今週、小規模のシャンパーニュ生産者を扱う輸入元十数社ほどが集まり、都内で開催された試飲会(第4回 グローワー・シャンパーニュ合同試飲会)に出かけてきました。
この会は、すでに何回か開催されていますし、よく知る輸入元もいるので、知っている生産者も多いですが、新しい造り手、見逃していた造り手などに出合うことができるので、毎回チェックしています。
この会は、すでに何回か開催されていますし、よく知る輸入元もいるので、知っている生産者も多いですが、新しい造り手、見逃していた造り手などに出合うことができるので、毎回チェックしています。
ヴァンサン・ルノワールの息子アドリアン・ルノワール初お目見え
(輸入元:ヴァンクロス)
繊細なル・メニル・シュル・オジェのEncry エンクリ
(輸入元:都光)
Gamet ガメ も同じ輸入元(都光)
興味深い生産者
(輸入元:VIVIT)
同上
安定のタルランはコスパ良し
(輸入元:八田)
アルベール・ルヴァスールもコスパ良いです
(輸入元:ワイナリー和泉屋)
レミー・マッサンもワイナリー和泉屋。
こちらの方が、ワインの味を追求するスタイル。
この試飲会からブレイクしたともいえるダミアン・ウーゴ。
(輸入元:The Opener)
以前、生産者来日記事で取り上げたキャステル・リエバ。
(輸入元:オフィスTSUBU)
キャステル・リエバのラタフィア!
ブドウの果汁にマール(ブドウの絞りかすで造る蒸留酒)を加えたものですが、ブドウ!という感じがして、美味しかった。アルコールは18度でした。
紹介したのは一部ですが、試飲して、輸入元の選び方を見て、いくつかトレンドを感じました。
価格高めの商品も、品質の良さや独自性で消費者にアピールでき、それを消費者が受け入れる市場があること。
その一方で、堅実でコスパの良い商品もしっかりあり、好みに合えばお買い得ですよね。
シャンパーニュ3品種の中では控えめだったピノ・ムニエをしっかり造る生産者がいて、100%ピノ・ムニエのシャンパーニュが今や人気となっています。
ピノ・ノワールじゃなきゃ…という人もまだいるでしょうが、ピノ・ムニエの個性が認められてきました。
熟成期間を長くする傾向&泡が強くない傾向も感じます。
熟成期間が長いからといって良い商品とは限らないと思います。変に老成し、生命力を失ってしまったように感じるものもあるからです。要は力のバランスです。
泡が強すぎず、スティルワインのようにしなやかさがあり、じっくり楽しめるシャンパーニュも個人的には好きです。ゆっくり楽しめ、食事を通して飲めますからね。
つまりは、シャンパーニュも多様性のあるワインということです。
ただシュワシュワを楽しむだけ、乾杯の1杯だけ、というワインではなくなっています。
非常に奥深いワインですが、だからこそ、選ぶ悩みがあるわけです。
まずは、堅実なところから飲み始め、好きな生産者、銘柄を探っていくのがいいでしょうか