My Laid-back Aussie Life

オーストラリア、アデレード発のオージーライフ、家族、看護などについて~

タイ風チリ・バジル・ダック

2007-03-12 07:40:46 | Myレシピ!


先日夫に作ってもらった、鴨のローストのあまりを使って「タイ風チリ・バジル・ダック」を作った。これは、私達のお気に入りのアデレードにあるタイ料理レストラン、Thai Bistro Siamのメニューを倣って作ったもの。アジア人、オージー両方に受ける豪華な一品。

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材料:

余りものの鴨のロースト(生の鴨を使うと風味がかなり薄くなると思う。)・大きいレッドチリ2本(小さいチリより大分辛さは控えめ)・ガーリック3個・玉ねぎ1個・タイバジル適量・Spring Onion1本(わけぎでも良い)・カシューナッツ1掴み分・オイル

調味料:醤油大さじ1杯・フィッシュソース小さじ1杯(ナンプラーとかも言うらしい)・ブラウンシュガー大さじ1杯(ココナツシュガーのほうが良い)・タイ産スイートチリソース大さじ2-3杯・米酢小さじ0.5杯

作り方:
1.鴨のロースとは骨を全て取り除き、1口大に切る。レッドチリは種を除いて(激辛好みの人はそのままでも良い)適当な大きさに切る。ガーリックはみじん切り、玉ねぎはざく切り、バジルは葉だけを茎から取って水につけてシャキッとさせておく。Spring Onionは小口切り。

2.ガーリック・玉ねぎをガンガンに熱したオイル大さじ2杯をひいた中華鍋に入れさっと炒める。

3.2に鴨、チリ、Spring Onionを入れ、さっと炒める。あくまでもさっと混ぜるだけ位に。炒めすぎると歯ごたえがなくなって美味しくなくなる。

4.3に調味料を全て合わせて一気に入れてからめる。

5.最後に水を切ったバジルとカシューナッツを混ぜ合わせて出来上がり。


~ご飯とにんにくで炒めた空芯菜か芥藍、そしてがんがんに冷やしたCoooperのPale Aleとか一緒に良いかも…。

鰤の頭の活用法

2007-02-10 23:53:50 | Myレシピ!
先週、セントラルマーケットでいつもの様に買出しをしに行ったとき、新鮮な鰤のあたまを2つ仕入れた。いつもあるわけではないのでラッキーな日。大きな頭を2つかって、たったの$3。Wingの部分、つまり一番美味しいえらの部分もバッチリ付いている。ふふふっ…。買出しの日は食べるものがありすぎるので、この頭は冷凍庫に放り込んだ。

先日、冷凍庫から取り出して解凍した鰤の頭を、えらを切って生姜・みりん・酒・醤油・砂糖で和食で定番の煮付けにする。しょうがと醤油の組み合わせの好きな子供達は豚のしょうが焼きと並んでこれも驚くほどよく食べる。肝心の頭の部分は、中華風にFish Soupにした。豆腐・大根・白菜・ほうれん草と一緒に、ねぎ・生姜・酒・塩・ごま油で味付けするだけで、頭からたっぷりだしが出てとーっても美味しいスープになる。食べにくいことこの上ないけど、夫は目玉とか、頭の裏とかどういうわけかとてもとても器用にきれいに食べる。そういえば、アメリカでの大学時代は医学部に入るために動物解剖学で人間だけではなく鳥でも魚でも一通り学んだとか。それがこんな所で役立っているのか?

