植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

赤信号(コロナ)みんなで罹れば怖くない

2022年07月21日 | コロナ
わが巨人軍は、永久に不滅であったはずなのですが、もはや全壊・崩壊状態であります。

順調な開幕スタートであったのです。しかし、ここ二か月は完全に失速し、ほぼ全カードで負け越し、4,5連敗も当たり前となりました。第一義的には先発投手が前半で持たない、中継ぎで試合を壊すというパターンが増えました。勝ちを計算できるのは「戸郷」くらいで、外国人助っ人の先発は4人とも、制球力・球威に欠けて他球団になめられてつるべ打ちにあっています。

なによりも異常に四死球が多く、エラーも12球団でワースト。守りがボロボロなのです。攻撃の要、坂本は離脱、主力の岡本は「かかし」のようにただぼーっと打席に立っているだけで覇気も闘争心も感じられません。無気力な三振と凡フライの山。そして、とどめをさしたのが「コロナ」集団感染であります。その1週間前にヤクルトの一軍選手や監督などが20人以上コロナになって離脱して一縷の望みがありました。しかし昨日、わが巨人はそれを上回る主力選手の感染が発表になりました。チーン、ナムナム、ご愁傷様。もう今年は終わりました。

そこで、コロナであります。各球団で次々に集団感染が明らかになりました。その前にはJリーグで東京ヴェルディが、試合不能なレベルで罹りました。また、これまでコロナでは欠かせなかった相撲取りの感染であります。今名古屋場所を当たり前のようにNHKで放送していますが、これだけ世間で感染爆発しているのに変だなぁと思っておりました。そうしたら昨日の感染者が7部屋125名(全体の2割)という発表がありました。

さもありなん、ワタシの期待通り(笑)、凄い人数であります。しかし本場所は中止にしないんですね。ドミノ式に広がってるのではないのですか。マスクをしないで(*´Д`)ハァハァ、抱き合って濃厚接触してるのですよ。マスクもせず、消毒は手に塩を付けて指を舐めるだけ(笑)。観客だって関係者だってえらい人数です。

「赤信号(コロナ)みんなで罹れば怖くない」ということになったようです。

当町内でも、数日前一家で感染したという連絡を受けたばかりだったのですが、昨日はワタシの会社で貸しているコンビニ(今ワタシがPCに向かっている真下)で4名感染したという衝撃の事実が判明しました。おかげで数日間、店長は使用人が半分になった店舗で、配達もこなし孤軍奮闘し、熱中症やらなにやらでフラフラになっていました。ちょっと前なら店舗閉鎖で全館消毒となるはずが、なんの変化も無く通常営業しております。

昨夜は自治会長の会議でありました。全国的に過去最多の感染者が出ている中で、自治会のイベントを中止・自重すべきと言う意見が出る中、会長は「市役所が行動制限不要、イベント続行を期待している」からいいんだという理屈で、いけいけであります。この会長はすでに10年以上自治会連絡協議会という自治会のまとめの上部団体の会長をしていて、催事・行事が大好き、終わってからのお弁当や飲食はもっと好き、という御仁であります。様々な役職を嫌な顔もせず引き受け、細部にわたって人や過去の経緯などを熟知しているので、誰も口出しできません。コロナで慎重論・消極的な意見には耳を貸しません。

政府は、すでにして「放置・非介入・無責任」という立場をとっています。マスクさえすればあとはお好きにどうぞ、酒を飲むのも旅行もカラオケもなんでもござれというスタンスであります。コロナに罹ったと思ったら自宅療養すれば、発熱など数日で収まるからPCR検査・診療・届け出・治療すべて不要ということなのです。

事実、コロナで救急車要請しても来てくれません。受け入れ先の病院が無くて家に連れ戻されるだけです。保健所はパンクし、クラスターを追いかけることはとっくに放棄しています。当然、PCR検査も一般人が受けることが叶わず、代議士や著名人、スポーツ選手、マスコミなど優先になっているようにみえます。貧弱な検査体制は全く改善されないので、検査のニーズと処理能力とのギャップはますます開きました。中国は1日当たり5165万件 検査できると公表していますが、日本は最大一日42万件だそうです(それもMAXまで検査出来ておりません)。日本は国民一人当たりの検査回数はOECD加盟国36カ国中35位と最低レベルなのです。

