まてぃの徒然映画+雑記

中華系アジア映画が好きで、映画の感想メインです。
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FORMA -フォルマ-

2014-09-06 21:48:13 | 日本映画(は~わ行)

昨年の東京国際映画祭で、日本映画スプラッシュ部門作品賞受賞、そして今年のベルリン国際映画祭フォーラム部門で国際批評家連盟賞を受賞するなど高い評価を得ている作品。

公開初日で主演の2人、松岡恵望子と梅野渚、脚本の仁志原了、そして監督の坂本あゆみの舞台挨拶があり、上映前だから内容に触れる話はなかったけれど衣裳や小物のひとつひとつまで監督と役柄の性格などを話し合って揃えたそう。

キャリアウーマンとして働く綾子(梅野渚)は、工事現場で警備員のアルバイトをしていた由香里(松岡恵望子)と高校卒業以来9年ぶりに再会し、自分の会社への転職を薦める。由香里は綾子と同じ会社で働き始めるが、綾子の嫌がらせともいたずらともとれる言動に訳のわからない悪意を感じ、会社を辞めたいと告げる。綾子は由香里を休日の夜、会社の倉庫に呼び出すが。。。

主役、というかカメラの視点が綾子→由香里→長尾へと移っていき、時制が戻った時に同じシーンを違う視点から捉えたりしていて手品の種明かしみたいな覗き見している感覚がありました。

脚本を書いている途中で何度も坂本監督と仁志原さんはぶつかったそうですが、女性ならではの思いとか恨み、憎しみなどの感情が根幹にあるから、男性の脚本家がそれらを全部汲み取るのは難しいんじゃなかったかな、と思います。

人手が足りない、と由香里を会社に誘ったはずなのにコピーやお茶くみといった雑用しかさせず、些細なところでダメ出しをする。高校の部活仲間だろうか、共通の知り合いの名前を出して鍋パーティーを企画しながら実際には綾子と由香里の2人だけ、そして同居している父親には「今日はご馳走だから」と言って仕事に送りだす、正体のよく分からない、でも明白に感じる悪意。ラストになればその行為に秘められたうすら寒いまでの怨念の理由が明らかになるのだが、その時点ではなぜ綾子がそんなことをするのか見当もつかないから、ネチネチと苛めて性格の悪い女だなあ、と思ったりもする。

由香里は由香里で何だかドンくさく、可愛いけどちょっと抜けてる女の子という感じ。事務仕事やレジ打ちなんかは向いてなさそうで、警備員のバイトをしているのも納得です。会社に誘った綾子がキツくあたるのも、ちょっとトロい様子から無理ないかなと。でもそんな由香里には婚約者がいて人並みの幸せと掴もうとしている。自分は由香里の所為で両親が離婚して父親と2人暮らしなのに、なんで彼女が幸せになるの?という憤りもあったのでしょう。

綾子が何故ビデオに録っておこうと思ったのかよく分かりませんが、まさかあんな形で父親が娘に起こったことを知るとは。。。かなりショッキングですね。

145分と大作で、坂本監督も舞台挨拶で「長い長い」と言っていましたが覚悟していた程の長さは感じず、クライマックスのサスペンスな24分間の長回しでかなりの緊迫感もあり、謎解きの要素と相まって集中して見られました。

公式サイトはこちら

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