植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

心の底に潜む闇 遺伝子と歴史に隠れた獣性

2020年06月25日 | 雑感
 ナントカという金髪のちゃらいタレントが騒ぎを起こしているようであります。芸能人の素行が悪いのは今に始まったことではありません。ゴールデンの時間帯に腕利き弁護士を伴って、自作自演の記者会見を開いたそうです。
 
 昨日、書道の気分転換を兼ねてテレビを付けましたら、3局のバラエティー番組で、大騒ぎしておりました。退所するだの、誰かと仲が悪いだの、およそ下らぬ問題の様ですが、公共の電波で長時間取り上げるような話題なのかとんとわかりません。犯罪を起こしたでもなければ、国民生活に影響のある関心事なのでしょうか?。自分勝手な理屈を長々としゃべり続ける女たらしの半ぐれみたいな男のことをいちいちコメントする人たちの気が知れませんな。

 そもそもジャーニーさんという特殊な性癖をもつプロヂューサーが、長年芸能界の中心に居たこと、暴力団とつながりが深い韓国出身の関係者たちが、エンターテインメント、アイドルや音楽の分野を牛耳っていたことが、おどろおどろしい芸能界の宿痾になっていたのです。この方が亡くなって、ようやくその呪縛が解け、事務所を去る人が増えてきているようですね。SMAPなんかもそうでしょうね。
 「ボーイズラブ」というジャンルが漫画でも都市的退廃文化としても根強くあるのではないかと思います。
 奈良時代から仏僧の世界で男色が密かに行われていたのが知られています。室町時代を経て戦国武将が小姓を傍に置くというのが嗜み・習わしとなっています。織田信長に使えた森蘭丸が有名ですね。普段でも主君のそばに控え、戦地にも帯同し、夜の相手をさせたといいます。ひとたび合戦ともなれば、戦場で夜営したり長期間遠征するので、夜伽の相手が必要なんです。
 
 女性ならば今の言葉では従軍慰安婦であります。古来から戦士・兵隊のモチベーションの一つが、戦地での性行為なのは明白な事実です。
 韓国がいまだにそのことを根に持って言いがかりを続けています。もし、いくらかそれに類する事実があったとしても、75年以上前のことで、しかも両国間では話をつけて手打ちしたのを蒸し返すのです。国のかじを取るべき人は、そうした過去をある程度は封印し、両国の未来に向かって建設的な解決をしようと思えないのでしょうか。案の定、その中心団体が結局は、個人が運動によって得た資財を慰安婦と言われる人には渡さず私物化していたのです。
 
 今回のコロナでは、韓国で大規模クラスターはアヤしげな宗教団体とゲイクラブで爆発しました。裏の日本の性文化・習慣は日本だけでなく、韓国も似たようなものですね。韓国は、例えば強姦事件では日本の40倍くらいの発生率なんですね。殺人事件や自殺も世界的にも異常に多いのです。

 朝鮮半島の民族は、法秩序、理論や対話よりも「暴力」が一番の解決手段だと考える人が多いようです。軍隊を出動させて民衆を殺傷したことで名高い「光州事件」などは、その象徴です。デモを手っ取り早く軍隊で鎮圧し何百人も死なしてもいいと考えるのです。
 これは、何千年の間に培ってきた遺伝子レベルの要素ではなかろうかと思います。朝鮮半島は、高く切り立った山間部が多く、大陸から移って来る野獣・動物を狩って生きてきました。長い間他所からの侵略・分裂した国家同士の争いも絶えず、近年では同じ民族が裂かれて国家で対立しています。闘争と暴力、戦いに明け暮れた血塗られた長い歴史があるのです。
 最近の北朝鮮も、いきなり建物を爆破するという暴挙はそれを表しているように思われます。暴力的解決、暴力的優位性にしか頼れない人種なので「核」開発をし、先軍政治(軍隊兵力を最優先する)を行うのですね。

 今のところビラ撒き合戦のようであります。これは平和的でいいです。
「お前がビラを撒くなら、こっちにも考えがある。もっと沢山ビラを撒くぞ。お前のカーちゃんでべそ」みたいな子供の取っ組み合い、口喧嘩レベルならいくらでもやってもらいたいと思いますな。

