郭富城アーロン・クォックが孫悟空に扮した作品。甄子丹ドニー・イェンが主演した『モンキー・マジック 孫悟空誕生』と何か関係があるのかな?と思ったら、監督は同じ鄭保瑞ソイ・チェンで、思いっきり続編でした。まさか牛魔王だった郭富城が孫悟空になるとは!甄子丹はどうしたんでしょう?周星馳チャウ・シンチーが監督した『西遊記 はじまりのはじまり』などいくつも西遊記を題材に映画化されているけれど、中国人はよほど西遊記が好きなのかな?
三蔵法師(馮紹峰ウィリアム・フォン)が孫悟空と出会い、猪八戒や沙悟浄を連れて天竺へ行く途中、妖魔の白骨夫人(鞏俐コン・リー)と対決する。白骨夫人は人間の精気を吸い取り生き永らえてきたが、三蔵法師の肉は妖魔が永遠の命を手に入れられるので狙っていたのだ。
その国では子供が数多くさらわれて、白骨夫人の仕業だと噂されていた。ところが実はその国の王は病を患っていて、これまで子供の生血を薬としてすすり、今度は三蔵法師の生血を狙っていた。。。
白骨夫人役はどこかで見たことある、と思いながら見ていて、エンドロールで鞏俐だったと出て驚き。もう50歳なのに、年齢不詳の妖しい美しさでした。陳慧琳ケリー・チャンは『モンキー・マジック 孫悟空誕生』と同じ観世音菩薩役。神々しく穏やかな表情は美しく、本格的な演技を早く見たいですね。
白骨夫人のエピソードが西遊記の原作にあるのか全くの創作なのか気になるところですが、ちょっとWikiで調べたら白骨夫人自体は原作にあって、人間に化けて三蔵法師一行を狙うところはエピソードどおりみたいです。ラストは次回に続く、みたいな終わり方だったからまた本国では続編が作られそうな気も。日本で公開されるかどうかは微妙ですが。
シネマート新宿で公開されるのは中国資本で3Dバリバリのあ作品が多いけど、香港で金像奨にノミネートされている作品は条件が合わなかったりするのでしょうか?日本人には中国で盛り上がる作品は大味すぎて、いまいちウケないような気がします。上映時間も毎日変えたりして工夫しているんだろうけど、シネマート新宿や角川シネマ新宿のアンバランスなスクリーンだとどうしても限界が。。。新宿武蔵野館の耐震工事が終われば、もう少しいろいろなのが観られるのかな。
公式サイトはこちら。
8/6 シネマート新宿
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