まてぃの徒然映画+雑記

中華系アジア映画が好きで、映画の感想メインです。
たまにライヴや本の感想、中小企業診断士活動もアップします。

ブエノスアイレス 春光乍洩

2009-04-03 00:00:00 | 香港映画

ブエノスアイレス(DVD) ◆20%OFF!



アルゼンチン・タンゴの調べに乗って。





渋谷シネマライズでスペイン坂の行列伝説を作った作品。張國榮(レスリー・チャン)演じるウィンと梁朝偉(トニー・レオン)演じるファイのゲイ・カップルのブエノスアイレスでの日々を王家衛(ウォン・カーウァイ)監督がクリストファー・ドイルのカメラで描く。





公開当時に観ているはずなんだけど、覚えていることといったら張國榮と梁朝偉と張震が出ているゲイ映画ということくらい。だから新鮮で楽しめました。王家衛映画だから、筋を追うというよりは雰囲気を楽しむといった感じで、やんちゃな張國榮がいじらしく、梁朝偉は心配性の母親のよう。





イグアスの滝を目指してボロ車で進んでいたが、道に迷って喧嘩別れするウィンとファイ。これは過去の思い出としてモノトーンで描かれる。そしてブエノスアイレスのホテルでドアマンをしているファイ、たまたまそのホテルにウィンが外人と訪れたことで再会する二人。





大怪我をしたウィンの面倒をみることで「やり直し」たファイは、束の間の幸せを得る。ここでねー、両手を怪我して一人では食事もできないウィンに料理をつくり食べさせてやるわけだけど、このときが穏やかな二人の幸せの時間。なんせ我儘なウィンが怪我していて不自由だから、大人しくしてるしかない。ウィンをベッドに寝かせて自分はソファで寝るファイもさぞかし安心して暮らせていただろう。





ファイは転職した中華料理屋で長旅の途中でアルバイトをしている青年(張震)と出会い、自分の身の上を振り返る。父親に会わせる顔をなくして香港を出てきた過去を。この頃、両手の大怪我も治ったウィンはまた自由に出歩くようになり、ファイはウィンと再び別れる決断をする。この決断の背景には、やはりバイトの青年の影響があるのだろうな。しっかりと自分も父親と向き合わなければいけないと。





そして肉のに仕事を変えて香港に帰る資金をつくり、一人イグアスの滝を訪れてから、青年の故郷である台北に行って青年の実家の屋台で家族の絆を確認する。でもまだ香港に戻って父親と会うまでにはいたってないのです。台北と香港、ブエノスアイレスと比べるとだいぶん距離は縮まったものの、台北でまた心を落ち着けてから香港に向かうのだろうなと思わせる感じでした。





この映画を初めて観たときに行きたくなったのがイグアスの滝。そして今度は南米最南端の灯台ウスワイアにも行きたくなった。張震が立った灯台に自分も登りたい!でも屋台にあった写真って誰が撮ったんだ?と素朴な疑問。





やっぱり王家衛はいいですね。





そうそう、この映画で張震は中華料理屋ではコック帽、ファイと飲みに行ったときにもキャップとずーっと帽子を被ってて、あの額を見せてはいないのでした。





3/29 シネマート六本木


クリックで救える命がある。






























TWITTER



mixiチェック

<script type="text/javascript" src="http://static.mixi.jp/js/share.js"></script>





楽天プロフィール



<script type="text/javascript" src="http://plaza.rakuten.co.jp/js/profile/r_profile_share.js"></script>





シェア<script src="http://static.ak.fbcdn.net/connect.php/js/FB.Share" type="text/javascript"></script>









最新の画像もっと見る

コメントを投稿