まてぃの徒然映画+雑記

中華系アジア映画が好きで、映画の感想メインです。
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崖っぷちの男 MAN ON A LEDGE

2012-07-29 23:04:43 | その他の映画(あ~な行)

タイトルから、『127時間』や『リミット』みたいなワンシチュエーションドラマかと思っていたら、全然違いました。

NY、ブロンクスのルーズヴェルトホテルの高層階で、窓の外に出て飛び降りるそぶりを見せる男。部屋の指紋を入念に拭き取り、偽名で宿泊したこの男の正体は何なのか。交渉人に指名されたリディア(エリザベス・バンクス)の機転で、タバコから採取した指紋でわかった男の正体は、脱獄した元警官のニック(サム・ワーシントン)だった。ニックの狙いは何なのか。一方、ホテルの向かいのビルでは秘かに侵入作戦が行われていた。。

ホテルの外壁にいるニックパートと、向かいのビルに侵入する弟とその彼女のパートが交互に映し出されるが、どうみてもストーリーの中心はビルへの侵入だなあ。ニックのシーンはいまいち緊迫感がなく、なんだか間延びした空気を感じたのは気のせい?タイトルから、もう少しホテルの外壁で何かあると思っていたんだけど。

まさかホテルのボーイにニックの父親が潜入していたとは、驚きでした。父親の偽りの葬式での兄弟喧嘩も周囲や同僚の目を欺くためだったのでしょう。ニックが宝石警護のアルバイト中にハメられたときから、同僚を怪しいと睨んでいたのかもしれません。父親も弟も弟の婚約者も、家族総出でニックの無罪を証明する作戦を決行するのは、強い家族の絆の証なのか。

肝心のダイヤモンドを、敵の宝石商が厳重な生体認証の金庫から出して持ち歩いてくれたから良かったものの、あそこでそのまま金庫に戻されたり、そもそもダイヤがあの金庫になかったら、単なる脱獄犯と侵入犯だよな。一発逆転を狙うしかなかったんだろうけど、かなりリスキーで希望的観測に頼った計画、ご都合主義な面はあるけれど、ビル侵入のシークエンスがスリルアクションとして楽しめました。

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