 例によって、あっちこっちに話がとぶ散漫なブログであります。


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悪いことはいい事の引き立て役

2020年06月24日 | スポーツ
禍福は糾える縄の如しと申しますな。
いい事があれば、えてして悪いことも起きる、人生というのは両方が繰り返しだったり背中合わせになっていて、だいたいがバランスが取れるという所でしょうか。
若い頃は「ジェットコースター人生」と呼ばれた時期がありました。いいこととちょっとありえないような悲惨な悪いことが極端に起きました。それほどでなくても、勤め人生活ではストレスになるような出来事や問題がしょっちゅう生じ、眠れぬ夜を何度も経験しました。苦労や悪いことの割に、さほどいい事が無かったような気もしますが、何もないのが実は一番いい事なのかもしれませんな。

 60歳を過ぎて、半隠遁生活に突入すると、この良い悪いの振り幅がだんだん少なくなったように思えます。変化に乏しいというべきでしょうか。日常的なこと以外何も起きず、新しいこと・無理なことに挑戦しなくなります。目に見えないけれで確実に老化し弱っていくにしたがって、食べること遊ぶこと出かけることへの欲求が減少します。それが自然の摂理でもあります。

 だからといって、生きている以上はいろいろなことがあります。嫌なこと悪いこともありますが、くよくよ考えないことが肝要、その時にそれなりに対応したらもう忘れること、これが一番であります。お金を失った時、いつまでも「あぁあのお金があったら」などと考えるのは愚の骨頂ですね。

ともあれ、わが軍(巨人)は怒涛の4連勝でした。ワタシの戦前の予想にも、これは無かったなぁ。もう、今年のセはわが軍の優勝で決まり(笑)。

 開幕戦に阪神の好投手西の途中降板が、ターニングポイントでした。打てそうになかったのに、阪神が鉄壁の継投陣を繰り出したのですが、これがあくまで去年の実績にすぎません。シーズンが始まっての初登板で数名のリリーフ投手が、揃ってキチンと実力を発揮できるはずも無し。おかげで終盤付き放して初戦をモノにすると、流れは一気に巨人に来ました。
 もう一つの要素は新外国人の明暗でしょう。阪神のボーアは警戒され左投手に厳しい攻めをされたので、すっかり乗り遅れてしまいました。まだ、ヒットを一本も打っていないのに、「バースの再来」などと過剰に期待をかけたのが裏目でしたな。一方巨人の助っ人「パーラ」は、練習試合の不調が嘘のように打ちまくりました。これも、阪神との初戦で、ビデオ判定で覆ったきわどい内野安打が決め手でした。メジャーで活躍した小兵選手が、全力疾走で足で稼いだヒットです。これで、日本の野球に難なく入り込んだ印象すらあります。
 
 次に、昨夜の広島戦。これも、ここ数年巨人キラーで超難敵のピッチャー「ジョンソン」が切れのある変化球を中心に抜群のコントロールで打てる気がしませんでした。ところが、ヒットのパーラを自分のバント失敗で送れずけん制死したら、14球ねばってヒットでチャンスを作った炭谷です。骨折の小林に代わってスタメン、ルーキー戸郷の好投を引き出しただけでなく、ジョンソンを心身ともに消耗させたのです。この後の、若武者北村の2塁打は、炭谷が打たせたのです。イライラした投手が制球を乱し、押し出しまでで2点失い、決勝点となりました。

 ということで、ささやかながら非常にハッピーな気分の今朝です。
 
 とはいえ、いいことばかりではありません。昨日は、屋上の小玉スイカの一つをカラスにやられました。初めて挑戦する屋上プランターでのスイカ栽培です。まだ、半分くらいにしか大きくなっていないので食べても美味しくない白い身なのに、穴をあけてほじったのです。とりあえず、残った二つは板切れやレンガで囲んで防御しました。屋上は目立つのでカラスの格好の標的なのです。メダカプールで水浴びしたり、睡蓮の鉢に食べ物を浸けて洗ったらしく、葉っぱをちぎられました。以前はイチゴも食べられ、やりたい放題なのです。

 真っ先に思いつくのが「毒餌」による殲滅です。しかし、殺生はいけません。そもそも動物愛護法と鳥獣保護法違反ですし、農薬を食べ物に混ぜたら農薬取締法違反にもなります。テグスなど細い糸を四方に張り巡らすのも有効と聞きますが、手間がかかる割に実効性に疑いがあります。
 今のところ「案山子」作戦しかないか。これは、人間に模した人形を置くのと、カラスの死骸に模した黒いぬいぐるみようのものをぶら下げるのです。賢いカラスは仲間が殺されて吊り下げられていると認識したら、警戒して寄り付かなくなります。こうなればしめたものなのです。

