ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

ラグビーの強豪「南アフリカ」はワインもスゴイ!

2019-10-03 21:26:51 | ワイン&酒
南アフリカ共和国といえば、世間一般的には、特にラグビーW杯が開催されている今は、「ラグビーの強豪!」でしょうか。

私の認識では、南アといえば「ワイン」です。
日本市場にはかなり前から入ってきていますし、また、ここ近年は国を挙げてワインのプロモーションを行なっているので、かなりの数の南アワインが入ってきています。
とはいえ、個人的にはそれほど多く飲む機会はなかったのですが、今年の7月、Wines of South Africaの試飲会が都内で開催され、参加したところ、南アワインの変化に驚かされることしきり!

南アワインといえば、赤はピノタージュ、白はシュナンブランが中心で、赤は辛口といえど、フルーツの甘みが強いものが多い印象でした。
また、独特のスモーキーなニュアンスが、赤にも白にも感じることが多かったのです。

それが、まったく変わってます!



たとえば、左から、シュナンブランのブレンド、セミヨン100%、シュナンブラン100%の白ワインです。

左端のブレンドワインは、シュナン44%に、セミヨン27%、ヴィオニエ18%、ルーサンヌ11%、ヴェルデホ5%という個性的なブレンドで、古いフランス樽でスキンコンタクトを行ないながら3日間自然発酵を行なっています。無添加、無濾過、無清澄で、うまみたっぷりの味わいでした。参考上代は3,300円(税抜)。

右ふたつも自然なつくりで、右端のシュナンブランは株仕立てのブドウで、ビオロジック、全房発酵、無添加、無濾過、無清澄。既存の南アのシュナンとはまったく違うスタイル、味わいです。参考上代2,800円(税別)。
真ん中のワインは日本限定ラベルで、参考上代2,800円(税抜)。
※輸入元:ラフィネ




ピノ・グリ100%のオレンジワイン「Cravan Wines Pinot Gris 2017」は、フレッシュ感がありました。
いまや、南アにもオレンジワインがある!
※輸入元:ラフィネ  参考上代3500円




赤ワインも面白いものがいろいろとあり、
左端はグルナッシュ100%、右ふたつはサンソー100%

右端の少女ラベルのサンソーはとてもやさしい味わいで、気に入りました。
真ん中のワインの色はとても淡く、赤というよりロゼに近いかも。
参考上代は各2,800円(税抜) ※輸入元:ラフィネ




右のピノ・ノワール100%の赤ワインはとても素晴らしい品質で、南アでここまでのピノ・ノワールが造られていることに驚きました。ブルゴーニュのピノ・ノワールにまったく負けていません。
聞けば、今大注目の生産者だとか。参考上代4,000円はお買い得!

左はブレンドワインで、サンソー33%、グルナッシュ・ノワール30%、シラー21%、カリニャン16%で、すべて株仕立ての古木のブドウを使っています。
参考上代4,200円(税抜)
※輸入元:ラフィネ

多種多様な品種から造る、多彩で魅力的なワインがあり、しかも価格は良心的とは、南アワイン、素晴らしい!

それよりも、輸入元のラフィネさんは、元々はブルゴーニュから始まっているはずなのに、いつのまにこんなに多くの南アワインを扱っていたんでしょう!輸入元も力を入れたくなるワイン産地、ということなんでしょうね。




黒ブドウのカベルネ・ソーヴィニヨンを白ワイン仕立てにした「The White CAB」なんて楽しいワインもあります。
※輸入元:コートーコーポレーション  希望小売価格:1,980円(税抜)




南アフリカワインに特化した輸入元「アフリカー」が出展していたワインも印象的でした。
ラベルのセンスがよく、ワインの品質もしっかりしています。
ここは通販サイトがあるので、興味ある方は、ぜひアクセスしてみてください。
ラグビーW杯が開催中なこともあり、SOLD OUTも出ているみたいですよ。
アフリカー https://af-liquor.com/




「GSAジャパン」もショップサイトあります
https://www.capewinejapan.com/




受賞歴多数の「FLAGSTONE」の赤ワインは、骨格しっかり系。
右端のピノ・タージュ「Writer's Block」は、シングルヴィンヤードの限定ブロックのブドウのみを使用。
Blockという文字がラベルに記載された南ア初のワインだそうです。
※輸入元:アコレード・ワインズ・ジャパン 参考価格:2,935円(税抜)




右の「Davide & Nadia」は、グルナッシュ100%。
全房で天然酵母発酵。これは素晴らしかった!
「スワートランドのピノ・ノワール」と呼ばれているようです。
参考上代6,200円(税抜)

印象的な左のラベルのワインは、エルギン地区のピノ・ノワール。
フレッシュでエレガントに仕上げています。
参考上代5,400円(税抜)
※輸入元:マスダ



オランダの東インド会社司令官のリーベックが南アに入植し(1652年)、その後、スペインとドイツからブドウを持ち込んで、コンスタンシアで栽培を開始したのが1655年のこと。
1659年に 南ア初のワインが誕生しました。
つまり、南アワインが誕生して、今年で350年

ブドウ栽培の歴史が古い南アでは、樹齢100年を超える畑も多くあるため(7.5ha)、樹齢20年以上のブドウ樹を保護し、樹齢35年以上のブドウ樹(3197ha)をたたえ、古木と認定する「The Old Vine Project」があるそうです。
※樹齢50年以上のブドウ樹の畑は352haだそうです

まだまだ知らないことがたくさんあります。

今回は、南アのワイン産地のテロワールについては触れず、栽培されているブドウ品種、造られているワインの多様性を紹介しましたが、テロワールも含めたら、何度リポートしても、なかなかカバーしきれません。
ちょうどまた、来週に南アワインの試飲会が行われますので、次はテロワールの追究もしてみようと思います。



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