植物園「 槐松亭 」

バラと蘭とその他もろもろの植物に囲まれ、メダカと野鳥と甲斐犬すみれと暮らす

4回転ジャンプを女子が飛ぶ時代に

2019年10月26日 | スポーツ
そろそろウインタースポーツの季節が到来しますね。
スキーで言えば女子のジャンプ、カーリングなどが日本選手の活躍で盛り上がりますが、そもそもさほど寒い地域が限定され、雪が必要なスポーツや特殊な設備が必要なカーリングなどはなかなか競技人口も増えにくいのでしょうね。

そんな中では、最も期待と注目を集めるのがフィギュアスケートです。
男子は、世界のプリンス羽生結弦君が最高峰に君臨して久しいですが、それでも4回転ジャンプを得意とするネイサンチェン選手が、その座を脅かす存在になっています。日本人では、宇野昌磨君以降有望なジュニア選手が出ていないのが気がかりではあります。そうそう羽生クラスがすぐに登場すると考える方が無理なのですがね。

そして女子。長きにわたって世界の女子フィギュアの中心に居た浅田真央ちゃんが一線を退いた後、宮原知子さんが現れ、坂本選手も台頭してきましたが、一足飛びにトップ選手となったのが、トリプルアクセルを武器にした紀平梨花ちゃん。フリーで2回飛んだりして真央ちゃん以上の高得点を出すようになりました。これでここ数年は紀平の天下かと思いきや、ロシアの少女たちの躍進が目ざましく、メドベージェアからザギトワと日本勢を脅かすどころか、超越した成績をあげるようになりました。そして4回転ジャンプ、今年3月にカザフのトゥルシンバエワが成功して以来ロシアのジュニアクラスのアンナ・シェルバコワアレクサンドラ・トゥルソワなどが次々に4回転ジャンプを決め、一気に4回転時代に突入しました。

それまでは、例の安藤美姫が一度だけジュニアの時に成功しただけだったのに、今やどんどん飛んで、くるくる4回転するようになりました。

4回転と言っても、ループとかフリップ・ルッツ・サルコウと分けられそれぞれ難易度が違うようですが、男子選手ですら当たり前にとぶようになったのは、ここ10年位です。高橋大輔選手が、現役時代に「4回転は、一回飛ぶのがやっとなのに若い選手は2度3度飛んでくる」、と嘆いていたのを思い出します。

体の小さなジュニアの選手が4回転を飛ぶのは、まだあり得ると言えますが、シニアの試合で数回4回転を成功させるとはオソロシイ時代になったものですね。

それにしても、ロシアの選手だけ飛びぬけていることに違和感を覚えます。国策で選手強化に取り組んでいるとはいえ、これだけ次々と高難度のジャンプを決める少女を輩出するのは、なんか特別な注射でも?と疑ってしまいます。

紀平選手も、4回転ジャンプは練習しているそうですが、試合では一度もチャレンジしていません。恐らく足への負担が大きく、故障・ケガが懸念されるからでしょう。トリプルアクセルと4回転を両方成功させたら、と思うとワクワクしますが、一方で危険な進化への挑戦を余儀なくされるのでは、と心配してしまいます。

あとは、羽生結弦選手の夢の5回転ジャンプ!これが見れたらもう思い残すことはありませんよ。
飛んで飛んで飛んで飛んで 回って回って回るーーー🎶
コメント
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