日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

来日消費 4.8兆円 7連続最高

2020-01-21 08:28:00 | 経済
今日の言葉

   旅の恥は搔き捨て

プロローグ

新宿駅南口が通勤コース、改札口を出て、高井戸方面に歩いて15分のところにあります。行き帰り、外国人旅行者をよく見かけます。カップル、家族連れ、ビジネスマン等、スーツケースを転がしながらホテルに向かう途中で、笑顔で楽しそうに歩いています。その様子を見ていると、確かに来日外国人が増えていることが実感できます。今夏は東京オリンピック・パラリンピックが開催され、ラグビーワールド杯と同様、訪日客ににぎやかになることでしょう。消費額は最高を記録しそうです。政府の政策は功を奏しています。しかし、世界の状況は刻々と倍速で変化しています。お得意様の韓国人、経済の崩壊がいわれている中国人等、ぱッたり途絶えてしまう危険性も想定内にいれておかなければいけません。得意の「想定外のことでした」で終わりにしてしまうのがおなじみの幕引きです。記事を紹介します。

朝日新聞朝刊2020.1.18

2019年に日本を訪れた外国人旅行者の消費額は4兆8113億円で、前年より6.5%増えた。訪日客数は2.2%増の3188万2100人で、消費額、人数ともに7年連続で過去最高を記録した。日韓関係の悪化により、韓国人客は前年より25.9%減の558万4600人と、東日本大震災があった11年以来、8年ぶりに減少した。

観光庁が17日、発表した。訪日客全体に占める韓国人客の割合は前年の約4分の1から17%に縮小した。日韓を結ぶ航空便の運休・減便も影響しているが、年明け1月第1週の航空便数は、冬ダイヤが始まった昨年10月末より改善しているという。

韓国以外からの訪日客数は好調だった。
国別でトップの中国が14.5%増しの959万4300人、東南アジアが15.2%増、欧米豪が13.9%増だった。格安航空会社(LCC)の新規就航や、ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会などが後押しした。

東京五輪・バラリンピックがある20年、政府は訪日客数を4千万人、消費額を8兆円にする目標を掲げる。両方を達成するには訪日客数を19年実績から20%以上伸ばしたうえで、1人あたり20万円の消費が必要な計算だ。だが、19年の1人あたり消費額は3.5%増の15万8千円にとどまっており、実現は厳しい。

田端浩・観光庁長官は会見で、東京五輪によって海外からの注目が増すとして「航空座席も増える絶好の機会。目標達成に向けて官民一丸で取り組む」と語った。昨年のW杯期間中は滞在日数が長く消費額も伸びた実績を挙げ、「(滞在日数が少ない)アジアからの観光客に、もう一泊、もう二泊していただけるように観光コンテンツを向上させたい」と話した。(田中美保・高橋尚之)

結びの文

日本経済向上の一つの政策として、訪日客増加を掲げ、成果を挙げていますが、どんでんがえしがあるような気がします。それは、他力本願だからです。日本の伝統、風景等、外国人から見れば初めての体験、SNSで世界へすばらしさを発信、また、その逆もあります。成長戦略の大黒柱にしないであくまで補助的役割ぐらいの気持ちで、取り組むべきです。それよりも、日本が世界に主張できる成長戦略を立案そして実行できる産業を起こすことが重要課題です

ら訪日外国人最高数を読んだ感想です。

コメント
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