内容
大正4年、大阪・松島
井植清太郎(津川雅彦)は、妻・こまつ(野際陽子)が持ってきた、
娘・むめの(常盤貴子)の見合い相手の写真を拒絶してばかり。
が、、、
ある日。むめのが勝手に、ひとりの男との見合いを決めてしまう。
渋々、つき合うことになった清太郎とこまつ。
待ち合わせ場所に向かったところ、
義兄・亀山長之助(石倉三郎)実姉・イワ(秋野暢子)と一緒に、
松下幸之助(筒井道隆)という男がいた。
清太郎は、頭を下げる幸之助を一瞥しただけで、その場をあとにする。
その数日後、幸之助から、むめのを気に入ったという連絡が入るのだが
財産も何もない、ひ弱そうな幸之助などもってのほかと清太郎。
それでも、挨拶もシッカリしていると、幸之助の様子を指摘したうえで、
舅姑がいないことや、何もないことこそが魅力だと、
むめのは清太郎を説得し。。。。。
そして、むめのと幸之助の祝言の日を迎えるのだった。
その後、古びた長屋で新婚生活が始まるのだが、
少ない給料をやりくりしながら、幸之助の意外な偏屈さに戸惑いながらも、
明るいむめのが病弱な幸之助を支え元気づけていく。
しかし、あるとき、仕事の不満を口にする幸之助。。。。
敬称略
公式HP
http://www.nhk.or.jp/dodra/dodrasp/
原作は未読。
気立てが良く、男勝りの性格で、
船乗りにしたかったと父が語るほど体も丈夫。
そんな、むめのがお見合いしたのは、財産も何もない病弱な幸之助だった!
まあ。。。そんな感じのお話である。
もちろん、言わずと知れた、、松下幸之助さん夫妻の物語。
いや、正確には『神様の女房』ですので、妻・むめのさんの物語ですね。
未来は分かっているので、特に、心配することもないし、
脚本が、ジェームス三木さん。。。ですので、
間違いなく楽しいドラマとなりそうである。
もっとも楽しみにしているのは、
HPにジェームス三木さんの項目にあるように、
『ナレ、回想、心の声』の排除を、意図的に行っていると言うこと。
そうなのである。
シッカリと描かなければ、ドラマにオモシロ味は生まれてこないし
行間などもシッカリしなければ、無理が生じることになると言う事なのだ。
そう。。まさにジェームス三木さんの言葉にあるように
『本来のドラマへの回帰』『あってもなくてもいい場面は、あってはならない』
これぞ、ドラマだと言えるだろう。
完全に、脚本と演出の手腕にかかっているドラマだと言えます。
それを俳優さんたちが、演じきるだけ。
もちろん、今どきではないため、見る人にとっては違和感はあるだろうが
それでも、見て分かるように、
ドラマへの惹き込まれ具合は、素晴らしく。
当然、それが次への展開への期待感に繋がっているのは言うまでもありません。
まだまだ初回だけど、1週間先が楽しみになる作品になるのは確信が持てます。
とはいえ。
全3回というのが、少ない...と思うようになるのかどうかが、
これからのこの枠の命運を握ることになるのかもしれませんね。
少ない...もっと、見たい。。。そう感じれば、成功でしょうね。
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第一回