まてぃの徒然映画+雑記

中華系アジア映画が好きで、映画の感想メインです。
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あいつだ

2016-05-15 21:43:58 | 韓国映画(あ~な行)

ホラーっぽい演出が効果的な、サスペンススリラー。

田舎の寂れた漁村で妹と2人暮らしのジャンウ(チュウォン)、両親が亡くなってからは親代わりとなって妹ウンジの学費を稼いでいた。ある日、忽然とウンジ(リュ・ヘヨン)が姿を消し、3日後に死体がジャンウの働いていたクリーニング場で見つかる。

ウンジを殺した犯人を捕まえようと、溜まり場の監視カメラの確認や周辺の聞き込みを進め、人の死ぬ時が見える謎の能力を持つシウン(イ・ユヨン)の助けも借りて、薬剤師が怪しいとにらむ。

地区の再開発を計画する不動産業者は反対派の説得を進め、薬剤師には妙齢の女性が色仕掛けで迫るが、ある夜何者かに惨殺される。ジャンウは薬剤師の家に忍び込み証拠と思しきスニーカーも発見したが、決定的なものはない。シウンは寂れた廃校へ向かう薬剤師を尾行して新たな凶行を阻止するが、逆に捕まってしまう。

間一髪、ジャンウが間に合い警察も来て薬剤師は連行されるが、なぜかシウンは供述を翻して、ジャンウが拘留されて薬剤師は無罪放免となる。警察で拘留されるジャンウに、薬剤師はスマホで撮ったウンジの動画を見せ、次はシウンだと告げる。そしてシウンの身に危険が迫る。。。

ストーリーがサスペンス系の中で、ホラーっぽい演出が効果的で何度かびくっとしたところがありました。妖しい少女の霊っぽいものやシウンの見たものが時折映し出されますが、あんまりストーリーとは関係なかったような印象です。もうちょっとシウンの能力が活躍するイメージがあったのですが。

舞台となっている海辺の町はかなり寂れていて、不思議なことや歪なことが起きても当たり前というか驚きがありません。きっと日本の限界集落もこんな感じなんでしょう。ウンジも含めて女子高生のスカートが短いのは、そういう流行なのかな。

主役のチュウォンは視線が鋭くかっこいい雰囲気です。1999年に釜山で起きた実話を元にしているようですが、薬剤師の生い立ちまで実話だったら空恐ろしい。

公式サイトはこちら

4/21 シネマート新宿
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