完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

「ネジレ」た今の政党   ~みんなネジレテルネ~

2008年05月08日 | Weblog
私は中年である。

夏日が二日ほど続いてからは、平年並みの気温になったのだが、人間はそれを
「ちょうど良い」と感じられないからむずかしい。

これが「ちょっと肌寒い」って感じて、さらに軽く「風邪気味」になったりするから
始末が悪い。

いまは20度をちょっと越えるくらいが平年並みだし、体にもちょうど良い「過し
易い」筈なんだけどねぇ。


ということで本当に今の世なのか「ネジレ」ているね。

政治の世界での「小さなネジレ」など、昔から数限りなくあったであろう。

しかもその「小さなネジレ」は、結構「軌道の微調整」としての意味があって、
悪い方ばかりに向いてはいなかったように思う。

自民党の「派閥争い」などがそのよい例で、昔の派閥がはっきりしていたときは
面白かった。


今なんか自民党に「派閥」があるのかどうか分かんない状況だ。

これから「二大政党制」が確立されるとしたら、キッカケになったのはコイズミ総理の
打った博打「郵政民営選挙」の時だったと記憶されるだろう。

あの時にしっかりした基盤(派閥)を持たないコイズミ氏が自民党の中で「国民人気」を
パワーとして自分の長年の「恋人」郵政民営化に「賛成するか・反対するか」で自民党
議員一人一人の判断を迫った。

「55年体制の崩壊」とよく言うが、本当に自民党が変ったのはあの時だ。

あの時他の派閥の長たちが、自民党を割ってでも「自民党の理性」を守るつもりで
あればもっと違った結果になっただろう。

結局、現実に「割った」亀井静香・平沼赳夫両氏あたりが、旧自民党の理性を守ったが
為に自民党を弾き出された形になった。見方によっては彼らの方が多分により
「自民党的」である。

自民党は「権力の中枢」いることをまず第一とし、その中で自分たちの主張を妥協を
重ねた中で「政治」を進めていく方法をずっと取ってきた。
(元々自民党が「保守大連立」によって二つの党が合併してできた政党だからだ)

話が逸れているが、なにが言いたいかというと
 
  「政治的に衆議院・参議院がこれだけネジレていたことはかつてなかった」

ということだ。

そのため、与党も野党も「ことの収め方」が分からない。

だから、与党は無理矢理の「再可決」を乱発していながら野党に「数の暴力だ」と
相手を批判する。散々自分たちがしてきたことを棚に上げて。

そして、野党は「はじめて」政権交代が現実になりそうになって、逆にうろたえている。

今回の政権交代が現実のものになっても、昔の自民党がやっていたような政治手法では
すぐに政権を維持できなくなることがわかっているからだろう。


前々から私が言っているように、民主党が政権を取れば「良い政治をする」と短絡的に
思っているわけでは無い。

ただ、長期的に同じ政党が政権を握っていれば「腐敗・堕落・無気力」が蔓延してくる
のは当然なのだ。
それは当の政治家の責任以上に、そうした「緊張感」を失わせた「国民自身」に責任が
大きい。

つまり「我々自身」の責任なのだ。

郵政民営化のときも、単純に「郵政は民営化した方が、税金とかが安くなりそう」くらいの
意識で自民党に投票した人も多いのでは無いだろうか?

私は「郵政民営化」には反対していない。「コイズミ流の郵政民営化」には反対して
いただけだ。

あの選挙で落選した議員には、私と同じ考えだった人が少なからずいた。

そして、「後期高齢者保険制度」もたしかその郵政のときに通過したはずだ。

物事を小さなことを無視し、大きなことで隠れ蓑にして政治を進めていくという「コスイ」
政治のやり方もコイズミ氏が残した「遺産」だろう。

ここまで「腐って」きたら、一度政界も「大異変」を起こさないとドンドンひどく
なるばっかりだぜ。


野党も「問責決議案」をいつ提出するか・・・。グズグズしてると時期を逸しちゃうよ!

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが「政治」は「緊張感」を持たせることでしか「クリーン」に
ならないことを認識しますように。

                         may

本当は、もっと違うことを書こうと思っていたので次回はそれ行きます。
コメント
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