですね。



さて、ただいま仁川空港で搭乗待ち中です。
帰国したら、また改めてリポートします。

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韓国の家庭料理をいただきました

2015-09-02 09:19:59 | お出かけ&旅行
韓国料理は日本でもすっかり定番となりましたよね。
東京でもたくさんの韓国料理店がありますが、家庭ではどんな料理が食べられているのでしょうか?

フリータイムだった昨夜、仲良くなった韓国人男性に誘われ、ここテジョン(大田)にいるという彼の友人のオススメという韓国家庭料理の店に行ってきました。



メニューは「本日の定食」ひとつのみで、一人分ずつお盆で提供されます。これで約1000円(10000ウォン)。

蓋のついた器の中は、牛肉と大根のスープ。
エゴマのサラダ(左上)、左下は白身魚の唐揚げです。
カレイと言われましたが、違うと思います(笑)
右下はイカと豚肉を辛いソースでからめたもので、ピリ辛でビールが進みます。



ビールは大韓航空の機内食でも出たhiteの瓶ビール、500ml。
軽くサッパリしたテイストが辛味の料理に合います。

たくさんの小皿のおかずが付いていますが、これこそが韓国の食事スタイルだとか。
昔、非常に貧しく飢えた時代があったので、色々な種類のものをお腹いっぱい食べたい!という人々の願いから、こうしたスタイルになったそうです。

だから、フレンチのコース料理よりも、ビュッフェ料理の方が韓国人には喜ばれるみたいです。

なお、レストランでは個々に小皿に盛り付けていますが、家庭では違うそうです。
京都のおばんざいみたいだと思いました。



食後は、韓国で一番美味しいというパン屋や、テジョン在住の方のお気に入りのコーヒー店に連れていってもらい、なかなか充実した一夜でした

連れて行ってくれた韓国の友人に感謝です


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