そういえば、マーケットにある魚屋さんはギリシャ系の人がとても多いような気がする。お客さんとギリシア語(多分ね)でやり取りをしているのを良く見かける。そして、活気があって個性の強い人が多いような気がする。ある日、「今日、ムール貝(Mussele)ある?」といつも見かける40代くらいのマッチョでセクシーな若い時はさぞ色男であったろうおっちゃんに元気に聞いたら、腕まくりをしつつ自分の筋肉を盛りっ!と見せて「おうっ、筋肉(Muscle)だったらここにたっぷりあるよっ!」とかぬかしてきた。「(2秒固まる)…。アハハハッ!それ半キロちょーだいね。」とさらっと流しておく。楽しい人だ。もうお分かりだと思うけど、MusseleとMuscleの発音は全く同じ。

それは置いておいてと…。魚は普通冷凍すると、かなりに質が落ちるのにこの魚は味・歯ごたえ共にほとんど変わりがなかったのでとても驚いた。今度からまとめて買っておこう…。




正統派ローストチキンの作り方

2007-01-14 08:27:46 | Myレシピ!
オージーは良く肉をローストにする。大体はチキンとかラムとかビーフとか…。肉も野菜も一緒くたに味付けして、後はオーブンに突っ込むだけ。不精なオージーにはうってつけの一品だ。美味しく簡単この上ないのに、肉から脂分がすっきりと落ちるのでとてもヘルシー。私は夕食の準備が面倒くさいと思うときに良くこれを作る。都合の良いことに庭に何故かローズマリーの木が植わっているし?今回は、料理本には大抵載っていると思うか、一番正統なローストチキンのレシピを紹介する。

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材料:鶏の骨付き腿肉を人数分、にんにく数個、レモン1個、ローズマリー2本くらい、あら塩、胡椒、オリーブオイル、好みの野菜適量

作り方:

1.腿肉をさらっと洗って、オーブントレーにのせる。冷凍ものではなく必ず新鮮なものを使う。ローストにするときは肉の鮮度が一発で分かってしまうため。



2.チキンの上に、皮付きのガーリック丸ごと・新鮮なローズマリーを適量(乾燥したものでも可)をのせ、塩・胡椒をたっぷりまぶし、レモンの輪切りを載せさらにレモンをその上から少し絞り、最後にオリーブオイルをさらっと全体にまわるくらいにかける。



3.180度に熱したオーブンに入れて、45分で出来上がり。



今回野菜はマッシュポテトと人参・ブロッコリーの温野菜を付け合せにしたが、一口大に切った人参・ジャガイモ・マッシュルーム・えんどうまめ・玉ねぎなどをチキンと一緒くたにローストしてもチキンの味が野菜に染み込んで美味しい。この場合は、人参・ジャガイモなど火の通りが遅い野菜はさらっと下湯でしておくと良い。

-暑いときに、さっぱりとしたものがほしいときに良いかも…。やっぱりこれにはガンガンに冷やした白ワインかビールが良い…。

パエリアの作り方

2006-11-16 22:32:01 | Myレシピ!


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先日、MKさんが遊びに来てくれたときにオーストラリア原産のバーブを使ったチキンの香草焼きとサラダの付け合わせに、その前日作ったパエリアの残りをせっかくあるからと添えた。が、これがまたとても気に入ったらしいのでここにレシピの元となったURLを紹介する。

http://allabout.co.jp/gourmet/cafegohan/closeup/CU20060405B/index.htm?FM=rss

家の者は皆、だいのシーフード好き。このパエリアは大好評だった。しっかり魚介類と鶏肉からだしがでていてお米にしっかり風味がつき、サフランのオレンジ色も色とりどりの魚介類たちも見た目も楽しく賑やかで、視覚・嗅覚からして食欲をそそる…。が、これを作るためにパエリア用の平たい鍋を買うのもばかばかしく、インターネットで炊飯器でもできるレシピを探して試した。これは日本のとあるレストランのシェフのレシピ。だだ、日本の普通のお米を使う場合は書いてある分量の水より若干少なめの水で炊いたほうが良い。案外魚介類やピーマンなどの野菜から水分も出てくるようなので、炊き上がりが「ほっくり」ではなく「べっちゃり」になってしまう。それと、具は基本的には、魚介類と書いてあってもすべて新鮮なものを使わなくても、大半は冷凍ものでも結構いい味が出る。もちろん新鮮なものには勝てないが。例えば、イカや海老が冷凍ものでも、ムール貝はちゃんと貝のから付きを買えば、これだけで貝から驚くほどちょうど良い塩気とあの魚介類独特の旨味がでる。4人前を作るのに買ったムール貝はCentral Marketで500gでたったの$3.80。もちろん、海老の頭付きもそうだ。そしてやたら高いサフランも、安いサフランのパウダーでも十分Good。食べ盛りがいるので経済的に行かないと…。

ではMKさん、Have a go!! Good luck!


