「笑って泣ける親子の新コンビ!土下座愛」
内容
ワゴンに乗り、過去を変えたはずの一雄(西島秀俊)
しかし、何も変わっていなかった。
そして再び、忠雄(香川照之)とともにワゴンへと。。。。
到着したのは去年の1月9日。一雄は喪服を着ていた。
思い当たるのは、取引先の会長・財部聡一郎の葬儀。
到着すると自分をリストラした藤木常務(木下ほうか)の姿があった。
葬儀後、精進落としという名の、常務派の決起集会が開かれ、
参加した社員は、リストラされなかった。
そのとき一雄は、打ち合わせがあり参加しなかったのだ。
参加する事だけを伝えに行ったつもりが、藤木の態度に不快感を示す忠雄は、
その場を後にしてしまい、、、、後を追いかける一雄。
やがて一雄は、妻・美代子(井川遥)息子・広樹(横山幸汰)を見かける。
拾ってきた子犬を飼いたいという広樹に
美代子は、夫が反対するだろうと説明していた。
その様子を見た忠雄は、この時間に帰った理由は、これでは?と一雄に告げる。
敬称略
前回の事があるので、
どれだけ、一雄が父のことを憎んでも、
間違いなく忠雄は。。。。。。なわけである。
だから、どれだけ対立したって、言い合ったって
“結果”は見えてしまっている。
そう。
よく言えば、人情モノとして、キッチリ作り込まれている。
でも、悪い言い方をすれば、ワンパターン。
そういうことだ。
もちろん、それが悪いことだとは思わない。
そういう構成のドラマだし、それが今作のオモシロ味でもあるからだ。
実際、面白いしね。
ただ疑問なのは。
ふたり。..というか、幽霊を混ぜると4人ですが。
それらの人物は、“経験”を共有しているし、“記憶”もあるわけだ。
だからこそ、一雄は自信の苦悩を橋本に話をする。
ここで、問題点が浮かび上がる。
“変わらないこと”に関しては、一雄が苦悩しても良いが。
“父の真実の姿”に関しては、前回があるから理解を示しても良いワケなのだ。
なのに。。。その部分にさえ、なぜか反発する一雄。
反発することはドラマとしては良いコトだけど
連ドラとしては、失敗していると言わざるをえないだろう。
だって、前回があるから!
そうなのだ。一雄がわめき散らし、父に当たる意味が分からない。