「恐怖のゲームが今夜始まる」
内容
デザイナーの倉田健太(相葉雅紀)は、自己主張出来ず、
仕事だけで無く、全てのことで上手くいっていなかった。
その日も、いつものような状態だったのだが、つい勇気を出してしまった。
駅のホームで割り込みしようとしていた男を注意したのだ。
近くに居た神取明日香(沢尻エリカ)も立派だったと言い、
健太は、少し誇らしげな気持ちだった。
だが、その後、乗り継いだバスで、注意した男が乗り込んできたのだ。
不安を感じながら、自宅近くのバス停で降りた健太。
すると男も、その後をついて降りてきて、つけ回され始める。
なんとか、振り切り、自宅へと辿り着き、。。。ひと安心する。
だが翌朝、妹・七菜(有村架純)にたたき起こされ、花壇へ向かう健太。
すでに、父・太一(寺尾聰)母・珪子(南果歩)は、家の花壇にいた。
目の前には、無残に引き抜かれた花があった。。。。
その日、健太は、同じ駅のホームで明日香と再会し、事件について説明する。
するとライターの明日香は、興味を覚えたようで、相談に乗ってくれて。。。。
そんななか、再び、花壇にイタズラをされてしまう。
一方、太一は、部下の西沢摂子(山口紗弥加)から、
営業部長、真瀬博樹(竹中直人)の不正を指摘されていた。
同じ頃、七菜は、友人の保原万里江(足立梨花)から、
元カレの辻本正輝(藤井流星)ではと。。。。
敬称略
原作は、当然未読。
脚本は、黒岩勉さん
演出は、中江功さん
。。。スタッフは違うんだけど。
なぜか、同局で放送された《家族ゲーム》のニオイが。。。
まあ、中江功さんが関わった作品じゃ《ニュース速報は流れた》が一番近いか。
そこに《薔薇のない花屋》を混ぜた感じかな。
とはいえ
池井戸潤さんということもあって、
日常の中の非日常を、面白く魅せている感じですね。
ただ。あっちも、こっちも。。。あれこれ描くモノだから。
若干、散漫な印象もあるかな。
どうせ、答えなんてひとつなんだから、
ひとつだけで魅せるだけで良いんだよね。
そう。ミスリードは必要だけど、ここまで必要じゃ無いと言うことだ。
あっちも、こっちも煽りすぎているので
どうしても。。。“どうせ、本題と違うんだろ。”という印象に。
逆効果になっていると思います。
気がつけば、父部分が、一番長いし(苦笑)
長男なんて、自己主張が。。。と言っていたわりに、キャラ変!
。。。別キャラで、探偵風。。。
コレを念頭に、池井戸作品だと考えれば、本来は。。。父が主人公なのかな?
ま、私の予想ですけどね!
面白くないわけじゃ無いが、
どうも。。。目移りしちゃいますね。。。。