鳥の腿肉と椎茸のスープ・ヌードル

2006-10-13 21:57:20 | Myレシピ!


これは、「Steamed Barramundiの作り方」にでてきた、中国系インドネシア人の女の子が作っているのをみて適当にまねたもの。ランチや、軽いものがほしかったり手を抜きたいときの夕食にもなる。

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材料(2人分):乾燥椎茸(5-6枚)、鳥の腿肉(3枚くらい)、Spring Onion[または浅葱や長ネギ](適量)、だし(1カップ)、醤油(適量)、みりん(大さじ1杯)、酒(大さじ1杯)、砂糖(小さじ1杯)、上海生麺(400g)鶏がらスープ(500ml)、七味唐辛子(適量)


作り方:

1.水にふやかした椎茸と鶏肉を1.5センチ角に切り、だし、砂糖、酒、みりん、醤油の順に入れて、10分くらい煮立てる。

2.上海正麺(無ければ、うどんでもそばでも好みのもので)を沸騰したお湯でゆがいて、好みの硬さに茹でる。

3.水を切った麺をどんぶりによそい、1の鶏肉と椎茸を汁ごと盛り付ける。好みでSpring Onionや浅葱を刻んだものを散らして、七味唐辛子を振り掛ける。

4.このまま食べても十分美味しいが、一応スープ・ヌードルなので、鶏がらスープを1人分250mlかけて、出来上がり。鶏がらスープは市販の中華スープのもとを使っても良いし、鳥の骨と生姜と長ネギからだしをとったものに酒・塩・胡椒で味付けしたスープを使ったらさらに美味しい。

Indulging in luxeries~カクテル編

2006-10-01 23:36:11 | Myレシピ!


Marigarita:テキーラ45ml、コアントロー30ml、ライム果汁30ml、氷、レモンのスライス、あら塩

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夕食後に、何の気まぐれか夫がカクテルを作ってくれた。たまーに、こういうことがある。美味しいコーヒー(インスタントではないという意味)入れてー、とか、日本茶飲みたいなー、とかいってくるのはいつもあっちの方なのに。こういう気まぐれはとても嬉しい!いつでも大歓迎だ。今回作ってくれたのは、Margarita。テキーラの量を少しちょっと弱めにしたらしい。クリスタルのグラスの縁に、あら塩まで付けてくれた。ちょっとわたしには弱めだが、他人に作ってもらうと、そして特に思いがけないサービスをされると味も気分も格別だ!はー、忙しい1日の後にこういう贅沢な気分に浸るのは悪くない…。

数ヶ月前に、散々オーストラリア産のワインと国内外のビールを飲み比べて飽きてきて、何か目新しいものを探していたときに、カクテルを思いついた。それ以来、我が家の食料庫にはラム酒・ジン・テキーラ・コアントロー・チンザノ・カシスリキュール・カンパリその他がずらっと並んでいる。最初はカクテルの本からいくつか作ってみる。そうすると自分の好みが分かってき、自分でオリジナルのカクテルを作ってみたりした。化学の実験みたいでとても楽しい…。私の好みは、ラム酒とコアントローがベースのライムジュース入りのダイキリ。どうやらアルコール度の強いものが好きならしい。あとは、Vermouth(赤)が入っているカクテルも好きだ。ジンとあわせたスウィート・マティーニとか、同じくVermouthにジンとカンパリとレモンスライスを加えたNegroniとか…。カクテルは数種類のアルコール類と果実酒などを混ぜるからあまり高級なものは必要なさそうに思えるが、やはりそれぞれのボトルや材料はある程度質の高いものを使ったほうが断然美味しい。口当たり・まろやかさ・香りは値段に比例するようだ。例えば、ジンは普通のボトルより数ドル高めの「Bombay Sapphire」というイギリスのジンのほうがずっと美味しい。ああ、カラフルなきれいなボトル達を見ていると、なんともワクワクした幸せな気分になる。

