まてぃの徒然映画+雑記

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カウントダウン

2011-12-02 22:45:23 | 韓国映画(あ~な行)

韓国からまた1人、素晴らしい才能を持った監督が現れた!
チョン・ジェヨンとチョン・ドヨン主演の本作は、アクションあり親子愛のヒューマンドラマあり、息もつかせぬ展開の連続で最後には涙を誘うホ・ジョンホ監督の初作品にして傑作です。

非情な借金取立屋、テ・ゴンホ(チョン・ジェヨン)は肝臓の病気で余命が少ないと知る。肝臓移植を受ければ助かる可能性があり、ゴンホは死んだ息子ユミンの臓器を移植した相手を捜し歩く。ユミンの心臓を提供されたハヨン(チョン・ドヨン)は、自称ミス韓国の美貌でならした女詐欺師、逮捕される直前には脱北者が作るギャンググループの金を運用するといってだまし取ったが、ボスに裏切られて刑務所で服役していた。

ゴンホは出所前のハヨンと面会し、肝臓移植のドナーになってほしいと頼むが、ハヨンが示した交換条件として、彼女のボスの捜索を請け負う。病気が進行する肝臓の痛みを薬で抑えながら、警察や裏の情報屋を使って彼女のボスが釜山にいることを突き止める。

ハヨンの出所の日、ゴンホは出迎えるが脱北者のギャンググループも彼女を狙っていた。そこから激しいカーチェイスが始まり、市場の狭い路地を商店の軒先をかすめながら爆走、ついにギャンググループを振り切るが、ハヨンはゴンホを騙して車を乗っ取り、ボスを狙って1人釜山へ向かう。

釜山のデパートを金の受け渡し場所に指定し、人ごみに紛れて鮮やかにかつてのボスから大金を奪い取ったハヨンだが、デパートから出たところで今度は脱北者ギャングに捕まってしまう。そして危機一髪のところへ駆けつけたのゴンホは、スタンガンを振り回し無事にハヨンを救いだす。

ようやく肝臓移植のために2人そろって入院するが、釜山のボスがハヨンの娘を人質に取ったと連絡があり、ハヨンとゴンホは娘を救出すべく敵地に向かう。そして壮絶な争いの途中、ゴンホの意識が飛びそうなときに、記憶から抹消されていた息子ユミンが死んだときの状況が思い出される。。。

冒頭の借金取立シーンから、危険な香りがふんだんに漂ってきます。優秀かつ非情な取立屋、ゴンホはやくざの事務所にも平然とかちこみに行き、スタンガンを振り回しながら超人的な強さで組員たちを軽くあしらいます。ただバイオレンスな中にもコミカルさがあって、自分の病気を知ったゴンホが会社の上司に辞めると伝えるついでに一発殴ったり、怪しい投資話がラブホ関連グッズだったり、脱北ギャングのボスも手下もどことなく緩い感じがひりひりするような緊張感を和らげてます。

カセットテープに残されたユミンの言葉を聞くうちに、だんだんと思い出していく過程も胸を打ちます。自閉症の息子との親子関係を描いた作品といえば『海洋天堂』ですが、本作ではユミン役を本当のダウン症の子供が演じているそうです。

ホ・ジョンホ監督が登壇した上映後のティーチインでは、チョン・ジェヨンが大酒呑みだと暴露してました。ティーチインの詳しい内容はこちら

釜山のボスの警護室長は『息もできない』に出ていたチョン・マンシクのような気がしますが、ハングルがわからないのでエンドロールを見てもわかりませんでした。チョン・ドヨン演じる詐欺の女王ハヨンも、シリアスな演技の中にコミカルさが混じっていて、ぐいぐいと観客を引っ張っていきます。釜山のデパートで金を受け取るシーンはスタイリッシュなキレがあり、ゴンホよりも早起きして出し抜いたと思ったら、バッグの中身の大金がすり替えられていたのに気付いて戻ってくるところは、茶目っ気があり憎めません。

最後の船上の対決は、韓国映画らしく激しい肉弾戦に熱くなり、カセットテープに残されたユミンの言葉を聞いてゴンホが覚醒するくだりは涙を誘います。最後まで固く握りしめたテープレコーダーは、二度とユミンのことを忘れるものか、という強い決意なのでしょう。

ホ・ジョンホ監督の次回作は、自分が本当に撮りたいものと、製作費を集める用のものの2つを準備しているようなので、まだまだ目が離せません。

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