何かやろうとすると批判されるし、合理的有効な手段は見つけられないし、お金はもう出したくない。補助金制度を作れば悪用」不正受給されるし、というわけで、もう「コロナは自己診断(病院も検査も不要)・自己責任・自己解決(自分で鎮痛解熱剤などを飲んで自宅療養)」でいいんじゃね、というのがお上の決定事項に思われます。罹るのもご自由に、うつすのも勝手にどうぞ、ということでありますな。

祭だ祭だワッショイワッショイ、コロナだワッショイ・・・


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ドキドキの血液検査の結果を聞く いい先生に巡り合えるかが鍵

2022年07月20日 | 健康
薬が切れるので、毎月今頃はワタシのホームドクターに行くのです。
井上クリニックという小さな医院ではありますが、ワタシの知る限り3本の指に入る名医であります。驕らず偉ぶらず、親切で懇切丁寧に診療してくれます。診立ても的確で、すぐに必要な治療や薬を処方してくれます。

コロナで、流石に待合室に患者が列をなすという光景は無くなりましたが、繁盛していて先生を慕って患者が集まると見えます。

昨日は、ひと月前に採血した血液検査の結果を聞く日でもありました。半年程度に一回は血液検査をして、血糖値や肝機能の数値をチェックして貰います。思えばまだ現役で働いていた50代、その会社の健康診断の値は最悪でありました。高血圧・高血糖・肝機能低下・高脂血症などの文字が並び、AからDまでの判定で、ほとんどの項目がCかD「要再検」とか要治療という結果で、マージャンならば倍満クラスだと笑われていたのです。

御他聞にもれず、ストレスを抱え、仲間と週に何度も深酒し体を動かすことは苦手でありました。体重も増え続け、標準を10㎏以上上回るメタボ体形でもありました。
52歳で「高血圧」の薬を飲み始め、55歳にはついに「境界型の糖尿病」と言われました。HbA1cという糖尿の基準値が9を超えていたので、治療に入りましょう、とまで言われました。

そこから、徹底した糖質カットとダイエットに取り組み、1時間半歩いて帰宅し、本社ビルのエレベーターを使わないといった「生活習慣」の改善に真面目に向かったのです。おかげで10Kg 体重を減らすことが出来て、糖尿病の薬も飲まないでほぼ正常値に戻りました。様々な数値も大幅に改善して、無事定年を迎えることが出来ました。

境界型、と言っても2型の糖尿病の一つで、完治することはありません。塀の上に立っていて、油断すればすぐ向こうに落ちる状態で、死ぬまで歩いていかねばならないのです。ちょっと気を許して体重を増やしたりお酒や甘いものを大量に摂取すれば、すぐに数値は悪化し、じわじわと循環器や血管を傷つけ、そのうち様々な致命的な合併症を起こす怖い病気です。

以降1度だけ、数値が異常に上がって井上先生が、総合病院に教育入院するよう紹介状を書かれましたが、その時も緊急糖尿対策を行い、体重を落として入院やインシュリン注射を回避して現在まで小康を保っているのであります。
定期的に血液検査で、自分の体に起きていることをチェックし、健康指導を受けています。

で、検査の結果は、糖尿の数値以外がすべて「A」判定正常値でありました。何も引っかからないこんな検査の数値はここ数十年記憶がありません。マージャンなら倍満が、「役なし」で上がれないという手になりました(笑)。
糖尿のHeA1cは「6.3」若干高いものの前回が6.9でしたからかなり節制した、という結果になりました。慎重な先生には珍しく「改善された」と鉛筆書きしてくれました。とはいえ、そこは名医、ワタシの性格を察知して「油断しない!」と付け加えました。

なんにせよ、あんたは糖尿病で、やばいことになるよ、と脅かされたのが東日本大震災の1年前でしたから、この約12年、血糖値はコントロールできております。それは、ホームドクター井上先生と、食事管理に腐心してくれた糟糠の妻のおかげであります。

多謝・感謝であります。




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懸硯にも時代と歴史があったのだ

2022年07月19日 | 書道
1週間前にヤフオクで落札した品物が届きました。

ワタシが、ヤフオクで落札対象にしているのは、メダカの卵と、あまり市販されていない珍しい植物、そして書道・篆刻用品に限定しています。また、美術品や装飾品・貴重品も避け、実用的なものにしかお金を掛けまいと考えております。

