My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

家族でテニス!

2007-02-03 01:55:58 | 空手道場日誌


ある、大きなスポーツ用品店のテニスラケット売り場で。

「あのー、全くの初心者なんですけどテニスを始めようと思っていて、初心者用にの使いやすいラケットを探しているんですけど。値段は大体$100から150位の範囲で、もちろんプロが使うような高いものはいらないんですけど、あまり安価な質の悪いものは使いたくないんですー。あんまり腕力がないので、できれば軽めの物で、面はちょっと大きめ、フレームは厚めでグリップはG2位のあまり太くないやつがいいですー。そんな感じでおススメのラケットがありますかー?」と一気に売り場のおにーさんに聞く。初心者の癖にやたらに細かく要求する。でも、より良い無駄の無い買い物をするときはまずリサーチ(下調べ)をしてから。これ、基本ね。

「じゃあ、これがおススメだな。初心者、特に女性には良いと思うよ。$120位していたと思うんだけど、モデルチェンジで価格が下がったんだ。軽くで大きめの面で使いやすいと思うよ。」と、Wilson Hammers 110 - $79をすすめられる。ろくに構え方や振り方も知らないくせにごちゃごちゃと物にあふれているお店の中で、ブンブン振り回して感触をチェックする。

「んー、軽くてとりあえず大きいし、手にもフィットするみたい…。」とコメントする。なかなかいい感じ。でも、利き手の左手とそうじゃないはずの右手と交互でふってみても、フォームが全然できていないため、左右同じに感じてしまうという始末。正確なところ判らない。グリップのサイズを見るとG3だ。今フィットしていても、この上からオーバーグリップを巻けない。太すぎてしまう…。1つだけでは何ともいえないので、他の同じくらいの値段のPrinceのラケットを貸してもらい、振り比べてみる。でも、やっぱり最初にすすめてもらったほうが心地よい気がするので、これを購入。そしてふと、売り場の一角にあった子供用の小さいラケットが目に入り、どうせ私が家に帰ってラケットを振り回していたら息子達が同じことをしたがって練習させてくれないことが容易に想像できたのでこれも購入。これはセールで$19。ちっこくて、かわいいー!グリップの部分も凄く短いー!面は結構大きいのにね。あと、夫の使っていたDunlopのラケットのオーバーグリップテープも買う。

何故、急にテニスをすることになったかって?そ・れ・は…。

私は、3ヶ月前に始めたジョギングを続けているし、食べ物もかなりヘルシーなものを食べて程ほど健康的な生活をしているつもり。だが、夫は仕事ではオフィスに1日中座りっぱなし、家に帰ればPCの前に座りっぱなし、休日も運動はゼロでスナックとして食べるものはほとんど好んでジャンクフードだ(さすがアメリカ人)。遺伝的に、もうそりゃかなりにスリムな体系をしているが、肥満がないだけで心臓血管系の病気へのリスクは将来的にこのままでは高い。食事には私と同じものを極力食べさせるようにはしているが、運動を定期的にする必要大。かといっても、彼はかなりにレイジーな性格をしている上に根気ゼロ。今まで人よりやや高めのIQと要領のよさだけでここまで来たような人だ(非常にムカつく…)。何かを定期的に継続してこなすなんてよほど興味のあるものでない限り無理な人。で、私が目をつけたのがテニス。彼は、高校時代、2年間ほど毎日部活で1時間半テニスをしていたらしい。オーストラリアに来ても、テニスラケットは持ってきていて、時々クラスメートと打ち合いをしていたそうだ。大学ではカンフーをしていたが、私の空手とはちょっと微妙に興味の的がずれている。そして、ジョギングなんて根性の要るものを続けさせるのは絶望的だろう。こうなったらもうテニス、これしかない!

オーストラリアはさすが、グランドスラムのトーナメント(っていうんだっけ?)の1つ、全豪オープンが開催される国(こないだ終わったばかりだね。残りの開催地は英・米・仏)、テニスはとても人気があるスポーツだ。2002年に世界チャンピョンになった若干当時21歳のかのLleyton Hewitは何と、このAdelaideの出身だ。こちらでは、あちらこちらに無料のテニスコートがあり、よく5歳くらいの子供から70~80才位のお年寄りまで同じ年齢層でグループを作って打ち合いをしているのを良く見かける。家の近所の半径3キロ内に、知っているだけでテニスコートが合計少なくとも30面はあり、テニスをするには非常に恵まれたところだ。

とりあえず、家の庭で新しいラケットに狂喜している息子達のそばで、夫に基本の構えと振り方を教えてもらう。子供達には洗濯物の干し場に、柔らかめのボールを紐でくくりつけてそれを打たせて遊ばせておく。そして、「OK。こうやってこうしてこう振るんだよ。」といって一回見せてくれて、「じゃあやってみて。」といきなりきた。「グリップの持ち方は?振るときのコツは?なんか振ってみても肩に凄い負担を感じるんだけど。こりゃ、私のフォームがどっか基本的におかしいよ。もうちょっと詳しく説明してよ。」といったら、「グリップはこうしてここを持って。こうやってこんな感じにスウィングするんだよ。」と2,3回見せてくれる。そして、「じゃあ、頑張って。」といってすずしいいつもの顔で家の中に入ってしまった。ダメだこの人。根気がない上に、理解できない人の気持ちが判らないせいか、教えるということがてんで苦手だ。要領が良すぎたことに起因する一つの障害か?しょうがないから、ネットで色々な必要な基本知識とフォームを自己学習し、1人でしばらく幾分か形になるまで頑張ることにする…。でも、1人でやっていて変な癖が付いたらちょっと後々大変かもしれない。短期間だけでもプロのコーチに教えてもらったほうが効果的で後々楽かもしれない。いずれにしてもこれでは、打ち合いができるようになるには当分時間がかかりそうだ。夫の定期的なエクササイズが始まるのはまだまだ先-。


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