『平日午後3時の恋人たち』
「恋する妻たちの怖く痛く愛おしいラブストーリー」
内容
平凡毎日を送る、主婦の笹本紗和(上戸彩)
夫・俊介(鈴木浩介)と平凡な暮らしをしていた。
ある日、スーパーのパートを終えた紗和が帰ろうとしていたところ、
騒ぎに遭遇する。
そして。。。滝川利佳子(吉瀬美智子)から声をかけられる。
「口紅のこと黙っててあげるから、話、あわせて」
不倫相手・萩原智也(淵上泰史)が、車上荒らしと言い争っていたのだ。
不倫が分からないよう、3人で会っていたことにしてくれと言う。
利佳子の強引さに押し切られるように、警察で証言する紗和。
自分がしたことに怯えながらも、利佳子の行動に不快感を感じるのだった。
その日の夜。利佳子から連絡が入る。
夫・徹(木下ほうか)に代わり、挨拶をされる紗和。
すると。。。利佳子から、仕事に後に会わないかと言われる。
車上荒らしの高校生・木下啓太(健太郎)の担任教師の北野裕一郎(斎藤工)
北野が謝りたいと言っているという。
敬称略
脚本は、井上由美子さん
普段は主婦をしながら、日中は不倫をする女たち。。。。
そんな姿を描くらしい。
なんていうか。。。井上由美子さんらしい作品ですね。
微妙に設定を変更すると、
まさに、井上由美子作品で見たような。。。って感じのドラマだ。
“あなたは口紅が欲しかったわけじゃない
退屈な毎日に穴を空けるようなドキドキするようなことをしたかった。”
悪くは無いと思いますが。
どうしても、“どこかで見た”が消えない。
ただし、それらと違うのは、
あまりに不自然なほどに“偶然”を盛り込んでいることか。
そこがね、ほんとに“らしくない”
登場人物同士のやりとりは、面白いのに、
展開が強引すぎるんだよね。
いったい、何度“偶然”を作って、屋外で出会わせるんだよ!!
っていう感じだ。
それに輪をかけるように、意味不明な印象を抱かせるのは、
登場人物の多さと、その説明の多さ。。そして情報量の多さ。
ちょっと、詰め込み過ぎですね。
っていうか、よくもまぁ、これだけ、詰めこんだよね。
若干、シチュエーションは違うが、
よく似たお話の《同窓生~人は、三度、恋をする~》のほうが、
まだ、納得出来る感じですね。
これはこれで、問題はあるんだけどね。
そこはともかく
個人的な印象では、主人公はひとりの方が良かったと思います。
現在は、散漫と言うより、混沌だと思います。
ってか、
どうみても、紗和の方をメインにしようとしているのに、
利佳子の方がメインだよね。これ。
紗和を利佳子にするつもりなんだろうけど。。。。。