いつでもMAHALO

渡ハワイ歴、数え切れず。まだまだハワイに恋愛中。
家族と友達とハワイをこよなく愛す能天気なKIYOです。

読んでます

2009-03-25 22:31:30 | つれづれ
「納棺夫日記 青木新門著」

言わずと知れた「おくりびと」の原作とされている本。

内容は・・・まぁ、なんと言うか、哲学書に近いような。

「死」そのものではなく、「死の概念」を通じて、「生」を導き、
そして、「生」をまっとうするには、「死」を考える・・・みたいな。

特定の宗教ではないけれど、宗教的な見地から「生」をとらえ
文学的見地から「死」を捕らえている。

それが淡々と書かれていて、熱い言葉ではないけれど、
1行1行が考えさせられる。

もし、生きる力が弱っている人がいたら
「これ、読んで『理解してから』いろんなこと考えてみて」って言いたい。

この内容を『理解する』ってことは、たぶん不可能であり、
そして生も死も、絶望ではないし、
もちろん希望でもないと言うことがわかるから。
そんなことを考えていると生きる力が弱っていること自体を忘れそうな気がする。

この本を読む前に手塚治虫 「ブッダ」を読んでみてほしい~。

マンガであるから読みやすいが、内容は通じるものが多大にあるんだよね。

「納棺夫日記」を読んだ方がいたら、ご意見をお聞きしたいし
読んでない方には「ぜひ」ではなく、「できたら」くらいの感じで
お勧めしたいかな。
コメント (2)
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