日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

手遅れだ!インフラ整備①

2020-01-14 09:00:00 | 経済
    今日の言葉

備えあれば患いなし/
      先立つものはお金

老朽化が進む橋とトンネル

高齢化社会に突入している日本、同時進行で日ごろお世話になっている橋やトンネルの老朽化の記事が目に止まりました。近場で言えば、歩道橋です。現在、利用している人はほとんど見受けられません。全国合わせていくつくらいあるのでしょう。私は、眺めただけ、ため息をつき、信号機がある横断歩道まで歩いていきます。徹去するのにも費用がかかります。予算が回らないので放置されたままのような気がします。「形あるものはいつか壊れる」、トンネルや橋も同じです。高度成長期、インフラにいくらでもお金を使い、交通網を張り巡らせました。老朽化にかかる費用など念頭にいれてなかったように思われます。

5年以内に要修繕8万カ所

全国約77万カ所にある橋やトンネルなどの道路インフラのうち、約8万カ所が腐食やひび割れなどで5年以内に必要な状態になっている。国土交通省の調査では、このうち約8割が修繕にとりかかれていなかった。大半は地方自治体が管理するもので財政難などが原因で進んでないという。

道路インフラの修繕の遅れを重くみた国交省は、効果的な維持修繕を行う計画を立てた自治体に対する個別補助制度を新たにつくり、新年度予算に2223億円を計した。

国は、2012年の中央道笹子トンネル(山梨県)の天井板崩落事故を受け、14年から橋やトンネルの管理者に5年に1度の点検を義務づけた。全国の自治体や企業は18年度末までに1回目の点検をぼぼ終え、4段階で評価した結果が昨年夏に公表された。

それによると、約72万カ所の橋のうち、5年以内に修繕が必要な「早期措置段階」だったのは9.5%の6万8369カ所は通行止めなど緊急対策が必要な「緊急措置段階」だった。トンネルは約1万カ所のうち、約40.9%の4353カ所が早期措置段階、63カ所が緊急措置段階。歩道橋など約4万カ所も同様の状況だった。

だが、このうち18年度末時点で修繕工事に着手できていないのは、橋が77.8%の5万3694カ所トンネルも63%の2812カ所に上った。

5年以内に修繕が必要なインフラの約9割は、都道府県や市区町村が管理者で、財源不足で修繕費用が捻出できなかったり、地元住民の反対で撤去できなかったりしているという。人手不足も課題で、点検や修繕の計画を立てる技術系職員が一人もいない自治体は、国交省の調査に回答した689町のうち2割、160村では6割に上った。

国交省によると、老朽化の目安となる建設後50年以上が経った橋は、19年度の約27%から29年度には約52%へ。トンネルも約21%から約35%まで増える。国交省は15年度に工事費用のほぼ半額を補助する制度を設けるなど対策を進めた。

名古屋大大学院の中村光教授(コンクリート工学)は「自治体はインフラの撤去や集約も視野に入れた効率的な維持管理計画をつくる必要がある」と話している
       (渡辺洋介、岡戸佑樹)  朝日新聞2020.1.10

長期計画立案が苦手な日本

今だけ、金だけ、自分だけ、目先のことしか興味がなく、利権のことで欲をかき
先の展望は皆無、一事が万事、今までの手抜きしてきたつけが噴出してきています。調子いい時はイケイケどんどんですが、手つまりになると意気消沈するのが日本人、短期が強く、長期戦略はからっきしダメです。自分も同じです。インフラ整備はどのような展開になるのでしょう。




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