いわゆる骨董趣味、あるいは何かの蒐集家となると、際限なくお金を使い収納する場所が無くなるのを恐れるからです。また、高価なものになると常に贋作・まがいものを掴むリスクもあり「危うきに近寄らず」を旨としているのです。

今回見かけて入札したのは、古くて汚い、書道具を収納する小箪笥・整理箱でありました。説明には「古欅・硯箱・鮒箪笥」とありました。印材や水滴・書筆など小物が室内に溢れてきて、整理下手なワタシにとっては、こまこまと収納して雑然とした状態を糊塗する必要に迫られておりました。特に貴重な価値がある印材を系統だって分類し整理せねば、と思っていたのです。

その木箱は、ヤフオクの出品写真で見る限り、側面に三つの小引き出しがあり、上蓋を開けると硯や筆をおくように区画されていました。墨で真っ黒に汚れていました。金具や装飾の金属板などが少なく、実用品として割合新しいものであると思われました。その為か、3,630円という割合安い値段で落札できたのです。

届いたものはずっしりと重く、天板や側面の板は説明の通り「欅」であろうと思われます。また、引き出しの内側は軽い「桐」材が使われていました。

「思っていたよりずっと出来のいいものだ」という印象でありました。そこで、来歴・品物の正式名称を調べてみました。ググってみると「船(鮒)箪笥」がすぐにヒット、江戸時代の頃から商船で、金庫や貴重品入れなどに持ち運びが出来る小型の木製の箪笥が用いられたのです。木製なので、水難にあっても沈むことはありません。軽くて持ち運びやすく、木製ながら火事や水濡れにも強いというのが和箪笥の利点であります。

その箪笥には「懸硯(かけすずり)・帳箱・半櫃 (はんがい)」と3種類あり、それぞれ筆・墨・硯などの書道具や書付の収納(昔の筆記用品)、貴重品・書類・帳簿入れ。衣装箱であったようです。懸硯はそれよりもっと歴史は古く、貴族階級の書道具入れとして蒔絵などを施した調度品として生まれたようです。

これらの箪笥は明治の初期まで実用品として作られていて、昭和の頃までは骨董店などでよく見かけたそうです。そのうち、もっと堅牢で火事に強い金属製の製品に置き換わっていったのでしょう。今のこの現代になれば、もはや、懸硯などはアンティーク扱いとされているのです。(船箪笥は、今も高級家具として日本海側の県で作られているのですが)

さてその届いた現物が「懸硯」であります。高さ23㎝、幅33㎝(1尺)、奥行き22㎝です。上部に蓋がつき、手前の小さな丸い釦を押すと留め金が外れて開閉できます。右側面に小抽斗(ひきだし)が三杯あり、上面に提手(さげて)が付き、持ち運びやすくしてあります。小さな金具はどれも飾り気のない素朴なもので銅製、留め具には赤い塗料が塗られています。箱全体に「装飾的」な細工は施されず実用一辺倒に見えます。上蓋が一枚板では無く、3枚の厚い欅の組板であるのが特徴か拘りであったかもしれません。想像するに明治の頃に作られた、「普及品扱」のハンディな硯箱というようなものです。つまり年代物の、由緒ある骨董品・和箪笥とはだいぶ異なる生活用品と言えます。

ただ、木材はたしかな素材を用い、熟練した指物師の手になる品物で、恐らく100年ほど経っているにもかかわらず、引き出しは寸分の狂いも無く、本体のどこにもひび割れや隙間もありません。こうしたことがかつて日本に確固たる存在を示した精緻な技術力・伝統的な職人芸を垣間見ることが出来ます。

上蓋の裏を見るとかなり下手な毛筆で「細田學」と書かれていました。何十年か前の持ち主の名前であったのかもしれません。また抽斗の側面に鉛筆でうっすらと書かれていたのが「債券番号○○○○○○○号」の文字でした。もしかしたら、この箱の持ち主であった誰かが債務のかたに押さえられた(差押え)のかもしれません。

この懸硯(箱)にも歴史があり流々転々とした挙句に、ワタシの作業場に流れ辿り着いたのでありましょう。そういう意味でも、3,630円は極めてお買い得で、楽しめる「実用品」でありました。