きれいなカクテルを持って幸せそうにしている私たちを見て、チビ達2人は「僕も僕も!」と迫ってきた。長男にはMineral Water(こっちでは炭酸入りの天然水)とうっすらと紫色が付く程度のカシスをたらしてレモンの薄切りを添えたもの、次男にはMineral Waterにオレンジジュースと氷(何故か彼は氷がとてもお好き)を作ってあげる。今度は皆でCheers!

カクテルは見た目もきれい、味は大抵冷えていてフレッシュで飲みやすく、しかもしっかりとアルコールが入っているので、とてて優雅かつリラックスした時間が楽しめる…。

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大分昔に、サントリーのウィスキーのCMでとても気に入っていたものがあった。曲はマーラーの「大地の歌」で、花見をしながらお酒を飲んでいる中国老人の映像は多分曲の元になった中国詩人の李白のイメージ映像だろう。お酒をお供にゆったりまったりとした時間を過ごす時、良くこのCMを「大地の歌」と一緒に思い出す―。


Beef Soup Noodle(中華風ビーフ・ヌードル)の作り方

2006-09-11 20:28:48 | Myレシピ!


2年ほど前までの1年間、長男が2歳で次男が生まれる前後、姑(つまり夫の母親)がアメリカからはるばる来て色々面倒を見てくれた。彼女は台湾生まれの台湾育ち。でも25歳くらいからほとんどアメリカで過ごしてきたので、英語でのコミュニケーションも日常会話レベルでならほとんど問題ないし、欧米文化にも慣れているため私にとっても話しやすい。そんな彼女は、本当によく中華料理を作ってくれた。中には私も子供も今も好きでよく作るメニューもある。特に子供達はよく幼稚園や保育園のお弁当に持って行き、沢山食べる。今回はその中の1つのビーフ・ヌードルのレシピを紹介する。一度に大量に作るものなので、友達が来たときに軽く食べる昼食などによく作る。

彼女が作るときは、台湾から運んできてくれた薬草やらスパイスが数種類は入っている小さな袋をそのまま牛肉と一緒に煮込む。が、友人何人かに作り方を聞かれたので、その小さな袋を解体して中に何が入っているか調べてみた。2-3種、アジア食品店のお姉さんに聞いたりしても見当もつかないものがあったが、かんだり臭いを嗅いだりしてもあまり強い風味がありそうもないので無視し、とりあえず判っているものだけ使って作ってみたら同じ味に仕上がったのでそれらのスパイスでレシピを作った。

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材料:牛肉(すね、又は、ももの部分など煮込み料理に適しているものならどこでもOK-1キロ)、生姜(2-3ミリに薄くスライスしたもの5-6枚)、大根(中1本)、人参(中2-3本)、八角(1つ)、四川胡椒〈四川花椒〉(小さじ1杯)、Fennnel Seeds[フェンネル・シード](小さじ1杯)、酒(1/2カップ)、醤油(1/2~1カップ)、砂糖(大さじ4杯)、トマト(中3個またはトマト缶1缶)

作り方:

1.八角・四川胡椒・フェンネルシードは綿製の小さい袋に入れて口を縛っておく。そのまま入れても良いが、これらの香味料は噛んで美味しいものではないので食べるときになって取り出せるようにひとまとめにしておくほうがよいと思う。

