完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

小ネタを少々   ~政治・経済・理科・国語~

2008年11月16日 | Weblog
私は中年である。

麻生総理って人はマンガが好きだそうだが、ちゃんと日本語が読めなくてマンガを
よんでいるなら「本当のマンガの面白さ」も分かっているか疑問だね。

あれだけ演説の中の漢字を間違えるってことは、演説の内容が分かってないってことだ。

マンガはもちろんその「絵」の面白さが魅力の大きな部分を担っているけど、基本は
「セリフ」と「ストーリー」だろう。

つまり、それを味わうのは「文字」の部分なのだ。

大体「未曾有」を読めないってことは、その言葉の「意味が分かってない」ってことだ。
「頻繁」を「はんざつ」と読み間違えるってことは、その両方の意味も分からないってことだ。

政治家の武器は「言葉」である。はっきり言って政治家はそれでしか、私たちに思いを
伝えるとことが出来ないのだ。

故にそれを上手の操れないと言うことは、成熟した「政治家」とはいえないのである。



田母神って人の話も面白いね。

論文を読んでみて思った。そして、あえて言わせて貰えば根本的に彼が「幕僚長」という「公人」であるとき「私人」として限りなく自分の職務に関係するであろうことを論文で発表してしまったことは、やはり問題だろう。

私人としては、どんな思想を持っていてもそれ自体を罰することは出来ないであろう。しかし、それによって生まれる国民の「疑念」は彼が思っているほど軽くない。

「言論の自由」をしきりに彼は振りかざしているが、それは「公人としての肩書き」を失くした今だからこそ言えるものであり、公人としての時は少なくとも表立って発表して良いものではない。

なぜなら、それこそが「文民統制」(シビリアン・コントロール)の根幹を揺るがす
ことになるからだ。


過去の日本の引き起こした幾つかの戦争において「文民統制」どころか「司令部無視」の事態があったことは間違いが無い。

田母神氏がこの論文を発表するまでは、当然、日本政府の踏襲してきた「村山談話」による
東アジアを中心とした平和の為の「自衛行為」を行うことに、背くことは無いと
当然思われていた。

また、現に背きはしなかったのだろう。

しかし、彼の発表した論文はその「村山談話」を否定するものであるかぎり「命令無視」を
するのではないか?という疑念は、普通の自衛官より数段大きくなる。


勘違いして欲しくないのは、私は彼の論文が間違っていると全否定しているわけではないことだ。

「太平洋戦争」の終わりを「終戦」と呼ぶことに違和感を覚えていることはずいぶん
前に書いた。

あれは終戦だろうか?敗戦といったら怒られるのだろうか?

自虐的に「すべてにおいて」日本が間違っていたと言うのは、史実的にもおかしいのでは
ないかと思っている部分は多々ある。

田母神氏の論文には、共感できる部分もあるのだ。


しかし、現に自衛隊を動かすことの出来うる立場の人間が発するには、あまりに
誤解をされやすい論文であったことは言うまでも無い。

日本を取り巻く「軍事状況」も終戦当時からは激変している中で「太平洋戦争」を
国民の意識の中でしっかり論議してこなかったことが、こうした事態につながって
いるように思えてならない。

・・・なんか、国のどの省庁も本当に国民のことを考えて動いているとは思えない
状況の今日この頃である。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが今一度「太平洋戦争」のことをしっかり認識しますように。
                          
                          may

結局「解散総選挙」ってどうなったんだろう?
コメント
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