ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

ナパヴァレーBTGプロモーション授賞式&インタビュー

2015-02-27 11:20:16 | ワイン&酒
先日、結果発表した 「ナパヴァレー・ワイン・バイザグラスプロモーション2014」の授賞式 が、2月26日(木)、ロウリーズ・ザ・プライムリブ 東京(東京都渋谷区)にて行われました。

※プロモーション内容と結果発表の詳細は → コチラ



受賞店の代表者とナパヴァレー・ヴィントナーズ(NVV)スタッフによる記念撮影

【受賞結果】

■レストラン・バー部門
A. 売上本数最多店 (2店) ロウリーズ・ザ・プライムリブ 東京 (742本)
                 ユニオン スクエア 東京 (448本) *注1
B. 売上金額最高店     ワイン蔵 TOKYO (5,500,000円)*注2
C. 1席あたり本数最多店  エド・パーラー (1席54本)
D. 初参加優秀店      横浜うかい亭 (633本)
E. 日本料理優秀店     カモシヤ (601本)

■ホテル部門
F. 売上本数最多店 (1店)    The Oak Door / Grand Hyatt Tokyo (1,735本)
G. 売上本数最多グループ(1社) ANAインターコンチネンタルホテル東京 (1,662本)



受賞店への賞品  -ナパワインのマグナムボトル!



授賞式後、気になった受賞店にお話を伺いました。

まずは、日本料理優秀店 「カモシヤ」
名古屋の栄で営業する 味噌おでんとワインの店で、客単価は3200円前後とか。
普段、店で置いてあるワインは、ニューワールド、フランス、スペインが中心だそうです。
おでんといっても、八丁味噌を使い、ちょっと甘目で真っ黒なつゆで煮込むようで、名古屋らしくて面白そうです。
ナパ・ヴァレーのワインとのマッチングでは、ニュートンのクラレット(比較的お手頃な価格のボルドーブレンドの赤)に牛すじ、シラーにゴボウ天、シャルドネに玉子やはんぺんが良かったとのこと。また、ソーヴィニヨン・ブランに大根+八丁味噌もかなりの大ヒットだったそうです。
名古屋だから、八丁味噌はどうしても使いたかったけれど、甘くなりがちなのをドライなテイストに抑えてマッチングを考えたのがポイントだとか。

初参加優秀店 「横浜うかい亭」も和食ですね?と訊いてみると、
特撰黒毛和牛の鉄板焼店で、シェフはフレンチのシェフなので、ソースを多用したメニューもあり、普段はフランスワインが多いそうです。フォアグラなどのフレンチの素材はもちろん、牡蠣やアワビなどの海鮮もあり、客単価2万円の高級店です。
オーパス・ワンに黒毛和牛の白トリュフ入りビネガーソースをマッチングさせたり、というゴージャスな組み合わせもあったとか。

1席あたり本数最多店 の「エド・パーラー」(銀座)は、わずか5席ほどの店。
カリフォルニアワインが好きで、普段から置いているそうです。
ステーキやハンバーグなどの肉料理とのペアリングを楽しみながら飲むお客様が多いですが、深夜まで営業しているため、ワインだけを飲み来る常連さんも多いとか。



授賞式の後には、輸入元各社のナパワインとロウリーズの料理との「ペアリング」体感がありました。


ナパワインの説明をする輸入元各社

ナパの代表的な品種「シャルドネ」と「カベルネ」に絞り、シャルドネはマロラクティック(MLF)あり~なし、カベルネはAVAの異なるもので、料理に合わせました。


シャルドネはMLFだけでなく、樽の使い方によっても味わいが異なりました



同じ牛肉というメイン食材でも、組み合わせる食材(ソースなど)や調理法により、異なるワインと相性が良くなるということを実験的に体感。



2015年も「ナパヴァレー・ワイン・バイザグラスプロモーション」は開催されますが、時期は10月~11月ぐらいに前倒しされ(例年は11月~12月)、また、試飲会も開催する計画があるようです。

2015年の優秀店は研修旅行招待があるようですから、参加店は力の入れ甲斐がありますね


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