2.人参・大根はやや大きめに切って軽く下湯でしておく。

3.お湯を1ℓ、大きめの鍋に沸かす。お湯が沸いたら、生姜の薄切り、香味料、牛肉(3センチ角に切ったもの)、砂糖・酒を入れて15分程煮込み、醤油とトマトを入れてさらに1時間程(又は牛肉が大分柔らかくなるまで)弱火~中火で煮込む。

4.下茹でした人参・大根を加えて、さらに10~15分ほど煮込む。 

5.上海生麺など、太めでこしのある麺をゆでて、水気を切り、どんぶりに入れ、牛肉をスープと共に盛り付ける。好みで、唐辛子(油が入っている瓶詰めのものがおススメ。とても辛くて香ばしい。)とほうれん草やブロッコリーの茹でたものを添える。

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追記:後日セントラル・マーケットの中華食品店(King-Wang)でこのレシピに使うスパイスのほとんどが入っている、それだけではなくさらに1-2種類余計に大袋に入っているものを見つけた。その名も、「Mixed Spice」…。これで作ってもいけそうだ。大きな袋に入っていて、それでも$4.5位。なんだかここまで安すぎると不安になる。

これは、大根や人参抜きで作っても美味しいし、ヌードルに乗せなくても煮詰めて水分を少なくするか、もともと水分を少なめにして作って、ご飯と一緒に食べるもよし!水分・醤油・砂糖の量は好みで調節すること。

Chai(チャイ)の作り方

2006-08-30 06:58:20 | Myレシピ!
たちの悪い風邪から一家立ち直って、今週からようやくまともな生活に戻った。元気の良い2人の男の子相手に体調不良では1日がとてつもなく長くしんどい。日本では生姜湯とか飲むのかも。私のBlogにコメントをくれている「すずさん」の旦那さんはゆず湯が効くとすすめている。試してみたいが、こちらでゆずの木を見かけたことがない。残念だ…。家では代わりに体が温まるように「生姜湯」代わりに「生姜紅茶」なるもの、ジンジャー・ティーをよく飲む。これは知り合いのインド人のご夫婦の家で夕食をご馳走になったときに(あぁ!あの究極のベジタリアン・インド料理!!忘れられない…。)食後に入れてもらって、ついでに作り方を教えてもらったもの。作り方と言っても、あまり癖の無く、しかも味も色もしっかり出るAssamなどの紅茶の葉をつかって千切りにした生姜・ミルク・砂糖・お湯を1-2分煮立てるだけ。カフェインなどで眠れなくなる人は、Decaffeinated Teaというカフェインをほとんど抜いてある紅茶を使うと良いと思う。こちらでは普通のスーパーなんかにLiptonやDilmahなど大手のブランドのものが大抵置いてある。ただし、普通の紅茶より多少高め。ダージリンやアールグレイなど、香りや味に癖のある紅茶はお勧めしない。手鍋でぐつぐつ煮るのが面倒な人(←自分のこと)はお湯にティーバッグの紅茶・生姜・砂糖・ミルクを入れ、レンジで30秒チン!ちなみに、ずいぶん前に風邪を引いたときには、インドネシア人の友人に、粉末状のしょうがの(おそらく)エキスを乾燥させたものと砂糖が入っただけの茶葉が入っていない「ジンジャー・ティー」をすすめられた。妙に甘ったるくてしょうがの味がきつい…。自分で入れたジンジャーティーのほうが美味しい…。

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でも、私は風邪でも引かない限りは、紅茶だったら大抵はダージリンかChaiを飲む。このChai はこちらの大学院で勉強していた頃、学生寮での隣人のエチオピア人に作ってもらったもの。

