まつたけ秘帖

徒然なるままmy daily & cinema,TV drama,カープ日記

追伸:愛してます、ジェリー

2012-03-06 | 北米映画 00~07
 珍しく仕事が午前中に終わったので、ピーターとカラオケに行きました
 平日、しかも昼間に、制服姿の中学生高校生でほぼ満席状態。高校生みたいな男連れの私は、誰が見ても援交中の不届き者
 ピーターが歌ってたのは、蒼坊主、九州男、ソナーポケット、ナオトインティライミ、weaver、ハイファイキャンプetc.誰やねん?!な方は、はい、私同様立派なおっさんおばはんですよ♪最近の若者は、ミスチルとかビーズとかドリカムとかは歌わないんです。ZARDとかスマップとか歌うと、あ、うちの父が母が好きなんです、なんて言われちゃい、ガクッ&とほほ私にしては頑張って歌ってる宇多田ヒカルとか倉木麻衣とかの曲でさえ、彼らにとっては小さい時に何となく聞いたことがある曲ジェネレーションギャップが最も露見してしまう場、それがカラオケ。
 無理してShineeの“Juliette”とか絢香の“はじまりのとき”とかKARAの“ジャンピン”とかAKB48の“ヘヴィーローテーション”とか歌いましたが、いつの間にかシブがき隊の“ナイナイ16”とか大黒摩季の“ららら”とかおニャン子クラブの“おっと、chikan!”小林旭の“昔の名前で出ています”とかを伸び伸びと歌ってた私です…でも、嵐の曲を一緒に歌ったりもして、楽しかったです。
 やばい、金がなくなっちゃいました♪今から病院行ってきますね♪と、カラオケ後ニコニコしながら言うピーター。は?病院?ATMじゃなくて?と訝しむ私に、お祖母ちゃんが入院中なんです♪とピーター。唖然となる私を残して、ピーターは煙草を路上にポイ捨てして広島大学病院へと小遣いをセビりに行ったのでした…
 
「P.S.アイ・ラブ・ユー」
 最愛の夫ジェリーが脳腫瘍で死に、ホリーは家族や友人に支えられながらも悲しみから立ち直れずにいた。そんなホリーのもとに、死んだはずのジェリーから手紙が届き始めて…
 ベストセラーになった小説の映画化だそうです。韓流ちっくなストーリーにこそばゆさを感じましたが、思ってたほど寒イボな純愛ものでもなく、湿っぽいお涙ちょうだいものでもなかったので安心しました。どちらかといえば、ロマンチックコメディに近かったです。アメリカ人らしい開けっぴろげで大らかな明るさに包まれていて、友達っていいな、家族っていいな、と思わせてくれます。
 ジェリーの故郷、アイルランドの風景が美しかったです。アイルランドは行ってみたい国のひとつ。アイルランドをメインの舞台にしてほしかったです。アイルランド人の素朴な気質にも好感。
 愛する夫を亡くして悲嘆に暮れるホリーですが、悲しみのあまり情緒不安定になる様子も、コミカルに描いてたのが良かったです。私、ドロドロは好きですがジメジメは大嫌いなので。

 周囲の心配をよそに、なかなか悲しみの殻から出られないホリーですが。そりゃ、当然かも。あんな手紙が届いたら、忘れようにも忘れられないよ。ジェリーは自分の死後、ホリーが強く生きていけるよう願って、ああいうことをしたんだろうけど。あんなことされたら、ますますジェリーへの未練が募るだけ。俺のこと忘れなれないようにしてやる!という意図なのか?!罪なことするなあ、とさえ思った。
 明るくポジティブな思考や言動は素敵ですが、やはり私は日本人だからでしょうか、ある程度は慎ましさとか貞操観念とかを、女は保持するべきだと思うのです(こんな考え、フェミニストの方々に怒られるでしょうか)。アイルランドに行って、ホリーに男あさりを奨励する友人たちや、それに結局乗るホリーにも、何か浅ましさを感じてしまいました。
 ホリーのキャラは、悪くない。優しくて強い、いい女です。だけど…何か…違和感。その要因は、やっぱホリーを演じてる女優にある。
 2度のオスカーに輝くヒラリー・スワンク。彼女、本当に素晴らしい女優だと思います。インタビューなどでは、人柄も良いんだな~と感じられるし。だけど、適材適所というか、彼女にロマンチックコメディは全然似合わない!悲しみに暮れる未亡人だなんて、ミスキャストもいいところ。いや、そもそも彼女に女の役は似合わない(笑)。男にしか見えないもん。スタイルもバツグンで、ファッションもオシャレなんだけど、どう見てもニューハーフなヒラ雄さん。アイルランドでジェリーに一目惚れされ、ジェリーの死後はバーテンダーのダニエルに恋されるホリー。何でやねん!?とツッコミを入れたのは、私だけではないはず。ジェリーとキスするより、格闘おっ始めたほうがしっくりきたはず。ヒラ雄さん、演技力では補えないものって、やっぱありますよ!次はカッコいい女傑役で魅せてください!
 この映画最大の魅力は、ジェリー役のジェラルド・バトラーに他なりません♪

 こんな男に死なれたら、後追いしたくなりますよ。ケンカもセックスも強そうなゴリマッチョ、野郎っぽいフェロモンがムンムン、だけど優しさにもあふれていて。能天気そうでいてウィットに富んだ頭の良さとか、役と同名なこともあって、ジェリーを想定して創られたキャラとしか思えなかったです。
 それにしてもジェリーって、今回のヒラ雄さんしかり、ジョリ子しかりジョディ姉貴しかり、男より強そうな女優との共演が多いですよねえ。男の中の男っぽいジェリーが、だからいつも可愛く見えるのでしょうか。プライベートでは、薬物?関係で施設に入院したという心配なニュースが。大丈夫かジェリー

 ホリーの母役のキャシー・ベイツとか、脇役陣も好演していました。ダニエル役のハリー・コニック・Jr、久々に見ましたが何か顔が板尾創路っぽくなってる?さすがに老けましたが、今でもカッコいいです。ダニエルの真顔での『男として体ごと君に求められたい』『女を激しく燃えさせたい。君をメチャクチャにしたいんだ』という台詞に萌え~。相手がヒラ雄さんだったので、冗談にしか聞こえなかったけど。言われてみたい台詞ですが、ハリー・コニックだからOKなのであって、フツーの男だとセクハラになります
コメント (4)
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