先日は、亡き夫の70回目の誕生日だった。
いつも家族の誕生日には赤飯を炊いてきたので
亡くなったとはいえ
夫の誕生日と言うことで
いつものように赤飯を炊いて写真の前に供えた。
お隣の次男家族にも タッパーに詰めてお裾分け。
夕飯後 玄関のピンポン。
次男一家が ケーキを提げて来てくれた。
じいじの写真の前にケーキを置いて孫のリードで
「ハッピバースデーツーユー~~」大合唱
クラッカー パンパン!!
「じいじ、喜んでるわー」「ありがと~ね」
お盆に 一緒に夜店で遊んで帰ったのに、
次の日から 病院へ入院したじいじ。
だんだん 調子が悪くなり
11月からは 強烈な酸素吸入をして
ベッドから起きられなくなった。
面会が許されて
毎日 保育所の行き帰りに
「じいじ 頑張ってよ、早く遊ぼうよ」
どんどん痩せていくじいじを見ていた孫 R。
一日だけ 家へ帰って来た日
ベッドの上で
変身ロボットのおもちゃを修理したじいじ。
次の朝
孫 Rのそばで息を引き取った。
お葬式も 火葬場も 行って、
じいじのお骨も拾ってくれた。
夫が亡くなってから、
Rは
「じいじ」という言葉を
言わなくなった。
写真を見ても 夫の事を全く話さない。
子供心にも
何か感じているだろうし、
私も夫の『死』を
なんと説明して良いのかわからなかった。
10日ほど前、
「じいじはね、宇宙へ行ったんだよ!」
次男のお嫁さん(Rのお母さん)が,
孫に話してくれたようです。
なんてうまく話してくれたんだろうと
嬉しくなりました。
夫は、空や星、宇宙が大好きでした。
宇宙へ行ったじいじ
素敵やなあ・・・
ハッピバースデー🎵の合唱のあとで、
「もっと じいじと遊びたかったんだよ~」
初めて 孫の気持ちを聞きました。
「じいじも Rくんともっともっと 遊びたかったんだよ」