ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

希少な日本産ホップ使用「MURAKAMI SEVEN IPA」が数量限定で新発売!

2019-06-27 18:15:02 | ワイン&酒
このところのクラフトビール人気で、ホップへの注目が高まっています。
100種もあるというホップの個性を表現したクラフトビールは、とりわけ香りに特徴が表われます。
そのホップの多くは外国からの輸入品ですが、日本産のホップも100年ほど前から栽培されてきました。

日本産ホップは、安価な輸入ホップに押され、また、農家の高齢化などで作付け面積を減らしてきましたが、近年急増した日本のブルワリーからの需要が増え、その存在価値が高まってきています。

日本産ホップの約70%の作付面積を持つキリンビールのクラフトビール事業「スプリングバレーブルワリー」では、希少な日本産ホップ「MURAKAMI SEVEN」を使用したビール「MURAKAMI SEVEN IPA」を、数量限定で新発売します。



MURAKAMI SEVEN IPA

村上セブンとは、キリンビールのホップ博士こと村上敦司さんが育種したホップです。
育種した品種が「江刺7号」だったため、村上+7号=MURAKAMI SEVENになったそうです。


ホップ博士 村上敦司さん
(キリンホールディングス 酒類技術研究所 主幹研究員)

名付けたのは村上さん自身ではなく、「勝手に名付けられた」とのこと。



ホップの毬花(きゅうか)がビールの原料になります




「MURAKAMI SEVEN IPA」飲みました!
(2019年6月26日 発表会にて)

香りに特徴があり、イチジク、温州ミカンなどの香りがあるということですが、イチジク、マスカットなどの甘く華やかな香りがほわっと匂い立ちます。これは本当にいい香り。かなり好きです。
苦みに関しては、穏やかで心地よい苦みとなるように造ったそうです。
口当たりがソフトで、なめらかで飲みやすく、コクコクいけます。
アルコール度数は、IPAにしてはあえて軽めの5.5%になっています。



MURAKAMI SEVEN IPA は、2019年6月27日(木)から、スプリングバレーブルワリー各店(東京・横浜・京都・銀座BTG)で飲めます。
東京、横浜、京都の各店では、レギュラー1杯 360ml 1,180円(税込み)
BTGでは、レギュラー1杯 250ml 700円(税込み)

7月8日からは、全国の「タップマルシェ」に登場します。

家で飲みたい方は、キリンのオンラインショップ「DRINX」で購入できます。
予約は6/20から始まっており、7/2から出荷されます。
330ml瓶 6本セットで 3,369円(税込み)
https://drinx.kirin.co.jp/




左)キリンホールディングス 常務執行役員 溝内良輔さん
右)スプリングバレーブルワリー東京 ヘッドブリューワー 古川淳一さん

発表会では、日本産ホップについても詳しく紹介されました。
日本産ホップについては、昨年の東北での収穫を取材してきましたので、改めてリポートをお届けする予定です。



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