まてぃの徒然映画+雑記

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処刑剣 14BLADES 錦衣衛

2011-06-03 21:40:32 | 中国映画(あ~な行)

中国本土流のアクション演出、いまいち好きになれません。

明の時代、皇帝直属の秘密部隊『錦衣衛』がいた。青龍(ドニー・イェン甄子丹)は首領として代々伝えられる14の秘剣を持つ。宮廷内で実権を握る宦官の賈は、親の謀反により地方に流されている慶親王(サモ・ハン洪金寶)と通じて、さらなる権勢拡大を目論んでいた。その企みに錦衣衛も巻き込まれ、副リーダーの一人玄武が賈と組んで朱雀と白虎を倒し、青龍を追放する。

青龍は、自らの無実をはらすため正義護送団とともに都に戻ろうとするが、玄武率いる錦衣衛に狙われ、さらに慶親王の娘で武術の達人脱脱(ケイト・ツィ 徐子珊)や砂漠の判事(ウー・ズン呉尊)率いる盗賊の天鷹団が入り乱れ、皇帝の玉璽をめぐる闘いが始まる。。


タイトルになっている14の秘剣や錦衣衛に、もう少しスポットが当たると思っていましたが、ストーリーの背景的な感じで、実際は正義護送団の団長の娘喬花(ヴィッキー・チャオ趙薇)と青龍とのロマンスが結構あったし、アクションシーンでは秘剣の活躍よりも甄子丹の活躍がメインで、中国演出らしいCGの特殊効果やスローモーションがあったりして、今ひとつピリッとしません。甄子丹は食べてた鶏の骨も武器にするなどアクションは安心して見ていられます。徐子珊や呉尊のアクションもなかなかやるな、という感じでした。ただ徐子珊の役は濃いメイクでエンドロールを見て初めて徐子珊がやってたんだ、と気づきました。

映像で圧倒されたのは、西域の自然の雄大さ。ひたすら遠くまで見渡せる平原を馬で走り回るスケール感や、乾燥した雰囲気は、中国の十八番といった様子です。要所要所で広大な自然を見せられると、意味もなくいいなあと思ってしまうので他のパートの印象が薄まるのかも。

徐子珊や呉尊のアクションが新鮮だったのだから、せっかく趣向を凝らした14の秘剣や錦衣衛にもっと活躍してもらいたかったなあ。

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