泥舟斎の戯言(たわごと)

森羅万象・古今東西・喜怒哀楽・時々に思い感じたことを記録する。コメントは賛成反対を問わず歓迎する

終わり悪ければ報告も悪いほうに偏る

2008-07-13 09:33:45 | Weblog
4月21日の入院以来 毎日治療や看護の状況や病棟の雰囲気などについて記録してきた
良いことも悪いことも うれしかったことも腹立たしかったことも 全て書いてきた
記録したことを全て報告するのは饒舌に過ぎるので 編集しながら毎日を報告したいと思う
事実を中心に私の感想などを添えるつもりだ
ただ最後の退院日にも思いっきり愚弄されたので どうしても問題点指摘になってしまうと思う
その点はあらかじめご了承いただきたい

早速 退院日の不愉快な出来事を紹介しよう
デイルームで費用清算が上がるのを待っていた
若い看護師がやってきて 「前回副咽頭癌で入院したときに私が持ち込んだMRIのデータが間違って残っていたので返却する」という それは入院した初日か2日目に病院内のMRIの枠が確保できないとの理由で主治医の指示と指定で川向いの病院に出向いて撮ってきたものだった
「そういう理由だから」といったが 「病院の決まりだから受け取れ」という
仕方なく 「返却したことにして破棄してほしい」 と頼んでその場はおおさまった

清算を終えてから 今回の入院前に主治医の指示で病院近くの検査センターで取ったPETのデータが 主治医に直接渡り「今回のガン部以外には問題はない」と説明は受けたがデータは見ていないことを思い出した
入院していた病棟のナースセンターに電話をし出てきた看護師に「今回のガンでのPETのデータを返却してほしい」」と告げた
ベテランの看護師にが出て 「先ほど頼まれたので捨てた」と答えた 前回入院の時のMRIのデータと勘違いをしたようだ
「それではなくて今回の入院前に撮ったPETのデータだ」と告げると答えが一変した
「それは当病院の指示で取ったものだから当然当病院で保管すべきのので返却できない」という
「先ほどのMRIのデータと何が違うのか 捨てたといったじゃないか」と問うと
「あれも保管すべきデータだった 看護婦が経験が浅いので 間違ってしまった ゴメンナサイ」という 「返すには主治医の特別の許可が要る 主治医は出張で不在だ」という
私は手術後2週間 口腔内は大きく削り取られ 言葉が不自由だし 周囲には来院客が沢山いて好奇の目を向けている
「とにかくこんないきさつで返却してほしいと私から請求を受けていると伝えてほしい」と依頼して電話を切った

入院中も こちらからの要望に対しては「聞き流し」「先送り」「問題のすり替え」切羽詰ると「悪役を仕立てて謝る」というやり口が目立った 

生還しました

2008-07-12 06:11:33 | Weblog
お久しぶりです
一昨日 病院の制止を振り切って退院しました

抗がん剤点滴2クールを経て 6月24日にがん化した部分を外科手術で摘出除去した
順調に行けば 6月末には退院できてるはずだったが 点滴の副作用で高熱が続き
手術が2週間ほど遅れてしまった
手術は 左上顎の歯の奥から4本分の歯床骨と口蓋骨を削りとり 口腔と上顎洞(蓄膿症のとき濃がたまる空間)の間が穴でつながってしまった
現在は 粘膜を引き伸ばして この穴をふさぎ その上を仮のプロテーゼ(プラスチックで作ったマウスピースのようなもの)でカバーしている
手術は成功して 癌のほうは克服できたと思っている
この点では 病院に大いに感謝している

病院を逃げ出した理由は 
私はもともと6年前のがん治療の後遺症である誤嚥(飲食物の一部が誤って気道に入ってしまう)があり食事が不自由だった
治療期間中何回も起こる高熱を誤嚥による肺炎と診断されて 5月20日から注入食に切り替えている
熱が高いと 治療が中断するので そのときは注入食は正しい選択だったと思っている
ところが 手術が終わっても注入のカテーテルを抜いてくれない
カテーテルをいれたまま 経口食を試すのだが 誤嚥がひどい そして高熱も再発した また注入食に戻る
院内他科の専門医の診断を受けたいと申し出ても 言を左右にして応じない
ここにいては 注入カテーテルで繋がれた入院生活が一生続く そう思って逃げ出したわけだ

尚 毎日日記をつけてきたので そのうち紹介したいと思っている