植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

世界の植物と、人類の為にワタシは頑張る

2019年08月29日 | 植物
先日偶然TVをつけたら、「オーレリアンの庭」という番組をやっていました。写真家で滋賀県大津市の里山で昆虫をメインにしたフォトエッセイを出している今森光彦さんの暮らしの紹介です。
自然の中で、ご夫婦で農業と園芸をやりながら、昆虫をはぐくむ環境を作るという活動ですね。
こういう番組を見ると、田舎暮らしやスローライフに憧れる人たちが増えるのでしょう。自然に回帰し、植物や動物と共生して行くのは決して悪いことではないでしょう。今森さんのように、虫(蝶)好きが高じて、生活や収入の糧と趣味が混然一体となるというのは一つの理想であります。こういう、生き方がすべての人に受け入れられるとも限りませんし、望んでも家族・健康・経済事情が許さないというのが現実、とても贅沢で恵まれている生き方とも言えますね。

ワタシも、幾度となく人里離れた山間で、清流があるようなところに住み、少しの野菜や果樹を植え、動物を飼い、草花を存分に植える、ということを考えないわけではありません。その気になれば、さほど困難ではありません。

ですが、今管理している畑、果樹、バラほかの植物群を捨ておくわけには参りません。若干の会社の作業・経理もあるし、カミさんを一人にして遠いところには行けません。住んでいるところ、賃貸物件がある以上は、身軽になれないのですな。

それでも、ここにいても出来ることがあります。
それは、わずかな土地でも緑豊かな環境を保つこと。
人一人が必要な酸素は、どのくらいの緑が必要か、その前提によって諸説あるようですが、光合成による植物が供給する酸素量から計算して、樹木だと20本ほど、森林面積換算で135㎡、とか、水田だと40㎡必要とか、らしいです。ワタシが管理する園芸に活用できる面積はせいぜい200㎡でありますから、雑草も含めて目いっぱい植物を育てたとしてもせいぜい二人分くらいでしょうか。

今や、ブラジルの森林火災が年数万件あるそうです。火災だけでなく失われる森林面積は世界で2000年から2010 年までの10年間に年間1,300万ヘクタールのペースだそうです。酸素の供給の7,8割は海洋植物だそうですから、目先慌てる必要はないのですが。

もう一つは、昆虫です。前述の今森さんは蝶々大好きのまま大人になって里山生活を続けているのですが、ワタシは虫が好きません(笑)

しかしながら、植物の花の授粉を助ける虫たち、とりわけミツバチの減少には少なからず懸念を抱いております。風媒花よりも虫媒花のほうが圧倒的に多く、世界でこれらの虫がいなくなったら、ほとんどの植物たちは、子孫を残す術を奪われます。植物が無くなれば、人類は食糧危機を迎え絶滅の危機に直面します。
これは、いかん、世界の植物を救わねば

というより、今育てている果樹の授粉率を高めたい、と秘かに考えているのです。

近所の知り合いのオジサンに、養蜂を持ちかけられております。3万円で2千匹のミツバチを買うのだそうです。当地平塚で、ほとんど見かけなくなったミツバチを、ワタシの手で蘇らせる!!!
ミツバチを仕込む来春まで、まだ間があるので、熟慮しております

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