ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

2017年に上陸「シャンパーニュ キャステル・リエバ」

2019-10-08 22:03:40 | ワイン&酒
日本人はシャンパーニュが大好き
著名ブランドも多いので、消費者の多くはそちらに目が行くかと思いますが、シャンパーニュ生産者数は約300近くあり、栽培者数は5000もあります。
フランスに行くと、地方のショップの棚には、日本では見ない生産者のシャンパーニュも並んでいます。

ですから、まだ日本で知られていない生産者を探し、日本に入れてくれる輸入元の皆さんには感謝です。

本日取り上げるシャンパーニュ生産者は、この生産者に出会ったからこそ輸入元を始めた、という、元会社員だった粒来さんの情熱があり、クラウドファンディングのプロジェクトをもって、2017年に日本に紹介されることになりました。


私が初めて「シャンパーニュ キャステル・リエバ」と出合ったのは、2018年4月のことでした。


CHAMPAGNE Casters Liébart 

「シャンパーニュ キャステル・リエバ」は、ヴァレ・ド・ラ・マルヌに1857年に創業したメゾンです。



現在の当主は5代目のダヴィッド・キャステルさん。
2018年4月に来日された際にお目にかかりました。

日本では2017年に初めて輸入されることになった「キャステル・リエバ」ですが、フランスでは何代にもわたって愛飲しているという根強いファンを持つシャンパーニュメゾンだそうです。

ダヴィッドさんと妻のセシルさん(実家は栽培&醸造家)が2000年からメゾンを引き継いでからはさらにクオリティを上げ、インターナショナル・ワイン・チャレンジなど、国際コンクールでの受賞も増えてきました。



キャステル・リエバの特徴は、マロラクティック発酵をしない醸造方法です。
ノン・マロラクティックにより、酸をしっかり残しています。

ヴァレ・ド・ラ・マルヌという土地柄、ピノ・ムニエを多く使っているのも特徴のひとつで、ベーシックキュヴェの「Carte d’Or」では80%がピノ・ムニエ、20%がシャルドネです。



「Carte d’Or」は、ドサージュが8g/Lの辛口Brut と、20g/Lの甘口Demi sec があります。
価格:各5980円(税別)




ピノ・ムニエ100%「Cécile」(セシル)は、ダヴィッドさんの妻のセシルさんから。
黒ブドウですが、ワインは白なので、ブラン・ド・ノワールになります。
ドサージュ7g/Lのブリュット。
女性の豊満なボディを表現した形状のボトルが目を惹きます。
味わいも、こっくりしたボディがあり、乾杯用というより食中酒向きでしょう。
11,800円(税抜)




私のお気に入りは、「Rose Brut」
シャルドネ30%、ピノ・ノワール30%、ピノ・ムニエ40%ですが、ピノ・ムニエの赤ワインCoteaux Champenois(コトー・シャンプノワ)を加えてロゼにしています。これがとてもチャーミングなんです。ドサージュは8g/L。
7,430円(税抜)




ダヴィッドさんが持っている印象的なボトルは、Millésime 2012」
シャルドネ60%、ピノ・ムニエ40%のBrutで、ドサージュは7g/L。
熟成は6年以上というスペシャルキュヴェ。
15,800円(税抜)




ほかにも魅力的なキュヴェが色々あります。
まだ日本に上陸して2年のシャンパーニュですが、シャンパーニュ選びに悩んだ時には、こうしたメゾンを選んでみるのも面白いのではないでしょうか


※輸入元:オフィスTSUBU

キャステル・リエバのシャンパーニュは、輸入元のサイトからも購入できます。
https://www.castersliebart.jp/



コメント
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