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ロンドンから徒然に

閉店の始まったウールワース

2008-12-28 | 日常
 昨日のブログで朝早くからバーゲン目当てに並んでいる列の話を書きましたが、この“朝早く”を具体的に言うと、なんと朝の4時からもう列が出来始めていたらしいです。
 この様子が今日また経済ニュースの折にTVで流れていたのですが、その列に向けてのインタビューでは皆が口を揃えて、安くなるのを待っていたのでクリスマス前には買い控えていたと言います。

 この買い控えの反動は本当に大きいようで、昨日・今日のバーゲンで主立った小売店では前年よりも非常に高い売り上げを示しています。もっとも値引率の方も50%を大きく超えて70%引きやら、中には90%引きなどというところもあるので、実際の利益の方がどのくらいになっているのかは分かりません。

 ところで、これに先立って今月“閉店セール”に長い列ができたのが、創業99年というウールワースWoolworthsです。皮肉なことにこれまでで一番大きな売り上げを記録することになったのですが、今日を皮切りに来年1月5日までの間に次々と閉鎖されていくことになりました。

 今日そのうちのひとつの店舗に入ってみました。
 売れた商品の補充があるわけではないので、空っぽの棚もあちこちにあります。何だか僕でさえすごく寂しい気がしたのですから、親子何代にも渡って馴染みのイギリス人にとってはとても悲しいことではないでしょうか。



 ところで(日本時間の)来年元旦の午前11時頃に、OBSラジオの特番『お年玉ラジオ』にロンドンから電話生出演する予定です。
 こちらの様子を伝えることになると思いますが、こんな経済状態ばかりを話すのはちょっと寂しいですよね。残り何日かのうちに少しでも明るい話題が出てくればいいのですが。

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