インドのChaiにも同じものがあるが、インドのChaiはオレンジの皮やら他の香辛料が入ったりといくつかのバリエーションがある。有名どころはMasara Chai、Ginger Chai、Cardamon Chai。中でもカルダモン・シナモン・黒胡椒・生姜・クローブが入っているMasala Chaiは良く飲まれる。ちなみに、このChaiという言葉はインドでは何を実際意味しているのか、と近所のインド食料品店のおばちゃんに聞いたら、Chaiはスパイスが入っているお茶だけではなく、お茶一般をあらわすヒンドューの言葉だと、親切に教えてくれた。オーストラリアではスパイス・ティー=Chaiという認識がある。そしたら横から他の客であるインド人のおじさんが流暢な英語でこれが美味しいよ、これには何々の香辛料が入っていてね、云々と機関銃のように説明してくれた。インドでは、特に西部地方ではコーヒーにChaiと同じようにスパイスを入れてのむそうだ。美味しいからこれを是非試してみるといいよ、といってコーヒーとスパイスが一緒になっているものをすすめてくれた。今度試してみよう。しかし、インド人は本当に良く話す人が多い。時々、急いでいる説きにどうやって話を切ったらよいのかわからないことがある。また、食べるのがとてもとても好きだ。そして、興味深い人たちが多い。



材料(2杯分):シナモン(1本)、クローブ(4本)、カルダモンの実(皮付き2-3つ)、紅茶(小さじ2杯)、砂糖(適量)、牛乳(適量)、水(2カップ)

作り方:

1.小さめの手鍋に水・シナモン・クローブ・つぶしたカルダモンの実・紅茶の葉をいれ3分ほど煮立てる。

2.スパイスの香りが程好くしてきたら、牛乳を多めにいれ混ぜる。

3.ぐらぐら煮立つ前に火を止め、砂糖を多めに入れて出来上がり。

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お茶を飲みたいけど、つまめるような甘いお菓子なんかが無いときには、リッチなこのChai一杯で満たされる。


Meat Loaf (ミート・ローフ)の作り方

2006-08-25 14:22:29 | Myレシピ!
今日はまだたちの悪い風邪から立ち直ってない私の変わりに夫がミート・ローフを作ってくれた。これは彼の育った故郷であるアメリカの料理だそうだ。へぇー、初耳…。日本人にもなじみのあるものだと思う。私も大昔(泣)に小学校の給食でよく出され好きだったもの。ハンバーグと似ているので子供達もとても好きだ。ハンバーグより簡単で手間がかからない上に安上がりなので(どちらかというと、恐ろしく簡単だ)、忙しいときの必殺技として紹介しよう。

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材料:牛ひき肉(1キロ)、たまねぎ(中1個)、マッシュルーム(数個)、オニオンスープのもと(粉末を大さじ2-3杯)、卵(1個)、塩、人参・ジャガイモ・サヤインゲン・たまねぎ・Brussel Sprout/メキャベツなど好みの野菜(適量)、粗引き胡椒(適量)

作り方:

1.たまねぎ・マッシュルームをみじん切りにし、ひき肉とスープのもと、塩少々、溶き卵を混ぜ、オリーブオイルを引いたテフロン加工の深めのオーブン・トレーに楕円形のパンのような形に整えてのせる。Meat Loafの名前の由来は、その形がパンの塊(Loaf)のようだからとか。

2.肉の塊の周りに好きな野菜を1口大に切って並べる。人参は軽く下茹でをしてから、ジャガイモは皮付きのまま並べる。ジャガイモは皮付きのほうが味がしまって美味しい。並べたら、軽くオリーブオイル・胡椒・塩をふる。

3.180度に熱したオーブンにアルミフォイルをかぶせたトレーを入れ、45分ほど熱して出来上がり。切り分けて、トマト・ケチャップだけで食べるのが正しい食べ方だとか。まぁ、お好きに…。

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上の息子は御代わりをして細っこいお腹がポコンと膨れるほど食べ満足した様子。しかし、男の人の料理は、細かいことを気にしないというかダイナミックだ。物をいちいちスプーンやカップで測ったりしなかったり、材料をちまちま細かく切ったりしなかったり…そして見てくれはまるで気にしない。味がよければ何でもいいのだろうか。TVの料理番組なんか見ていてもそうだ。何だか、楽しそうに粘土遊びをしている男の子のよう…。そして料理しているさまもサバサバしていて気持ちがいい。しかし、今日のミート・ローフの脇に人参の頭と尻尾まで入っているのにはちょっと驚いた。尻尾はともかく、頭のほうは誰が食べるんだろう?

