植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

神奈川は総理大臣を出すべきか

2021年04月26日 | 時事
当「槐松亭」は、神奈川県は南西部の平塚にあります。植物園と冠しておりますが、営利活動しているわけではなく、ただワタシの私的ガーデンで、古の風流人や粋人が、自宅や別荘をナントカ庵とか〇〇亭と名付けたのを真似しただけであります。

神奈川県に住んで50年近く、まぁ横浜とか湘南とか呼ばれ、国内では人気がある印象のいい地域と思って、ちょっとは自慢でもあったのです。現総理は衆議院神奈川2区 であります。横浜出身では初めてなんだそうです。次期総理の有力候補は、平塚市を地元とするおらが大臣「河野太郎」、さらにその次の候補と目される人気抜群の環境大臣「小泉進次郎」サンは代々横須賀を地盤としております。

 まさに、自民王国であり、新たな首相天国といえるかもしれません。しかし、それがだんだん神奈川県民として恥ずかしいと思うようになりました。菅さんはともかく、太郎さんも進次郎さんも先祖からの国政議員の血統であります。神奈川県も中心を外れると保守的で固陋と言ってもいいほどです。地元の古い名門高校出身者が地方の政財界を固めるようなことも多くなります。横須賀や平塚小田原など、古い町で水が入れ代わらないような地域は、往々にして議員は実質的に無投票、無風区となってしまうのです。

 タローさんは、家庭教師(ワタシが以前勤めていた会社の役員)をつけて教育を受けたので慶応中等部から慶応大学に進み???あれ中退してジョージタウン大学 卒業でした。5年間の留学で英語だけは堪能なんですね。過激で正論をぶつける威勢が良い議員だったのに、大臣に登用されるようになってだんだん大人しくなりました。とうとう「ワクチン担当大臣」という奇妙な職に就きました。これは、巧妙な総理候補外しに見えます。もともと河野一族は自民党でも傍流で、タローさんが総理になるのを快く思わない人が多いようです。ワクチンが先進国最低の接種率なのをタローさんのせいにするように仕組まれたのかしらん。

 一方小泉進次郎さんは曽爺さんが明治の国会議員、漁師町横須賀の出身で入れ墨があったそうです。娘さんの婿養子が「純也」さんで、小泉元総理のお父さんであります。顔がそっくりなんです。

 純一郎さんは慶応大学経済学部でなかなか勉強家、努力家であったんだろうと思いますが倅の進次郎さんは、一貫教育のエスカレートで「関東学院大学」を出ています。これが、議員の子供のあるあるです。麻生太郎さんは特殊な人しか行けない学習院、安倍さんはやはり一貫教育で無試験の坊ちゃん大学「成蹊大学」であります。菅さんのロン毛の東北新社のぼっちゃまは明治学院大学。早い話、元がどうであれ大した勉強をしてるとは思えない学歴なんですね。この、高校まで本を読まず勉強をしていない人たちは必ずその報いを受けます。「言いまつがい」というやつです。みぞうゆう・でんでんなどという恥ずかしい言い間違いをしてしまうんですね。

 その小泉環境大臣は最近では「ポエム大臣」と呼ばれております。様子がおかしくなってきたのは、就任直後の頃。原発廃棄物処分について「30年後の自分は何歳かな」と発言し、 国連気候変動サミットで、「気候変動の問題は、楽しくかっこよくセクシーであるべきだ」とおっしゃいました。反省していると言いながら反省している色が見えない、ということを反省していると、禅問答のような意味不明の発言が目立つようになりました。

 先日はついに「温室効果ガスの削減目標 の2030年の目標46%」の根拠を問われ「おぼろげながら浮かんできたんです、46という数字が」と答えました。ポエム大臣の面目躍如であります。風水や占い師じゃあるまいし。 

  初代が創業し、二代目で傾き三代目が潰す、という諺は議員先生には通用しません。代々ますます栄えていくように見えます。歴代首相に限れば旧長州藩、山口県出身者が圧倒的に多いのは有名であります。しかし、どんな血統であろうが、出身地がどこであろうが、お頭(つむ)の中身はそうは参りません。 
 神奈川から出て恥をさらすのはもう菅さんだけで結構であります。こんな世襲政治家がこれからもワタシ達の孫子の将来まで左右するかと思うと、神奈川出身の総理がこの先出ていいものか、しばし考え込んでしまいます。
アイムソーリ
 
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