 さらに、観葉植物三鉢を枯らしました。鉢物は少なくとも3,4百個あり、ほとんどが重複しない別種(つまりほとんど全部育て方が異なる)で、しかも非耐寒性の植物も多いのです。水遣りの間違いなど管理不行き届きで枯らすのはある意味織り込み済みなのです。カラテア・アスプレニウム(シダ類)、ボロニャピナータ、いずれも癖のある育てにくい植物ではあります。例によってアジアンタムも虫の息。

そういえば、このところ観葉植物は何にも花が咲かないとブツブツ独り言を言っていたのですが、ふっと見ると花がつきました。ネオゲレリアの一種と思われます(笑)


そして、いつの間にか、合歓の木もぱぁーッと咲き始めました。

気にしない気にしない。勝っても負けても、枯れても咲いても。
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梅雨の柳

2020年06月23日 | 動物
 のっけからいささかお下劣な話で恐縮ですが「梅雨の柳」という言葉がありますな。柳は水辺を好み、挿し木で簡単に増やせます。また、梅雨時期の気温と高い湿度は、基本的に植物の生長に適しているので、挿し木や植え替えなどの適期とされています。  

 口の悪い昔の人は、妊娠しやすい女性のこと、子沢山の奥様を例えてこう呼んでおりましたな。そのココロは「させば つく」ということだそうです。梅雨時期にはすることが無くて、ついお部屋でいたしてしまったりするのでしょうか。コロナのせいもあって妊娠する人が増えているようですが、うーん、そうかもしれませんね。

 雨が続くと、外仕事・ガーデニングはおあずけとなります。園芸書道メダカ養殖と、人と接することがほとんどないので、コロナに関係なく自粛生活でありますな。

 新種作出を目論んでヤフオクで落札した4種のメダカの卵はざっと140~150粒ほどありました。いちいち届いた容器の中を数えるわけもなく、オークションの説明書きの数を足すとそのくらいですか。
 卵は、出品者側の管理や、やり方次第なので、どうとも出来ません。郵便物に混じって長旅して届いたものですから、孵化するも八卦、かびるのも八卦なのです。

 今月17日到着時、すでに孵化していたもの(針子)は数匹いました。今日で6日目になりました。どうやら、ほとんど孵化終了のようです。ざっと数えて70匹位はいます。到着後すぐに死んだもの、無精卵などいろいろ理由はありましょうが、半分孵化したらめっけものです。
 本来メダカは日光を好み、戸外で育つべきものです。お日様にあて水が緑色に変わり、自然と微生物やバクテリアが繁殖するのが、メダカにとっては絶好の環境で健康に育ちます。とはいえ生後1週間足らずの赤ちゃんです。赤ちゃんメダカの死因の一番は餓死!だそうですが、ちょっとした水質の変化や振動・水流も大きなストレスになります。一番神経を使うのは水温です。急激な水温変化で死んでしまいます。

 メダカを飼って、頻繁にきれいな水に変えて死なせることが結構多いのです。ワタシのように、ズボラでたまにしか水を変えたり水槽を掃除しない方がうまくいくのです。体がまだ微細の赤ちゃんメダカは、ひと月位は水替えしないつもりです。水質悪化する心配はありません。よく一匹1Lの水が理想と言われますが、稚魚で体積・重量からしたら大人のメダカの数十分の1ほどですから、水質の汚染のペースもゆっくりです。
 
 現段階で、いきなり外(屋上)に出すのはちょっと躊躇われます。観察しながら、安定した気温の中でちょっと過保護に育てることにします。あと、まぁ1週間くらいは部屋に置いて、アクアリウムライト を当てておこうと思います。雨なので、室内で過ごすのにメダカの孵化や稚魚の面倒を見るのはもってこいですね。ちょいと生臭いのは我慢です。メダカは見ていて飽きないです。とりわけ赤ちゃんメダカは可愛いなぁ。

 屋上では、成魚のメダカの内、ダルマ系、三毛猫風、虎メダカ、ラメミユキ、赤ダルマなど、珍しい色や形のものだけ厳選して繁殖させるつもりであります。また、ラメミユキの2世代目は、既にこれらのいくつかと交配しており、次々にハーフ(3世代目)が生まれております。メダカはコロナも梅雨も関係なく、温かかったら一年中繁殖期、「梅雨の柳」状態です。
 昨日は、その中で桜色「ピンクメダカ」も発見しました。これは綺麗です。白メダカと赤メダカの交配種に、ミユキが混ざったのかもしれません。これは、もしかしたらもしかします。