Roast Duck(鴨のロースト)

2006-08-23 21:22:51 | Myレシピ!
我が家で家族も客人も大好きな一番のご馳走は…何と悲しいことに私が作るものではなく、夫が料理する鴨のロースト、ロースト・ダックだ。これはいつ何度食べても飽きることなく文句なしに美味しい。これは夫が母親が作っているのをみて覚えて、自分でアレンジしたものだそうだ。その母親には生まれてこの方料理などしてあげた事が無いそうだから、彼の作るロースト・ダックがとても美味しいと彼女に言ったときは心底驚いていた。「私には何も作ってくれたことなんか無い…。」と多少いじけながら。ちなみに家ではいつも、一番美味しい皮と足の部分を息子が、私がその次に美味しい腿の部分を、作った本人の夫は何と味の薄い胸の部分とお尻に近い部分を食べる…。

まるまる1匹使うので、量が多い。残りは、タイ風チリバジル・ダックを作ると2度美味しい。パンチの効いたよく冷えたビール、フルボディの赤ワインととてもよく合う。

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材料:鴨(一匹=約2キロ、冷凍ものも可)、長ネギ(1本)、生姜(スライスしたもの3枚)、八角(2個)、醤油(3/4カップ)、ごま油(少々)、黒引き胡椒(1つまみ)、蜂蜜(大さじ1杯)、ステンレス製または竹製の串(1本)

作り方:

1.オーブンを150度に熱しておく、

2.鴨は外も中もきれいに丁寧に水で洗う。冷凍物を使う場合は、完全に解凍してから料理すること。でないと、外はきれいに焼けても、中はしっとり柔らかにならない。要注意(←実は失敗したことがある)。お尻の部分の内側は沢山の脂肪分がついているので、少し切り取る。首から上と、手羽先の一番先の部分を切り取る。外側も内側もキッチンペーパーで水分をふき取る。



3.1に長ネギ・生姜・八角を詰め、串でお腹の空いている部分を縫うように閉じる。竹製の串を使う場合は、余分な部分は切り取る。





4.醤油・蜂蜜・ごま油・胡椒を混ぜ、電子レンジで10秒暖め、蜂蜜を溶かす為に混ぜソースを作る。

5.3に刷毛で背中もお腹の部分も両方まんべんなく塗る。



6.深めのオーブン・トレイに鴨を入れオーブンに入れる。

7.最初の15分後、ソースを塗り、その15分後再度塗って裏返しまたソースを塗る。15分後再度塗り、その15分後再度塗って裏返しまたソースを塗る。15分後再度塗り、裏返しまたソースを塗り、15分経ったら出来上がり。文章にするとわかりにくいと思うので、時系列にして説明する。

00:オーブンに入れる。

15:ソースを塗る。

30:ソースを塗り裏返しまたソースを塗る。

45:ソースを塗る。

60:ソースを塗り裏返しまたソースを塗る。

75:ソースを塗り裏返しまたソースを塗る。

90:出来上がり!!Yummy!



8.オーブンから取り出し、串を抜く。背中に沿って半分に切る。中の香味料は捨てる。お尻の一番先の部分は切り取って捨てる(←臭いため…お尻だし。)。後の部分は骨ごと適当なサイズに切って盛り付ける。



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甘味噌とねぎと一緒に皮で巻いて食べる高級中華料理の北京ダックと見てくれはそっくり。家のロースト・ダックよりも、もっと皮がパリパリして香ばしい。今度作り方を調べて作ってもらおう…。