まてぃの徒然映画+雑記

中華系アジア映画が好きで、映画の感想メインです。
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アルバムめぐり番外編「浅き夢」スペシャルライヴ

2012-04-30 22:23:23 | ライヴ

「和」をテーマにしたミニアルバム『浅き夢』(既に廃盤)のアルバムめぐり、ミニアルバムということで曲数も少ないので、劇場歌小屋の2階で開催している3月と4月のテーマを東京・名古屋・大阪に持ってこようというこの企画、嶋崎史香のヴァイオリンと平井ペタシ陽一のドラムに加えて、ダンサーのタカダアキコとノレンニゥー・デ・オッシが参加して妖しげな世界が再現されます。

オープニング・アクトは奈良をベースに活動するノレンニゥー・デ・オッシ。三味線&ギターの男性とアコーディオン&ピアノの女性の2人組で、三味線のリズムがきりりと一本筋が通ったように響いていました。

本編第一部は、劇場歌小屋の2階四月むじなから「焔」の世界を再現、矢野絢子は能面むじなを斜めに被り、顔は黒幕で隠してまるで能面が正面を向いているかのような衣裳で、シマフミも平井ペタシも狐仮面を被っていました。シマフミはいつも劇場でも被っているからか堂に入った仮面さばきで、斜めに被った狐が客席から見るとちょうど正面と相対していて、狐がステージ上で踊っているようです。平井ペタシはまだ少し仮面の被り方が不慣れな様子で、シマフミほどは狐らしくありませんでした。

第一部では舞踏家のタカダアキコが舞いを披露、布に隠れた静かな踊りから、般若の仮面でひとしきり舞った後は、インスト曲に合わせてステージ上で大布を使ったぐるぐるとまわるダイナミックで激しい踊りに目を奪われて、普段の矢野絢子の歌の世界とはまたひとつ違った、激しい動きのある空間でした。

第二部は三月しおりから「花嵐」、第一部では能面むじなだったのでMCはほとんどありませんでしたが、こちらは矢野絢子が高知の遊女となって語る趣向で、3人とも微妙に和服とも違った和テイストのステージ衣装で登場です。ノレンニゥー・デ・オッシの2人もそれぞれゲストとして登場しました。

幻燈、廓恋唄、桃若の3曲はピアノを離れてミニギターをかき鳴らし、スタンドマイクで遊女の唄を聞かせます。三味線との共演で、小気味いい乾いた音色が曲とばっちりあって、普段のステージにはない硬質な印象を感じました。MCでは6月のレコ発と恐怖リクエストライヴの告知をしましたが、アルバム予約特典でポスターを付けると発表したはいいが、送り方を全然考えてなかったというのは笑えます。アンコールは『おるき』この曲も初めて聴いたなあ。

劇場歌小屋の2階の世界観を再現するこの試み、大成功だったのではないでしょうか。音源になっていない曲が多かったからか、ライヴチラシに演目が書かれていて助かりました。また劇場の世界を持ってくる試みをしてもらいたいと思います。まずは6月のレコ発が楽しみ!

<セットリスト>
「焔」
1.じっちゃと桜
2.産声
3.銀の泉
4.金の針
5.浮世の蟻
6.とうとやつめに
7.いのち
8.胸
9.赤い葉
10.燐光

「花嵐」
1.ゾウリムシ
2.バラ
3.水之月
4.幻燈
5.廓恋唄
6.桃若
7.春明
8.千年酒
9.吉野桜
10.かくれんぼ
11.風の子

Enc.おるき

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