 生まれたての赤ちゃんは可愛いですが、あまりにも小さいので写真掲載割愛いたします。
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少しづつ以前に戻ってるのは歓迎すべきではありますが

2020年06月22日 | コロナ
 先日二月ぶりにかかりつけ医師の所に行ってまいりました。いつものお薬が無くなってくると、貰いに出向くのです。歯医者さんからも1年点検(笑)の葉書が舞い込んできましたが、とにかく病院・医院を避けるにしくはなし。
 風俗店と一緒にしてはいけませんが、今時、接客をともなう飲食店と並んで、クラスター観戦の可能性が最も高いのですから。出来るだけ病気をしないこと、風邪などもひかないことが、コロナ対策の基本ですね。

 案の定、待合室は閑散としておりました。来院者は手洗い・マスク着用・検温を義務付けて警戒は怠りないようです。あんまり人が居なくても大体待ち時間は変わりません。平塚が誇る名医井上先生は、患者数が少ない時は、出来るだけ丁寧に診察し会話をしてくれるので、一人当たりの診察時間が増えるのです。

 以下はセンセイのお言葉であります。
コロナは、感染しても90%以上は無症状か鼻風邪程度の症状で済むのでさほど心配はない。基礎疾患を持つ人や後期高齢者という数%だけが要注意である。
 今までは感染力が弱く重症化も低いアジア型で済んだが、これからはより悪性な欧米型が来ると思われるので、これからの警戒が重要である。感染する経路は、濃厚接触、すなわち近距離の会話が大多数。マスクトゥーマスク、会話は必ずお互いにマスクして行うことを心掛けなさい。
(病院に来るなとは仰いませんでした)
 医院経営が悪化していると言われていますが、ちょっと聞きそびれてしまいました。

 レジがビニール越しになったことと、マスクを付けている人がほとんどということを除くと、町の様子はコロナ以前の状況に戻りつつあります。食料品売り場は盛況で長い列が出来ておりました。レストランでは、グループが大声で談笑する姿が目に付くようになりました。以前より交通渋滞がひどくなった感もあります。いつまでも自粛しては居られない、それはそうなのです。
 国内感染状況には十分留意し、周囲に気を付けながら、だんだん普通の生活をするようになるのでしょうか。

 テレビの報道番組は、警戒宣言下まではコロナ一色でしたが、最近では半島情勢、イージスアショアの導入断念、給付金委託、河井夫婦逮捕などとばらけてきて、ついに支持率急落にともなう「安倍さんの後釜」は誰?という話題が急浮上してきました。どうやら、安倍さんの退陣が現実化しそうな局面になってきたのです。

 このまま、徐々に終息すればそれに越したことはありません。世界では依然として感染者は増え続け間もなく1千万人に達するでしょう。
まだ、全然終わってないのです。済んだことをすぐに忘れてしまうのはワタシら日本人の特徴です。
 
 ここで、一息つける状況になったのであれば、経験値を生かして、来るべき第2波に備え、多数をこなせる検査体制と、発熱外来新設、重篤患者の病床確保を優先して欲しいですね。勿論ワクチン開発と治療薬の発見が一番なんですが。

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ぼかし肥料(非売品)を売ってみようかな

2020年06月20日 | 時事
 今年8回目のボカシ肥料は上々の出来でありました。先ほど9回目を仕込みました。ここ数年来、何度も繰り返し作って、園芸に使用して、自分が確かめ収穫して食べているので、その安全性と効果は折り紙付きです。今は少し在庫は多めになっていますが、あまり沢山有機肥料を畑や果樹に施すのもいいことではないのです。特に窒素分が過剰になると、ツルボケ、花振い、徒長などの悪影響が出ます。花が付かなくなったりして肝心の果実や野菜の収穫につながらないのです。

 そこであまったボカシ肥料は捨てるわけにはいかないので、他にお譲りしましょうということになります。勿論無償で構わないのですが。

 以前このブログでも触れましたが戦後まもなく施行された「肥料取締法」というカビが生えたような法律が今も生きているのです。その骨子は、許可なく肥料を売ってはならない、ということです。口に入るものを作るための肥料は品質を保ち、健康被害を生じるようなものを使ったり、逆に効果が確認できないようなものを販売したりしないようにするのです。
 