 
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安倍さんを国葬に・・・どうにもわかりませんね

2022年07月18日 | 時事
国葬だそうです。単に税金の無駄遣いとは申しません。

ワタシ達の税金を使って、海外から要人・賓客を迎え、盛大に行う国を挙げての葬式なのです。この100年に限ってみても、戦後日本の礎を作った吉田茂元首相以来二人目だそうです。

国葬に関する規定や要件などの定めは無く、今の時代では「閣議決定」さえすれば出来るとの見解です。何でも閣議決定で決めるというのは、安倍内閣になってからの悪しき慣習に見えます。国会も世の中のコンセンサスも無しに、税金を使え、法の解釈を変え、国政の方針まで決めるというのは、今のプーチンが、戦争を正当化し、西側からの経済制裁に対抗して、好き勝手に「大統領令」に署名するのと重なって見えるのはワタシだけでしょうか。

在位期間が長いから国葬ならば、小泉さんもそのうちやるんでしょうか。任期半ばで倒れた大平さんや、小渕さんは病気だから関係ないのか。現役で暗殺・銃撃されたら国葬とするなら、原敬、浜口雄幸、犬養毅 、総理大臣退任後に暗殺されたのは、伊藤博文、高橋是清、齋藤実と大勢いるのですが国葬は無しでありました。

国葬に相応しい功績があった名宰相であった、という理由でしょうか?。消費税を2回上げ、巨額の国債発行によって財政規律が崩壊した割に、経済の回復は無く、実質賃金も正規採用の雇用も増えておりません。株は上がったけれど、庶民の生活には関係がありませんでした。ロシアとは蜜月のつもりだったのに、実際はロシアは国土を割譲しない、という憲法改正という結果になってしまいました。韓国とは更に犬猿の仲になり、北朝鮮の拉致問題は1mmも進展しませんでした。外交に功績があったのは、アメリカ大統領とゴルフをし、アジア諸国ににはODAなどバラマキをしましたが、それで日本が得をしたという話は聞きません。

いろんな疑惑には、徹底した情報統制と説明拒否、忖度の名の元、お役人の嘘の上塗りで逃げ切りました。コロナに至っては、スタートの水際作戦で躓き、ワクチンも医療体制も整わず「アベノマスク」で不評を買って、さっさと菅さんに押し付けて引っ込んだように見えましたが。

国葬にするなら、それでいい、と国民は言うかも知れません。多くの与党支持者にとってはまことに頼りがいがある実力者でした。また、外交上の理由から国葬が相応しいというのです。

しかし、ワタシは思うのです。自民党や公明党支持者のみが税金を負担しているわけではありません。納税者、主権者たる国民が、あぁ国葬にするのは「納得」だな、というだけの理由・基準・そして安倍さんの功罪を包み隠さず説明したうえで決定すべきではなかろうかと。

外国からの弔問客は、自民党葬であれ家族葬であれ、葬儀を行えば、なにかしらのアクションをするのです。コロナが加速的に感染拡大している状況で、派手な国葬にする必然性があるのでしょうか。どうせ日本は、外交下手、金だけ出して「戦敗国」扱いされ、代表団や議員・大臣はほとんどが英語も話せず、通訳頼みで馬鹿にされています。
葬式でポイント稼ぎなどできっこないのです。

流石に、ネット上では国葬について賛否が分かれております。でも、いままでのパターンで言えばもう間違いなく「国葬」になるでしょうね。嫌な時代になりました。

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御神輿とコロナ

2022年07月17日 | 雑感
先週は、当地平塚で、七夕まつりがありました。日本三大七夕と称され、2,30年前なら、平塚駅周辺は観光客や地元の若者であふれかえり、まっすぐ歩くことも出来ない程の賑わいでした。その後は、日本経済の衰退や地方の過疎化・シャッター商店街といった衰微の典型のような地方都市となっていったのです。原因はいくつもありますが、最も罪が重いのは地方行政・市役所でありましょう。

