参考
01、私がここで「情熱」という語の下に理解している事は、特殊な利害関心、特殊な目的、あるいはそう言いたいならば、利己的な意図から出発した人間の行為であり、しかもこの目的の中に意志と性格の全エネルギーを注ぎ込み、そのためにはそれに代わる目的と成りえたであろうような他の事全てを犠牲にするようなそういう行為である。(歴史における理性85頁)
02、この世界におけるいかなる偉大な事も、情熱なしに成し遂げられたものはない。(歴史における理性85頁)
03、情熱との目的と理念の目的とは次のように同一である。情熱は性格と普遍的なものとの絶対的統一である。それはあたかも動物的なもので、精神が主観的特殊性の中で理念と同一になったものである。(歴史における理性101頁)
04、情熱とは霊感とか熱情とか呼ばれていると同じである。(歴史における理性101頁)