 しかしながら、植物は不要なものは吸収しません。そういう肥料全般で、毒でも入れない限り、根から吸収して葉や果実になるまでにろ過され、分解、無毒化されるのでほとんど健康被害につながる懸念は無いのです。昔人糞で育てていた野菜が主流でしたが、糞のにおいも香りもしませんでしたよ。
  40年以上前、鎌倉円覚寺の中で見かけた張り紙「水を飲んでも牛ならば乳となり、蛇ならば毒となる」という主旨の、有難いお言葉をみかけました。今でも忘れられない仏教説話です。円覚寺さんのオリジナルかと思ったらさにあらず、古代中国のナントカという経典に記されているそうであります。

 先日偶然にもネットで肥料を無許可販売していたという罪で数人の方が書類送検されたそうであります。自宅で作った草木灰がもったいなくて売った、とか、市販の肥料を小袋に詰め替えて販売したという微罪であります。罪になるとは思わなかったと言っているそうでありますが、多分そうでしょう。法律違反のリスクを知りながら、数百円の品物をちまちまフリマやメルカリで売って、よもや違反などとは思わないでしょうよ。

 本法律によれば、自らが使用するために生産すればセーフで、有償無償に限らず、他者に譲渡する場合は、登録や届出なんだそうです。違反すると3年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金です。実際は、継続的に営利目的で販売することが取り締まり対象になるようですが。
 名前がもう駄目でしょう。大麻・覚醒剤の取締法から始まって毒劇物、爆発物、通貨偽造、銃刀法など「違法で危険そのもの」の名称に取締法とつけられています。「肥料」を麻薬や毒物、武器等と同等に扱っていることが時代錯誤であり認識不足の表れでありますね。

 市販された肥料の余りや自家製肥料を作って、他人に譲るのが違法という法の基本概念がおかしいのです。一般の人は罰則があるなどよもや思いますまい。賭け麻雀は賭博行為なのに、掛け金の大きさと回数で見逃されるというのはありなんでしょうか。黒川事案に抗議して、街頭で、麻雀をやるという行為を官憲が法的根拠もなしに排除するのはありなんでしょうか。

 買収して当選した議員の給料を全額返還させないのもおかしいと思いませんか。お金を受け取った地方議員を大量起訴すると、地方議会に支障を来たす、貰った人が多すぎるので見逃すという話が出ているのです。金を配ったら貰った方も同罪でしょうよ。

 話は飛びますが、産経新聞であります。現役記者が黒川さんと麻雀していたという話。産経新聞社に限らず大手の新聞社は「偏向報道」はつとに有名でありますな。特にこの産経は露骨な野党の批判が目につきます。
 そしたら、先日国会閉鎖の総理の記者会見に名指しされた産経の記者が「憲法改正」についての見解を聞いていました。この国会が閉鎖され、議員たちが一斉に外遊・夏休みに入ることの妥当性、様々な政府の疑惑追及隠し、コロナ対策など山積する問題にほとんどの国民が目を向けている所に、不要不急の安倍総理の謳い文句の憲法改正など誰が聞きたいんでしょうか。
 
 あー、これはやらせ質問、だろうなと感じたのはワタシだけでしょうか。さらに、今度は産経グループ子会社による世論調査水増し事件です。オペレーター不足で、架空の回答を潜り込ませたというのです。少なくとも昨年の5月にはやっていたというのですから、コロナの影響は無かろうと思います。しかも肝心の架空回答は開示しないのだそうです。修正もなく取消しとなります。
 卑怯者めが。
 公器である報道・マスコミですよ。世論調査は、政治のみならず社会経済にまで重要な印象・情報操作をもたらしかねない極めて重要で厳正かつ公平であるべき指標です。意図的な質問で政府側に有利な回答結果を導き出すことと同列で、あってはならないこと、水増ししたものを除いた結果がどうであったかを検証しなければ許されないものです。早い話「プロパガンダ」だったのでありますまいか。騒乱罪・社会攪乱罪というべき暴挙です。やはり産経というのは、自民党政権とずぶずぶなのであります。

 恐らくマスコミやジャーナリストはこれを大きく取り上げることはしないでしょう。皆さん多かれ少なかれ政府の片棒を担ぎ、似たようなことをやってるのですから。
いまや、報道番組すらバラエティー番組と思えてしまします。

 冒頭のボカシ肥料からは大きく逸脱しましたが、公権力を持つ官憲、社会に大きな影響力をもつメディアなどは、もはや果たすべき本来の機能や責任、公正さを喪失しているように思えてなりません。
 法律もまた然り。農家さんの経営を圧迫し、合理性のある生産物の製造流通を阻害する悪しき法律ばかり作り、真に必要な犯罪の取り締まりや適用はぞんざいなのであります。
 
そんな社会に抗議するため、試しに公然とボカシ肥料売ってみようかな。笑
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