「追憶~身元不明死体の結婚指輪と記憶を失った男」
内容
ある朝のこと、母・苑子に見送られ、学校閉校とした野本公子
扉を開けると、、、そこには、見知らぬ男(宮藤官九郎)の遺体があった。
現場にやって来た石川(小栗旬)は、男の近くに幽霊がいるのを見つける。
結婚指輪をしていることから、結婚しているよう。
しかし身元が分かるものは何一つ持っていなかった。
“あなた、誰なんですか?”
“全く、思い出せないんです”
自分が誰かも分からず、どうやって殺されたかも分からないという。
すると
“あなたの側離れませんからね”と、男は石川に付きまとい始める。
解剖の結果、棒状のもので勢いよく突かれたのが分かる。
付近で多発するノックアウト強盗の可能性もあった。
そんななかノックアウト強盗が検挙されるが、やっていないと言う。
アリバイもあった。
直後、男の財布が発見され、男が、岡部義剛と判明する。
コンビニの防犯カメラ映像で、高校生が捨てたと分かるが、
倒れている男から盗んだだけのようだった。
やがて、妻・彩により、身元が確認される。
3日前、出張と言い、家を出たという
敬称略
刑事モノとして魅せてきましたね
風変わりな今作とはいえ、やはり“刑事モノ”なので、
ベタな、こういうことも、大切である。
話自体は、男の記憶はともかく。
ここまで、付きまとっていれば、
ほんとに必要かどうかは別問題として、
ドラマとしては、幽霊に必要性、必然性が生まれたのも事実でしょう。
逆に、いままで、関わりが中途半端だったことのほうが、
違和感があるんですけどね。
そこはともかく
どこまでが、脚本で、どこまでが、演出で。。。
そして、どこまでが、クドカンのアドリブかは、不明ですが(笑)
それでも
幽霊に必然性が生まれ、それを中心にドラマが動いた今回。
ようやく、ホントの意味で、今作らしさがでてきたような気がします。