まてぃの徒然映画+雑記

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42~世界を変えた男~ 42

2014-02-26 22:34:28 | その他の映画(は~わ行)

黒人メジャーリーガー第一号として大きな足跡を残したジャッキー・ロビンソンの物語。

第二次世界大戦の前までメジャーリーグは白人のものであり、黒人は黒人選手だけの独立リーグでプレイしていた。大学野球や軍隊では白人と黒人が同じチームで活躍していたが、メジャーリーグには厳然と壁があったのである。

ブルックリン・ドジャースのオーナー、リッキー(ハリソン・フォード)はメジャーリーグを黒人にも開放しようと、独立リーグで目覚ましい活躍をしていたジャッキー・ロビンソン(チャドウィック・ボーズマン)とマイナー契約を結ぶ。まだまだ地域によっては黒人差別が色濃く残る時代、キャンプインのときには他の選手と同じホテルではなく1人別の宿に泊まる。同僚の選手の反応も様々で、過激な奴らは「黒人と一緒にはプレーできない」という嘆願書をオーナーに提出する。野球の実力だけで判断する選手もいたし、イタリア系の選手なんかはジャッキーの肩をもったりしたけれども。オーナーのリッキーは、ジャッキーと一緒にプレーすることを拒否する選手はトレードに出し、監督はジャッキーの実力を認めて開幕メジャーを決める。

世の中はまだまだ保守的で、空港のトイレが白人用と黒人用に分かれていてジャッキーの妻レイチェル(ニコール・ベハーリー)が白人用のトイレに入ったら飛行機の座席を取り消されて長距離バスで移動したり、オープン戦の相手の町でチーム全体が宿泊拒否にあったり、ジャッキーが大活躍した夜には「ここにいては危険だ」と一人チームを離れて夜陰に紛れてブルックリンに帰ることもあった。

ジャッキーの開幕メジャーを決めた監督を陥れる動きもあり、女優との不倫現場をスクープされた監督は辞任し、ブルックリンドジャースは監督不在のまま開幕を迎えることになる。

相手チームのベンチからは強烈な野次が飛び、意図的な死球を受けたりスパイクで踏まれたりすることも。しかしグランドで少しでも紳士の態度を崩して反撃しようものならそれこそ相手の思うつぼ、やはり黒人はメジャーリーグに相応しくない、という論調が勢いを増すことは目に見えている。

ベンチの裏ではバットを折ったりして感情を爆発させながらも、フィールドでは淡々と紳士として振る舞い、ジャッキーが徐々に実力を発揮し始めると風当たりも変わってくる。。。

差別と闘うということがいかに困難で障害の多いものなのか、まざまざと見せつけられます。差別している側の人にとってはそれが当然で当たり前のことだから、悪いことをしているという意識さえないのかもしれません。実力が結果ではっきりと分かるスポーツの世界ですらこうなのだから、結果が明確な数字で見えない分野ではますます大変なのだろうな、と思います。順序としては身体能力に秀でているスポーツの世界で確固たる地位を築き、黒人の実力を認めさせたことでそれ以外の分野でも活躍しやすくなったのではないでしょうか。オバマの大統領当選も、黒人スポーツ選手の活躍が当たり前になっていてマイケル・ジョーダンのようなスーパーヒーローも出ている、という背景が大きいと思います。

一方、ジャッキーをメジャーに入れようとしたブルックリンドジャースのオーナー、ブランチ・リッキーも先見の明があったというか、商売っ気以外の使命感のようなものがあったのでしょう。このまま白人だけの閉じた世界にしておくと、いずれメジャーリーグが衰退したり非難の的になったりする、という恐れだったのかもしれません。あるいは優秀な黒人選手を他チームに先駆けて雇って、戦力アップを狙ったのかも。思惑は何であれ、メジャーに有色人種の道を開いた功績は素晴らしいものがあります。

アメリカ映画らしく悪者はあくまで悪者で、最後に必ず正義は勝つ、みたいなシンプルなストーリーですが、史実が元になっているだけあって単純な中に秘められた奥深さを感じました。

公式サイトはこちら

12/1 川崎チネチッタ
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