完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

野沢は今年も・・・  ~当世ウィンタースポーツ事情~

2010年02月11日 | Weblog
私は中年である。

果たして今年は「暖冬」だったのか「大雪」だったのか?

確かに新潟市では27年ぶりの「大雪」だったし、私の住んでいる地域も年末年始に一気に150cm近い雪が降った。

しかし、たくさんの雪が降る前に雨が降って、雪がボソッと減っていった。

このパターンは「暖冬」という感じだ。

まあ、どちらにしても確実に冬がやってきてそろそろおちついてきたってことだ。


さて、毎年この時期にUpしている「野沢温泉スキー」のことを今年もUpしたいと思う。

今年も中高年の男4人で野沢温泉スキー場に行った。

前日から大雪で長野もかなりの量の雪と冷え込んだ空気が肌に染みるようだった。
車で2時間ほどで野沢に着く。(まあ、県庁所在地に行くより近いってことなのだ)

日曜日の午前中で、野沢の温泉街は多くの人でにぎわっていた。
(はて、いつもより人が多いような・・・。)

その思いはスキー場に行ってみてさらに深まった。


野沢温泉スキー場は、日本のスキー場の中でも5本の指にはいる名スキー場だ。

そのスケール、雪質、アフタースキーの温泉もそれだけで屈指の名湯に数えられる。

しかし、その野沢温泉であっても、20代前半から通っている人間からすると「盛者必衰の理をあらわす」というかんじだ。

年々のウィンタースポーツ人口の減少の波をモロに喰らって最盛期の1/10程度の人しかいない。(決して大げさな表現ではない)

最初に野沢に来たときは、ゴンドラに乗るのに2時間待ちなんてのは当たり前だった。
(まあ、ゴンドラは当時4人乗りだった。今は12人乗り。)

輸送能力が上がるのと、利用客が減るのがちょうど重なった感じで、ここ5~6年はゴンドラもリフトも乗るのに待ったことはない状況だった。

それが、今年は最大で15分も待ったのだ。

雪質は最高!(そのかわり山頂付近で気温はマイナス10度)

これくらいの雪質になると、自分が「うまく」なったような気になる。

自分が思ったように曲がれるし、そのために他のボーダー・スキーヤーを見る余裕があるから、危ない状況にほとんどならない。

しかも、こうした軽い雪は力をかけずに曲がれる。だから疲れない。

30年近く通ってこれほどの条件に会ったのは一度か二度しかない。

二日間ともそうした状況だったのも初めてだ。本当に今年は「ラッキー」だ~~~!


宿の話もしておかねばなるまい。


私らの定宿としている旅館は外湯の「大湯」のすぐとなりで温泉街の中心にある老舗である。

10数年前にはS大学スキー部の合宿の指定宿で学生スキーヤーがぞろぞろしていたものだ。

しかし、老舗も最近はかなり大変だったらしい。

娯楽の多様性の中でウィンタースポーツの存在が薄くなったというべきなのだろう。

その中では老舗も今までと違う方向性を探してがんばっている。


年に一度しか行かないのに・・・いや逆だ。年に一度しか行かないからこそ「今」が分かるのだ。

今の日本の景気と同じに、少なくとも野沢温泉におけるウィンタースポーツ人口の減少は「底」は脱したように感じる。

とにかく、今年も充分に楽しめた二日間だったことをお知らせして終わりにしよう。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。宿の宴会で4人で飲んだ酒は、ほとんど「晩酌」程度だったなぁ。
                              may

さて、それだけ好調だったスキーの最後の最後に「大転倒」をして右肩を強打してしまった。未だ肩がよく動かない。








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