ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

イタリアのオリーブオイル

2008-12-01 14:38:56 | おいしい食べもん
先日(11/17)、東京で 「Vinitaly」(ヴィニイタリー)という、イタリアワインの試飲イベントがありました。
本来なら、まずはワインのことを紹介しなければいけないのですが、それは後日報告させていただくことにして、今日は 「オリ-ブオイル」 のことを紹介したいと思います。




オリーブオイルは、すっかり日本の食卓でおなじみのものになりましたので、どこの家にも1本はあるのではないでしょうか?

産地は、イタリア、スペイン、ギリシャ、トルコあたりが多いでしょうか。

中でも、イタリアの場合、単なる「イタリア産」というだけでなく、ワインのように「○○州産」と表示されたものも多く、味わいも州による特徴がよく出るといいます。

今回のヴィニイタリーではイタリア各州のオリーブオイルも紹介されていたので、もちろん、オリーブオイルのコーナーに足を運んできました。



20の州の中で、最もベーシックで使い勝手がいいといわれてるのが、イタリアのほぼ中央に位置するトスカーナ州のもの。



FRANTOIO SANTA TEA  (トスカーナ)

1426年からオリーブの加工をしていたという、トスカーナはレッジェロ(フィレンツェの南東郊外)に本社のあるフラントイオ・サンタ・テア社のもの。
同じトスカーナのキアンティ・クラシコ地区でもつくっているということですので(DOPキアンティ・クラッシコ)、オリーブオイルは本当にワインと同じ感覚のものですよね。

これはマイルドでピュアな、ほどよいコクのあるオイルでした。



次に、「この中で一番刺激の強いものは?」とリクエストして出てきたのが、


TITONE Extra Virgin Olive Oil  (シチリア)

家族経営のTitioneのもので、オーガニック栽培を行い、収穫も手摘み
ラベルも素敵です。

小さいプラカップに注いでもらった液体は深い緑色で、口に含むとピリリとしますが、油っぽい感じはまったくなく、オリーブをそのまま絞ったピュアなジュースそのもの!たしかに個性が強いですが、品質の良さが光り、私はこれは好きです




その他にも、各州からのオイルがありましたが、時間がなくて充分テイスティングできなかったのが残念!

価格もピンからキリまでありますが、高いから良いかというものでもなく、まずは自分の好みに合うもの、また、使う目的によって最適なものを選ぶのがいいかと思いますが、確かに、こんなふうにずらりと並べられると悩んでしまいますよね。



こんなスタイリッシュなボトルに入ったものもステキ



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