まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

イケメン≒イクメン

2014-05-08 | フランス、ベルギー映画
 今夜のカープVSヤクルトも、観ていて胃が痛くなる闘いでした~
 まさかの2連敗を喫し、高々と青空を泳いでいた鯉のぼりと同じ運命をたどるのか?!と、ファンを不安に陥れていたカープですが…今夜は見事に雪辱を果たしてくれました!
 今夜の先発は、大瀬良大地くん彼の勇姿に見とれていたのもつかの間、バレンティンにホームランを打たれたのをはじめ、カッキンカッキン打たれまくり、ああ~もう見てらんない~!!意気地なしな私は、大瀬良くんが打ち負かされる姿に耐えられず、TV中継を観るのをやめてしまいました…

 結果的には勝利して、よかったよかった♪でしたが、大瀬良くんはさぞや忸怩たる思いでしょう。でも、打たれ強そうな大瀬良くんなので、口惜しさをバネにいっそう奮い立って、いっそう強くカッコよくなっていってくれることでしょう!頑張れ大地
 それにしても気になったのは…前回の先発、福井優也のダメっぷり。私、カープには珍しいブラックキャラなフっくんも大好きなので、久々の登場に驚喜。これでフっくんも復活だな!と安心したのですが…ボロボロでした「次は頑張ります」とコメントした彼ですが、その直後、野村監督は苦々しく「次はない」と、即時2軍送り…き、厳しい~千載一遇のチャンスを棒に振ってしまったフっくん。私は彼の再起を祈って待ちたいですが、そんな悠長な世界じゃないんですよね。でも、ヌルさや甘えが許されない、がむしゃらで悲愴感ただよう男の世界だからこそ、私たちファンの心を魅了するのでしょう。今年はカープにせいで胃潰瘍な日々を送りそうです♪

 「恋のベビーカー大作戦」
 引き続き、ラファエル・ペルソナ主演作。今度はラブコメです。
 売れないイラストレーターのトマは、別れた恋人マリーのことが忘れられずにいた。そんな中、彼はシングルマザーの隣人メラニーの息子レオを預かるハメになる。赤ん坊との生活に困惑するトマだったが…
 赤ちゃんネタの映画やドラマは枚挙にいとまがなくて、よほど斬新な切り口でないとよくある話になりがちですが、この映画も目新しさは特にありません。ストーリー的には、ありふれた赤ちゃんドタバタものです。笑えるシーンも結構あるのですが(トマと保育士♂の「ゴースト」シーンとか)、赤ちゃんの扱いが非道すぎて笑えないシーンも多かった。まず、アパルトマンの踊り場で突然降ってきたレオをトマが抱きとめるシーン。あれ、一歩間違えれば大惨事ですよ。あと、ショッピングセンターでカートと間違えて、レオがいるベビーカーに商品投げ込んだりetc.笑うに笑えません。
 赤ちゃんをダシにして、ナンパしようとしたり元カノとの復縁を狙うのも、微笑ましいと不謹慎の紙一重です。よく考えてみたら、レオってすごい可哀想な赤ちゃんなんですよね。トマにとっては、恋愛運も仕事運ももたらすラッキーベイビーだったけど、レオ自身といえば…ママのメラニーも病院も、単なる隣人でよく知らない独身男のトマに、平気でレオを預けちゃうし。もしトマが悪人もしくは変態だったら、どうすんの。そのままずっと預けっぱなしなのが、ありえない~!あれ、フランスではフツーのことなのでしょうか。レオの実父の無責任さも鬼畜レベル。メラニーも悪い人じゃないけど、レオ大丈夫かな~と心配せずにはいられない危なっかしいママだし…いま日本で頻発してる児童の悲劇を思うと、ワタシ的には赤ちゃんの受難はコメディになりません。
 トマ役のラファエル・ペルソナの、アタフタオロオロなイクメンぶりが可愛いです。

 翳りのある二枚目役よりも、こういったトンマでお人よしな役のほうが、彼に似合うかも?すごく人が善さそうなんです。確かに、彼になら赤ちゃんを預けられるかも(笑)。そのトボけたアホみたいな顔や動き、マヌケな着ぐるみなど、なかなかのコメディアンぶり。イケメン、男前の俺がこんなことして、おもしろいだろ?可愛いだろ?な演技は、アイドルや二枚目俳優によくあるパターンですが、ラファエルにはそんなナルシーな感じがないんですよね。ほんとに優しそうなところも、彼の魅力です。あと、ほっそりスマートな外見とギャップのある、ノシノシしたイカつい歩き方が好き。

 マリーやレオへの執着は、ちょっとストーカー入っててヤバかったけど、そんなところも可愛いく見えるところも、ラファエルみたいなイケメンだからでしょうか。とにかく、こんなイクメンがいたら、さぞや若いママたちや保育士にモテモテなことでしょう。
 マリーの経営する託児所?のカリキュラム、プログラムが、なかなか興味深かったです。フランスでもあんなことやってるんですね。マリー役のシャルロット・ルボンは、ちょっとウィノナ・ライダー(まともだった頃の)似の美人。酔っぱらって他人の家の植木鉢にオシッコするような破天荒ギャルだったのに、だんだんおとなしくフツー化してしまったのが残念。
 ドライでスカしたイメージのあるフランス人ですが、こういう映画を観ると好感が抱けます。あと、レオをはじめ出てくる赤ちゃんが可愛い!赤ちゃんっていいなあ~と心が和みます。

 ラファエルの新作“Une nouvelle amie”は、何とフランソワ・オゾン監督+ロマン・デュリス共演!楽しみ~♪

 

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