『フランス人形』
内容
町の名士の娘である足立エミリ(木村葉月)が、学校の校庭で、
仲良し4人組の菊池紗英(小俣絵里佳)小川由佳(柴田杏花)
高野晶子(菊池和澄)篠原真紀(木村真那月)らと
“フランス人形事件”のことで盛り上がり、遊んでいたところ。
ひとりの男に仕事を手伝って欲しいと声をかけられる。
エミリが体育館に向かうが。。。。いつまで経っても帰ってこない。
心配になった4人が行くと、エミリの変わり果てた姿があった。
しかし半年後。4人の少女たちは犯人の顔が思い出せなず、事件は迷宮入り。
するとエミリの母・麻子(小泉今日子)が4人を自宅に呼び出し告げる。
「あんたたちのことを絶対に許さない。
犯人を見つけなさい。でなければ、償いをしなさい。」
15年後。
美容サロンで働く菊池紗英(蒼井優)は、
ある日、職場の社長(高田聖子)から見合いを勧められる。
相手は大槻産業の御曹司・大槻孝博(森山未來)であり好条件。
同僚の香織(松本まりか)から羨ましがられるが、
過去のトラウマから、男性に警戒心を抱き断ることを考え始める。
すると社長から、断るなら自分でと言われてしまう。
初めて会った大槻から、小学校から知っていたと言われるも、
やはりダメだと断りを入れる紗英。
しかし運命からか、、、その後、偶然に大槻と再会。
お互いに胸の内の苦しみを告白しながら、徐々に打ち解けていく。
やがて再びプロポーズをされた紗英は、
大槻からの思わぬ真相の告白をされ戸惑ってしまうのだが、
“全力で守る”という大槻の言葉もあって結婚を決意する。
結婚式当日の式場。母(久世星佳)たちに祝福される紗英。
そこに突然麻子が現れる。
敬称略
公式HP
http://www.wowow.co.jp/dramaw/shokuzai/
原作は、当然未読。
とはいえ、、、湊かなえさんなので、、楽しいものになるのでしょう。
そのうえ、脚本・演出が黒沢清ですから!!!
もちろん、こういう作品には好みはありますので、
万人受けする作品では無いですがが、
間違いなく楽しいよね。これ。
個人的には、大好物。。。と言っておきます。
そう。
物語にも惹かれますが
俳優さんの演技も、ホントに素晴らしく見とれてしまいます。
そのうえ、こういう作品だと、つい、、、
どうしても、映像の端々まで見つめてしまう悪いクセが。。。。
あっ!
考えてみれば、ここまで集中した作品って、久々ですね。
そこはともかく。
印象としては、
1つの事件から派生していく、悲劇が悲劇を。。というサスペンスですね。
いや、今回は、ホラーに近いかもしれませんが。。。。
丁寧にトラウマを描き、苦悩を描き。
そして心の葛藤と、、怪物との出会い。
最後は、女として生きていくために、下す決断。
ヒューマンドラマとしても、十分に楽しめるお話ですね。
最終的に、、、麻子と繋げているのも
若干の不自然さはあるが、
ま。。。オムニバスですので、これもokでしょう。
次回が、ホントに楽しみな作品が始まった印象である。
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第1話