私は初老男である。
日本人の心理の根底に流れる「いい塩梅」的な事柄は・・・・。
私は否定できないでいる。
もちろん、そのことはとても「危うい」ものであることを実感している人も多いだろう。
日本人の「善意」同志がうまくかみ合っている時には、白黒をはっきりさせる某国のように「ギスギス」しない。
絶妙に「こと」が進んでいく。
ただ、その「絶妙の呼吸」というものは、とても小さな「ファクト」で崩れてしまう。
そう、どちらか一方が気が付かないうちに「強要」をしてしまうからだ。
「電通」という会社のことは、10月19日の記事でUpした。
私の思ったとおりである。
それは、あるニュース番組で電通社員のコメントで表れていた。
「営業目標が、変わらないで就業時間だけ守れと言われてもねぇ・・・・」
このセリフに凝縮されている。
先回のUpの芯の部分を繰り返すことにしよう。
「社員の待遇を改善」と「業績を落とさない」なんて神業をこうした宣言で、できるくらいなら元々今回の「社員の自殺」なんて事件は起きていない。
この「電通」という会社にも「組合」があり「36協定」も結んでいたのである。
そうしたことは、すべて「紳士協定」なのである。
しかし、現在の日本において「紳士」なる人間がどれだけいるだろう。
実際上、一番その「紳士的意識」で存在するべき・・・・。
「政治家」
という人種が、一番「紳士的でない」事実がある。
その中で「利益が最優先」である財界人が、その「紳士意識」を失っている人間が多くなっているのは・・・・不思議ではない。
日本人の「いい塩梅」が生き残るかどうかは、実は今がその「大事な時」なのである。
しかし、大半「もう遅い」って気がしている人も多いだろう。
・・・・・・私もその一人だ。
もしも、電通が「本当に改革」することができれば、変わることができるかも・・・・しれない。
今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、まずは「自分が変わる」ことができなければ、何も変わらないことに気が付きますように。
May
「滅私奉公」は、そろそろ変わるべきじゃないかぇ?ただ、それは「イエス・ノー」をはっきりさせることではない。