日本人に生まれて

前期高齢者の仲間入りをしました。昭和、平成、令和を振り返りながら、日常の出来事を綴ります。

中東へ自衛隊

2020-01-05 07:09:52 | 政治
     今日の言葉

ついてくるかい何も聞かないで ついてくるかいかこのある僕に
            遠藤実

暗雲漂う日本

自衛隊ホルムズ海峡派遣、昨年末閣議決定、年明け国会に提出、審議予定が、それどころではなくなりました。アメリカとイランの開戦の様相を呈してきました。最悪は中東第3次大戦です。湾岸戦争のとき、自衛隊を出動させることができないで、お金で解決しました。今回はどのような大義で派遣するのか知恵の出しどころです。石油タンカーの海路ホルムズ海峡が使用不可になれば、国民生活にとって死活問題になります。対岸の火事としてとらえられない、アメリカの同盟国ですので、歩調を合わざるをえません。

アメリカとイランはどうなるの?至るまでの過程
イラン「ソレイマニ司令官」、アメリカの空爆により死亡。
2019年6月
米海軍の無人偵察機撃墜される
2019年12月27日
イラクのキルク-ク近郊イラク軍の基地がロケット攻撃を受け、米国の民間人が死亡し、複数の米兵士が負傷
ロケット攻撃が親イランのイスラム教シ-ア派武装組織によって行われたとして報復の空爆を展開
2019年12月31日
武装組織メンバーがバクダツトで大規模のデモを行い、米大使館を囲む壁に放火したり、投石したりした。
米国は約750人の米軍部隊を中東地区に増派すると発表。エスパー米国務長官は米国からの攻撃も辞さない考えを強調していた。
2020年1月3日
イランソレイマニ司令官ドローンにより空爆を受け死亡。米国の外交官と軍人をイラク周辺地域で攻撃する計画を進めていた。海外の米国人を守るための断固とした防衛措置。

イラン革命防衛隊
1979年の革命直後、国軍が「反革命」に寝返らないよう、最高指導者直属で設立された組織。約12万5千人の兵力を有し、国軍をしのぐ軍事力を持つ。対外工作などを担う「コッズ部隊」もあり、シリアなどに軍事顧問として、司令官や隊員を派遣しているほか、シ-ア派武装組織にも武器を提供したとされる。
                        朝日デジタル版

自衛隊派遣を閣議決定 ホルムズ除外■米軍と情報共有

政府は27日、中東海域への自衛隊派遣を閣議決定した。日本関係船舶の安全確保のための情報収集を目的として、来年2月上旬にも護衛艦1隻を派遣する方針だ。派遣の目的や自衛隊員の安全の確保など、懸念を解消するための議論がつくされないまま、政府は派遣に踏み切った

中東ホルムズ海峡周辺では、米国がイラン産原油の全面禁輸措置を始めた今年の5月以降、石油タンカーなどが攻撃を受ける事案が続発した。米国は7月、船舶の安全を確保するためとして、「有志連合」構想・海洋安全保障イニシアチブへの参加を日本にも要請。日本政府は米国の要請を踏まえつつ友好関係にあるイランに配慮するため、米主導の枠組とは異なる、独自の派遣を決めた。

政府は同日午前、国家安全保障会議(NSC)の9大臣会合で派遣方針を閣議決定した。これを受け、河野太郎防衛相は同日、自衛隊に対して準備指示を出した

閣議決定では、活動の「歯止め」として、派遣期間を1年間と区切り、延長の際は再度閣議決定した上で国会に活動内容を報告することを盛り込んだ。情報収集に使える哨戒ヘリを搭載している護衛艦「たかなみ」と、ソマリア沖に派遣中のP3C哨戒機は、来年1月中に活動を始める方向だ。

自衛隊が活動する海域は、「オマ-ン湾」や「アラビア海北部」「バブルマンデブ海峡東側のアデン湾」の3海域の公海。政府は、不測の事態などが生じれば、日本関係船舶を防護できる海上警備行動への切り替えるとしている。イランへの配慮などから、ホルムズ海峡やペルシャ湾は活動海域から外した。一方米主導の「有志連合」には加わらないが、米軍との情報共有は進めていく考えだ。
                            朝日新聞より

親分・子分の思惑

トランプ米大統領は「弾劾裁判」、安倍首相は「桜を見る会問題」で厳しい議会の追及を受けています。目をそらすために、イランを挑発しているように見えます。対象にされたイランは大迷惑、関係する国も迷惑な話です。日本も国会が開催され、疑惑解明が進まない「桜を見る会問題」が脇に置かれ、中東問題で紛糾しそうです。内閣は問題をすべて先送りし、未解決事項が溜まるだけです。「SHINNZOU、わかっているな」親分の言うことを聞いて、閣議決定で9条反故にするような気がしてきました。

                             

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