駅前商店街「紅谷町」や七夕通りには、車が寄せられない様に片側一車線を塞いでパーキングメーターを設置し、一年中路上駐車取り締まりを行っています。無料駐輪場の整備もしないくせに、商店周辺を駐輪禁止にし勝手に停める自転車の撤去をしたために駅前の商店街からお客が離れていきました。商店は次々に廃業し、シャッターが閉まり、空き地になったままなのに行政は手を拱いてきたのです。

十数年前から人口は減少の一途をたどっており、神奈川県でも人気のない市町村のワースト10に入ります。民間企業や地元でも町おこしの気運も盛り上がらず、活気のない寂れた地方都市のイメージが増幅され、競輪と飲み屋・暴力団の町という構図のみが温存されています。
県内6位の人口がありますが、住みやすさや人気などのランキングには上位20位くらいまでにも全く出てきません。治安が良いランキング では41位/58でありました。

当然商店は2.3百万円かかるといわれる七夕飾りの負担が出来ず、七夕祭りで店の物が売れるという事もありません。一番の見どころだった商店飾りがどんどんみすぼらしく小規模になりました。

今年の七夕などは閑古鳥が鳴くような静かで、活気がない三日間であったのです。そして昨日から、地元神社の例大祭でありました。おりしもコロナ第7波が押し寄せ、過去最高レベルの感染拡大が全国で起きております。政府は、もはや放任・放置で、国民個々人の今までと同じ感染対策でやってくださいという姿勢が鮮明になり、行動制限は行わないと言っております。「罹ったもん負け」であります。

徹底した感染対策を行う、という大号令の元お祭りが始まりました。ワタシも町内の神輿の評議員なので、準備段階から関与することになっております。昨年同様、基本的に沿道では担がない、というスタンスで神社から各町内までトラックで搬送、町内の立ち寄り所のみ(子供)神輿を下ろして若者が中心に「肩を入れる」のが原則といたしました。ハイライトの「浜降り」も無し、当然マスク着用で、一応担ぐ真似をしてお祭り気分に浸るという説明でありました。


しかし、当町内は「須賀」と呼ばれ昔ながらの漁師町、70代以上の年寄りも血の気が多く筋金入りの神輿好き、若い衆の血は滾り、正午、神輿を担いだ瞬間からいきなりヒートアップいたしました。(その火付け役は不肖ワタシの次男でありましたが)。夕方5時になるまで、倅二人を含む世話役の若いもの3.4人がスピーカーのマイクを片時も離すことなく、元気づけ、煽りたて、須賀甚句を歌い続けたのでありました。マスクも息苦しいので外したり顎に掛けたり、80人ほどの集団が結局半日まとまって移動したのです。

夕方には、すでに評議員の長老たちは集会所に入り酒盛りを始めておりました。祭り好きな男たちは酒好き・たばこ好きでもあります。習慣的にはマスクが身の回りにあり、中には飲んではマスクをするという律儀な役員もおりましたが、酔ってきたらほとんど全員が、密の中でノーマスクであります。須賀の男は命知らず、怖いものなどないのです。肝心の子供神輿は、祭りの終わりを待っていたかのように大雨が降り始め「神酒所」では濡れてしまう、集会所では屋内外でずっと酒盛りするので邪魔になるとう事態になりました。やむなく、雨よけになる拙宅の倉庫の軒下に置くことになりました。いいのかね(笑)


今朝は9時にスタート、10時には神社から大神輿がやってまいります。神主さんや地元の役員が大勢集まって神事が行われ午後には子供たちのパフォーマンスによる「子供パレード」も予定されています。大神輿を担ぐのは大変名誉ですし、例年他都市からやって来るプロの担ぎ屋集団みたいな「協力会」の男たちが独占して、地元の各町からの参加を排除したりします。今年はそうしたプロを招いていないので、ワタシら風情でも肩を入れることが出来るのです。

これが終わると、あちこちで乾杯・飲み会・反省会・鉢払いなどが始まります。ワタシは、血糖値と血圧が上がるのを恐れ缶ビール一杯で早々に退去します。いつもの年なら、これからが本番で、仲が悪い他町と取っ組み合いのけんかを始めたり、路上で大暴れし怪我人が出たり警察官が駆け付けたりも普通にあったのです。今朝の段階で、何かあったとは聞いておりませんが、それにつけても心配なのは「コロナ」であります。なんとか須賀発、神輿クラスターが発生しないことを三島神社の大神様にお願いするしかありません。


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