イレグイ号クロニクル Ⅱ

魚釣りの記録と読書の記録を綴ります。

浜の宮沖釣行

2016年07月21日 | 2016釣り
場所:浜の宮沖
条件:中潮 6:34満潮
釣果:キス 7匹

前回のリベンジを期して今日も浜の宮沖へ出撃した。

キスはてんぷらの定番のネタだが、今夜はてんぷらをしようと思ってもスーパーでキスの開いたのを買う気にはどうしてもなれない。けっこう高いので満足がいくまで食べようとしたら大変なことになるのだ。
だから釣らないと食べられない。まあ、本当はスーパーで買うよりはるかにコストがかかっているはずだが、それは知らなかったことにしよう。
特に今日の釣果はものすごいコストがかかってしまった・・・。


朝はさわやかそのものだったが、やっぱり釣りにきてよかったと思ったのはここまで。

 

最初の1匹が釣れるまでは開始から約1時間後。
絶対に潮は悪くないはずだから何が悪いのだろう。アタリがまったくない。チャリコでさえわずかしか来ない。
そんな中、午前6時15分を回った頃、仕掛けにマゴチが食いついたが、タモ入れを失敗して逃がしてしまった。これを手にして入れば一矢報いることができたはずだがそれも海の底に消えていってしまった。
軽く50センチは超えていたので惜しくてしかたがない。運の悪い日というのはこんなものだろう。

そして新しい竿とリールのセットもデビュー戦を飾れなかった。



前回の釣行で1セット無くしてしまったので物置をまさぐっていたら、スピードスティックというブランドのウルトラライトアクションのルアーロッドが出てきた。
もう、このブランドのロッドの存在を知っている人などわずかしかしないだろう。ダイコーというメーカーが、おそらく輸出用にOEMで作っていたものだと思う。日本でにわかにルアーフィッシングブームが興ったものだから、急きょ日本でも売り出したというところだろうか。ダイコー(大丸興業)というメーカーを知っている人さえももう少なくなってしまったのではないだろうか。僕はけっこう好きなメーカーだったのだが・・・。(今調べてみたら、去年まで釣具の事業をおこなっていたらしい。)

今見てみるとバットのところには何の装飾もなく、レタリングで商品名がプリントされているだけのお粗末な作りなのだが、あのころ、輸入物のルアーロッドというのはものすごく高価でグリップ全体をねじってリールを装着する方法や当時は一番性能のよかったハードリングガイドを使っていたり、なんとなく外国の匂いのするこのロッドはなかなかイケていたのだ。(事実、今回バットのところを見るまで日本製とは思っていなかった。)
長らく記憶の中から消えていたが、学生の頃、バス釣りばかりしていた時に陸っぱり用に買ったものだ。根来と粉河の間に桜池という用水池があり、そこで使うために買ったのだ。魚が小さいので固いロッドだと面白くなく、4インチのワームを1.5グラムくらいのシンカーで使っていた。
就職し、上司の付き合いで再び海に向かうようになり、再びバス釣りに戻った時にはアルミボートを購入しスタイルだけは本格派だったのでこのロッドはとうとう物置の奥の奥から出てくることがなくなってしまったのだ。
そんな古き良き思い出をひっさげ、満を持してのデビューだったはずなのだが・・・。

リールはよくない。一応、ダイワのタグがついていたのだが、税込み2,310円。よく見たら、本体にはロゴがない。ダイワもよほど自信のない作品なのかもしれない。「スポーツライン」というモデル名だが、これはダイワでは伝統のある名前だ。僕が小さい頃、ボラ釣りにいそしんだのは確かこの名前のリールだった。
それなのに残念だ。ハンドルが重くて魚が掛かっているのかいないのかがわからないのだ。やっぱりいいものを買っておかないとダメだ。こと、リールに関しては、安物買いの銭失いという箴言は生きている。

帰りの道中もさわやかそのもの。
久々にキャプテンシートを引っ張り出し、くつろいだ気持ちで操縦しながらの帰投となった。

  

やっぱり釣りにきてよかった・・・。
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